主人は二人兄弟でした。義兄には男の子が一人。
私達は子供が居ない共働き夫婦でした。
自転車に乗れるようにしてやって「まるで主人の子みたいね。」って
親戚に陰口叩かれるほどでしたが、まさかそれが本当だったとは。
義実家は後継ぎのいる仕事をしていて、義兄が後を継いでいました。
当然義兄嫁には後継ぎ、しかも男の子を生むように重圧がかかっていたが
結婚して五年たっても子供が出来ない、義兄が最近外で遊んでいるようだと
危機感を持った義兄嫁が当時大学生だった主人の朝の寝込みを襲って
既成事実を作ってました。そのころまだ大学生だった主人は実家の母屋住まい。
義母も義父も義兄も仕事に出てしまうので、家には義兄嫁と主人だけ。
主人も一度既成事実が出来てしまうとずるずると関係を持ったそうです。
そして義兄嫁の妊娠。主人と義兄は同じ血液型で容姿もよく似てるので
大丈夫だからと義兄嫁は言うけれど、主人は罪の意識で就職と同時に
家を出ました。
何年かたった後実家の家業が少し傾き、人を雇うより身内をという事で
主人が家に戻ることになり、お見合いをして結婚しました。それが私です。
私には子供ができませんでしたが、上で書いたように主人は甥をとても
可愛がりました。「自分の子が居ないから仕方ない。」と親戚に言われてました。
その頃義実家の家業ははっきりと傾き、家屋敷も抵当に入ってました。
義両親もすでに亡くなっていて、義兄はなんとか持ちこたえるように右往左往している時に
主人は青で横断歩道を渡っている時に轢き殺されました。
遺体を前にして、義兄嫁が甥を連れて来て「この子は義弟さんの子です。
死後認知をするように裁判を起こします。ですので賠償金等勝手に使わないで下さい。
半分はこの子のものですから。」と静かに言いました。
その後はもう想像もつかない大変な事になりました。
主人の遺髪から死後認知。義実家倒産。と続きました。
義実家を倒産させて、身辺整理して義兄は友人を頼って遠方に働きに行きました。
義兄嫁は甥が相続する主人の賠償金で暮らしていくつもりだったようですが
その当時まだ非嫡出子は相続権が嫡出子の半分でしたので、貰った額が思ったより
少なくてかなりごねました。
それより大変だったのは、この騒ぎで甥は誰も信じられなくなったことです。
すぐ不登校になり義兄嫁に暴力をふるうようになったのです。
いろいろあったのですが、甥はSOSを義兄に出し、義兄が甥を引き取って行きました。
実子でもなくても血のつながりのある最後の二人だからと。
当時15歳だったので、甥の希望で義兄と養子縁組して遠方で暮らしているそうで
年賀状で近況を知らしてくれます。もう大学生だそうです。
義兄嫁はどうしてるか知りません。
旦那もそんな状況で見合いとはいえ結婚した心境も理解不能
えっなんで?
賠償金もらうためって書いてあるも同然じゃん。
家業が傾いてるからお金なかったんだろ
「夫が子の出生を知った時から1年以内に提起しなければならない」そうですよ。
当時15歳じゃもう無理じゃないの?
使い切ってそうじゃない?
行き当たりばったりな義兄嫁だね
義兄嫁は義兄から慰謝料請求されて
トントンくらいになる可能性も十分にあったね。
義実家の倒産を考えても、
黙ってて義兄に養ってもらってた方が安泰だったかもね。
そのときは沈みかけた船のそばを通りかかった豪華客船!に見えたんだろうなあ。
ちなみに今年の7月頃に最高裁判断が出るまで
「自分の子ではないとわかった時から1年」という解釈で裁判されたケースがあるけど
いまはガチで1年以内じゃないと提訴できないからカッコウし放題だよ
嫡出否認
夫婦が婚姻した後に産まれた子どもは夫の子として推定され嫡出子になる
これに対して父親が父子関係がないことを訴える
親子関係不存在確認
妻が夫の子を妊娠することが不可能な事情が客観的に明白な場合のみ
(長期別居中とか夫が刑務所とか、そういうときに産まれた子)
>>986に書いた通りの分類になるから、このケースだと嫡出否認で間違いないよ
あとは>>984が書いてくれた通りで今年の7月からは自衛のためには子が生まれたらDNA鑑定必須