大学の寮に入ってから以来、実家には一度も帰らず、親はもちろん地元も人間と一切関わらず、10年近く経っていたと思う。
結婚しなければ、もう実家に帰るのは親の葬式くらいかなと思っていた。
そのうち縁あって結婚、仕方なく親には事後告知した。
これには深い事情があるのだか、それはまた別の話。
結局、形ばかりの結婚式をして、さあ親戚連中にはどう紹介するかと親に言われ、
じゃあ、正月に来れば一度に済むからそうすると言った。
その日、初めての嫁と一緒の帰省ということで、結構フォーマルな格好で、土産にこっちの名産品と、嫁のお手製の郷土料理を持てるだけ持参していった。
車で3時間かけ地元到着、まあ嫌ならすぐ帰ろうと思いつつ、実家の玄関の引き戸を開けた。
なんと、親戚連中が随分会わない間に、皆すっかりDQNになっていた。
もともと、自分の親は兄弟が多く、結果従兄弟も多いのだが、その従兄弟連中が全員ヤンキー、そろってジャージの上下みたいな格好で髪の毛もカピカピ、そんなのが部屋に10人以上ワラワラと居て、尚かつすっかり酒で出来上がっていた。
親の兄弟たちも、へんなイヌのイラストの服をきたり、パジャマみたいな格好で居て、タバコをふかしながら何かとんでもなく凶悪な視線を投げかけて来る。
とはいえ、実家だし、何の頼りにもならないが親もいるので、一応席に座ったが、それからはもう針のムシロだった。
みんなこっちをチラ見しながら、ただテーブルの上の食べ物をつまむ、酒を飲む以外することもなく、シーンと静まり返ってしまった。だから、自分と自分の嫁が2人で、それからそこを脱出するまで、気まずさを紛らわすのにどうでもいいことをしゃべり続けることになった。
そんな時嫁が、地雷を踏んだ。
「よかったら食べて下さい」となにげなく親の弟家族に持参した郷土料理(大皿山盛りという量)を勧めた。
すると、突然そこにいた親の弟の嫁(=A)がぶち切れた。
「うちの息子たち(中学不登校のコミュ障兄弟)がインスタントラーメンの麺しか食べられないこと位知らないのか」というような内容だった。
要は、ものすごい偏食だって事らしく、普段は主食として、インスタントラーメン(汁なし具なし)しか食べないという事だった(といっても、ジャンクフードはのべつ幕無しに食べてるように見えたし、その席でも実際食べてた)。
自分がいくら工夫しても、手料理をたべてくれない、安易に息子たちにまで食べ物を勧めるなと急に怒鳴られ、嫁も自分も唖然としていた。
すると、そのコミュ障兄弟、なんとその郷土料理を、勧めた途端ぶち切れてるAの陰で、大皿ごと抱え込んであらかた平らげてしまった。
それを自分ら2人、Aの肩越しに見てしまって、さらに唖然。
あれだけの量2人で食べてしまったという驚きとAの料理は食べないのに、自分らの持参した手料理は食べれたという気まずさとで、もうこの修羅場から逃げ出すことしか考えられなくなってしまった。
程なくして、自分と嫁とは、無言で繰り広げられる、自分らの持参した土産物の奪い合いを横目で見ながら、ちょっと寄るところがあるからと、2度とそこには戻らない覚悟で逃げるように実家を後にしたのだった。
‥というか、結局その後いろいろあって、実家は人手に渡り無くなりましたとさ。
スレ汚し、失礼しました。
全体的にこわー
親もこわー
マルチ乙
向こうでも受けたからね
うちの親戚縁者、みんなDQNでほぼ無職、仕事してる奴もみんなある特定の団体職員、縁故で就職。ちなみに役所関係。
一族ほぼ同じ地域に固まって住んでる。
うちの実家、結局人手に渡ったのだけれど、それやったの従兄弟の中の一人だよ。
まあ、だまされたオヤジが屑だけど、やった従兄弟も最低だ。
今はこいつら相手に裁判やったから、もう問答無用で地元とは縁切りだよ。
でも、言っちゃ悪いが、うちの嫁さんも同じくらい身内がひどい。
ひとつ間違ってたら、嫁さんの実家も取られて無くなってたところだった。
義父の実弟とその取り巻きの連中のおかげで、嫁の実家も無くなりかけて、家裁行ったり、精神科行ったり、いろいろ大変だったことはまた別の話。
何とかうまく撃退できたけど、たまたま運が良かっただけだ。
そういう事情で、嫁さんも身内とはほぼ絶縁状態にある。
今は、やっと生活安定したよ。
なんだか、色々トラブル乗り越えているうちに、世の中随分進んでんのにビックリしたくらいだ。
幸い、自分も嫁も強くなった。辛かったけど無駄はないもんだ。
いろいろ思い出してついスレ汚し。