昨日、実家に帰ってきて聞いた話なんだけど。
とりあえずメモにまとめて夜にでもまた来る。
つ＞真っ赤なバスローブ
つ[ブランデーグラス]
140の時点でつけておくべきだったと今気がつきました。
メモに起こすと、ロミオ要素が薄くなってしまったのでお茶うけ代わりに。
皆様、あったかくしてください
私と元旦那はお見合いで結婚した。
中に入った人に「真面目で優しい人」と聞いて「あまりにありがちｗｗｗ」と思っていたけど、本当にそんな人だった。
友人全員・職場の人からも「平凡ですが、彼は本当にまじめで優しい人物です」と結婚式のスピーチで繰り返されていた。
結婚して初めて他人と暮らしたわけだから、習慣とか何かと違う。
ちょっとした口げんかみたいなこともある。
元旦那が職場で何気に愚痴っても「新婚さんだなぁwww」とあったかい返事が返ってきたらしい。
そこで元旦那の脳内で「新婚さん→喧嘩しても許される（実家ではたとえ口げんかでも許されなかったそうだ。結構厳しい家だった）→何やっても許される」というホップ！ステップ！月面着陸！みたいな三段論法が出来上がってしまった。
「ひどい！！」と私が詰っても、「俺ら新婚だからこんなこともある」という元旦那。
さすがに新婚早々こんなことを親に相談できずに遠回しに伝えても「新婚だから、まだ慣れないから」なんていう的外れなアドバイスが返ってくる。（私もぼかし過ぎていて親に伝わっていなかった）
結局、外で元旦那に殴り飛ばされて顎骨折して、（たしか一緒に買い物に出て、ショーウィンドウの中の服、赤い柄がいいか、グレーがいいか、みたいな話から殴られた）そのまま入院→離婚だった。
結婚してちょうど７か月だった。
これが５年前の話。
年末年始は飛行機が混んでいるし高いので正月を避けて帰郷する。
実家はもう定年後なんでのんびりしているしね。
そしたら母が大みそかに元旦那が来たと教えてくれた。
よれよれの恰好で臭ってきそうだったと。
門の外で『何の用だ？』と父。
『正月を過ごしに。（私）さんも一人で寂しいでしょうから』
『お父さん・お母さん（本当にこう言いやがったそうだ）もお歳ですからこれからは孝行させていただきます。（私）さんとやりなおすために、わざわざ来ました。家に入れてください』
今年の大みそかは寒かったよね。
でも、父は「あなたは娘に大けがさせて、離婚になった。赤の他人以下の人間だ。家に入れるわけにはいかない。帰れ！」と薄着で（部屋着のままだった）しつこく粘る元旦那を追い返してくれた。
元旦那は行くとこなかったらしいが、普段はおっとりとしている父が鬼のような顔して怒鳴りつけたのですごすごと帰ったらしい。
元旦那の脳内では私と結婚していたころに、私の実家で（一回だけ）むちゃくちゃ歓待されたお正月があって、今来ても同じように歓待されると思い込んでいたらしい。
「前はあんなに歓迎してくれたじゃないですか」という元旦那に「それはあなたが大事な娘の夫で、娘を大事にしてくれると思ったからだ。あなたの人間性がわかった今は門の中に一歩たりとも入れる気はない」とか言って、お父さんに惚れなおしたわ、と母はちょっと楽しそうだった。
父は正月中、風邪をひいて熱を出していたんだって……。
ありがとう、お父さん、と心から思った。
そしたら折り返し、土下座さんばかりの勢いの電話がかかってきたそうだ。
そこでちらっと聞いた話では、元旦那、私に暴力振るって離婚になる→周りの人間、「あれ？元旦那君、実際はそんな人間なのか？」→信用されなくなる→仕事・人間関係がぎくしゃくする→失敗する→余計に信用されなくなる
の悪ループにはまり退職。
今は本当にホームレス寸前になっているらしい。
前は同じ失敗しても人柄で周りがカバーしてくれていたんだろうな。
信用もあったし、決して無能な人ではなかった。
何であんなにも人が変わってしまったんだか……。
「一度付き合った女はどんな別れ方をしても一生俺の物。」
「モラハラしようが浮気しようがDVしようが嫁は俺の事を愛してる。だって愛し合ってるから結婚したんだもん。嫁は俺にベタ惚れ。」
こういう思考に走る男が頭を過ぎった
