両親は既に他界して姉と二人暮らし
俺の母親はもともと心臓が体が弱くて俺を産んで少し経って亡くなって父親に育てられた
ただ、母がタヒんだ直後父はどうしていいかわからなかったので
俺をしばらく母親の親友のところに預けたらしい
落ち込んでた父親の支えになっていたみたい
ちなみに母親の親友も早くに旦那さんを事故で亡くしてそのときに両親が色々と
支えになった経緯があってそのことから俺を預かることを引き受けてくれたそうだ
まあ色々と事情があったんだろうけど父親が俺を引きとって
二人で生活するようになったのが3歳になってから
それからしばらく母親の親友とも交流があったみたいだけど父親が仕事を変えて
引っ越してからはだんだん疎遠になっていった
「家族がひとり増えると思う」
で、数日後女の子を連れて帰ってきた
父親「今日から俺達の家族になる〇〇だ、お前の姉さんになる」
俺「え?どういうこと???」
親父が後見人として引き取ってきたということだった
まあこれは後から聞いて分かった話だけどね
姉が最初に言った言葉は今でも憶えている
「私がお姉ちゃんでごめんね」
深く感謝していてずっと仕送り紛いをしたり、毎年母親の命日には母親の親友を訪ねていたそうだ
母親の親友が病気で入院した時も休みの日にはお見舞いに行ったりしてずっと関係は続いていた
その時に姉を引き取ることを決めたそうだ
姉は最初施設に入ると言っていたがらしいが父親が説得して一緒に暮すことに決めたらしい
ただ高校へ通わせてもらうことをすごく申し訳なさそうにしてて
ある時、学費のことで父親にバイトするっていったら普段物静かな父親が大きな声で怒ってた
つくづく堅物で真面目なおっさんだなーって怒った姿みて思ってた
当時はそんな姉をあまり好きにはなれなかった
まあ好きになれなかったというよりはいきなり知らない女の子が家に来て姉さんだって言われても
実感沸かないってのが正直な気持ちだったかな
でも時間が経つと不思議なもんでなんとなく家族っぽく生活するようになっていった
不幸は続くもんで俺が中3の秋頃に今度は親父が倒れた
大動脈乖離とかなんとかって血管の病気で、今までみたいに仕事ができなくなってしまった
ちなみに父親はもともとは医療機器販売の代理店かなんかに勤めていて営業と配送をしていたけど
割と仕事の時間が不定期だった為、俺を引き取る時に建築関係の仕事に転職、
肉体労働者として働いていた
だから今まで通りの仕事はできないはずだった
父親は真面目で自分の仕事に誇りを持ってたから無理したんだろうな
2度目倒れて即ICU行き、2週間くらいで亡くなった
なんかよくわからないけど会社の人が来て、葬儀の手続きや手伝いしてくれたけど
俺はもうどうしていいかわからなかった
父親が残してくれていた貯金とわずかだけど保険金も降りたのでなんとか生活することはできた
姉が葬式が終わって落ち着いてからこう言った
「血は繋がってないし、まだ家族と思ってもらえてないかもしれないけど一緒に頑張ろうね」
落ち込んでどうしようもない状態だった俺はそんな姉の気丈な姿と言葉で救われた
おかげで俺は冷静になることができた
そしてその後少し考えて俺は精一杯の強がりのつもりでこう言ったんだ
「家族だとは思ってるよ。でもおねー(姉をこう呼んでる)は俺に縛られなくてもいいんだよ?」
「おねーも色々大変だと思うし、バイトしながらなんとか俺一人でやっていけると思うから」
「〇〇くん(おねーは俺をくん付けで呼ぶ)高校生が一人で生活するの大変だよ?」
「迷惑なら別々でもいいけど・・・私を引きとってくれたお父さんみたいに私は◯◯くんが高校卒業するまでは見守りたいんだけどだめかな?」
姉のことを意識しだしたのはこの時からだったと思う
それまではちょっと親密なただの女の子の同居人程度にしか思っていなかった
というか思わないようにしてたって感じかもしれない
歳がたった3つしか違わないのにすごい大人だよなーって今でも思うw
日雇いのバイトを始めた
姉にはバイトなんてしなくても大丈夫だよって言われたけどね
日頃色々と面倒みてもらってばかりだからどうしてもお礼がしたかったのね
その時の自分の気持ちは姉のことが好きとかそういうつもりはなかった
ただ姉の喜ぶ姿をみたかった
それすでに好きになってんじゃん
美人というよりはかわいいタイプで、弟からのひいき目かもしれないが
モテるタイプだと思う
彼氏ができてもおかしく無い容姿だと思うけど、化粧は薄くて服装も地味で見た目は大人しい感じ
身長は160センチくらい、まあスラっとしてるとは言えないけど太ってはいない
おっぱいは・・・大きくない
サイズは姉の服みればわかるし、問題は俺のセンスだけだけどwww
1着はツーピースのスーツ
仕事に来ていくスーツがもう1着欲しいなぁって言ってたから
こっそり持って行って仕立ててもらった
もう1着は私服だったんだけどこれ買うの恥ずかしかった
まあ俺はセンスがないので一応同級生の女の子二人に頼んで一緒にお店に行ってもらったんだけど
自分たちの服探しに夢中になって俺涙目・・・
店員さんには彼女さんへのプレゼントですかー?って聞かれて
「ちっちっちがいますよ!!!!姉のです姉の」って焦って返事したら吹き出してた
姉が彼女だったら・・・って妄想は少ししてたけどね