所々フェイクがあるので、ツジツマが合わない部分があってもご容赦を
去年のこと
我が家は玄関先に幾つか水槽や睡蓮鉢を置いて、
その中でメダカやザリガニや亀やナマズなんかを飼っている
玄関は公道から奥まった位置にあるけど、たまに近所の子供が水槽を覗いている
こちらも増えたメダカやザリガニをタイミングが合えばあげたりもする
ここまではよくある光景
近所だった事もあり昼休みに見回りも兼ねて職場の制服(ナース服)のまま一旦家に戻った時、
知らない女が水槽鉢の前でがさがさしていた
私は過去にカッターナイフを振りかざした基地外に追い掛けられた事があり、
サシで対決する勇気が無かったので、とりあえず物置で置いてあった高枝切りばさみを構えて潜んでいた
警戒しつつ様子を窺うと、持参のしまむらの袋にメダカを詰めたいのか、
水槽鉢を素手で掻き回している
しかしメダカはそこまで愚図じゃない
諦めたのか隣のザリガニ水槽に挑むが、ザリガニの隠れ家として色々入れてあったのと、
これまたすばしっこいザリガニで捕まえられなかったらしい
また諦めたのか隣の巨大水槽へ
この巨大水槽には全長30cmのミドリガメが居る
ミドリガメは20歳のオッサン亀で、20年共に育った言わば私の兄弟のようなもの
連れて行かれたらどうしよう!と、後先考えずに高枝切りばさみを構えて物置から出た
その時、女が叫んだ
「ぎぃやあああああああ!!!痛い!!!痛い!!」
何事かと思って見たら、女の人差し指にミドリガメがガップリ食いついていた
食いつかれた指からはちょっと流血していたと思う
高枝切りばさみを構えたまま唖然として見ていたら、
私に気付いた女がミドリガメごと手をしまむら袋に突っ込み、そのまま逃走しようとした
私はとっさに突高枝切りばさみで女を足払いして、その衝撃で女は転んで、
更にミドリガメ入りのしまむら袋は元の巨大水槽に落ちた
この時になって家に居た父と、一緒にお茶飲みしていた近所のおじさんが女の絶叫に驚いてやってきた
(その時私は、倒れて喚く女をナース姿で高枝切りばさみでトゥ!トゥ!と突いていて、
一瞬おやじ二人でどっちが奇声を発した基地か分からなかったと←後日談)
女はおじさんと顔見知りらしく、私は女を父に託し、事のあらましを話し、
ミドリガメの無事を確認してから取り合えず仕事に戻った
おじさんは町内会の仕事をしているので、顔と家が分かったらしい
女はあちこちで鉢植えや玄関先に出してある物をくすねていたらしく、
近所で無くなったものが女の家の玄関先にあったり……という話もあったそうだ
女のご主人とお舅さんが菓子折り持ってきたけど受け取らなかったよ
取り合えず警察には相談して、その後は来てません
このあたりは悪い意味で「牧歌的」なところで、軒先や私道に色んな物を無造作に置いている人も多い
(防犯意識の低い田舎ってことです)
女の言い分は、玄関先に出してある=みんなのものだから使ってよい、だそうで、
永遠に分かり合えそうにない
以上です
ちなみに高枝切りばさみは果物キャッチャー付きでした
ミドリガメの顎の力は噛まれた事が無いので分かりませんが、
固い煮干しをポテチのようにたやすく食べています
乙!
しかし高枝キリバサミで応戦してるのを想像して笑った。
ごめんよー
クソワロタwwww