伊丹空港着陸予定の飛行機が、天候不良のため上空待機。
飛行機は上昇したり、フリーフォール系のふわっと落ちるのを繰り返す。
落ちる時の内臓を置いてくる感じが気持ち悪いし、
天候回復まで10分程度と言ってたのに、その時間を過ぎてもアナウンスなし。
乗客少なかったけど、むせび泣く子供の声とか、女性の小さな悲鳴とか聞こえてくるし。
こっちも座席を握り締めて歯を食いしばって耐えてたけれど、
あまりの事態に、遺書とか書いた方がいい気がするし、心臓も変な脈を打ってくるしで
本気で死ぬのかも知れないと思った。
でも、しばらくすると、飛行機がぐんぐん上昇して機体が安定。
地上を見ると、前方後円墳が二つ並んでるのが見えて、関空に向かってるのが分かった。
その数分後、ようやく機内アナウンスで関空着陸しますと言われて時計を見たら
着陸予定時刻より、40分が経過していた。
実際関空に着陸したのは1時間後。
空港で地上スタッフが伊丹までの交通費2千円を配っていたが、
正直あんな怖い思いをしてコレだけか?と腹立たしかった。
しょぼいかもしれないけれど、10年は寿命縮まったと思われる修羅場でした。
こえー
無事着陸できてよかったなぁ
似たようなことあった
飛行機の行き先は本州の雪国、季節は冬、運悪く着陸する空港周辺は吹雪だった
上空のフライトは普通だったんだけど、
目的地付近までくると空港の上に分厚い雪雲があってまともに滑走路が見えない
飛行機は着陸態勢に入り、滑走路近くまで高度を下げたんだけど、
着陸直前にエンジンを吹かして急上昇
さらに機体を30度くらい傾けての急旋回
すぐ眼下に海面が見えててびびる
再度のアプローチ・・・でもやっぱり急上昇
機内がちょっとざわざわしはじめる
おいおい大丈夫かよ、と俺の頭の中もちょっと修羅場
しばらくそんなトライが続いた
窓から空を見てみると、雪雲は分厚いけどかなりの速度で流れてて、ところどころ切れ間がある
そのうち機内アナウンスがあって、天候を見ながら着陸を試みていること
雲の切れ間にタイミングがあえば着陸できるが、
あと1回挑戦してダメだったら燃料もやばいので
別の空港(200キロ以上離れてる)に降りることを告げられた
ラストアプローチ、
機長頑張れ!と念じながら、地面や滑走路どころか
白い雲と雪以外何も見えない窓の外をじっと見ていた
でも滑走路近くになるとさーっと雲が晴れて下が見えてきた
タッチダウンの衝撃とともに、機内に「おおー」というため息にも似た小さな歓声があがった
最後の最後で無事着陸、機長まじグッジョブと思った
それ以来、雪のフライトはちょっと怖い