1つ男からの修羅場報告です・・・。
彼女は短大卒で、
俺の会社の事務(一般職)でした。
うちの会社の場合、
一般職で短大卒と言うと、
大抵30歳前には
結婚して退職してしまいます。
そういう意味で、
彼女は退職を
目の前に控えているのに、
彼氏がいなくて焦っていたんだと思います。
俺は入社2年目で
彼女のいる部署に配置換えになりました。
俺の仕事はいわゆる営業で、
彼女は俺の下でコピーを取ったり、
お茶を入れたり、と
普通に働いていたんですが、
ある日、
人生相談ということで夜に呼び出され、
酔った勢いでH。
その後、責任を取れ!と言われ
そのまま付き合ってしまいました。
実際、彼女は美人でスタイルもよく、
家庭的で料理もうまく、
まぁ、いいかな、と言う感じで
特に不満も無く付き合い始めました。
あんなに美人で家庭的な女が、
28歳まで売れ残っているのだから、
何かしら問題があるに
違いなかったんですよね。
でも、俺も若かったし、
年上の美人と付きあっている、と言うのに
ちょっと舞い上がってました。
問題は半年後におきました。
彼女が妊娠した。
といってきたんです。
「げ!マジで!!」と思い、
彼女に何度も何度も確認しました。
そうしたら、彼女が病院で貰った
「妊娠手帳」を持ってきて、そこに
「妊娠4週目:問題なし」と書かれていました。
「本当に俺の子?」
とはさすがに聞けなくて、
しばらく悩みました。
でも、彼女は28歳で、
昔から結婚したいと言っていたので、
このまま結婚しないといけないのかも・・・。
と半泣きになりました。
俺は結婚なんてしたくありませんでした。
でも彼女は妊娠をすごく喜んでいて、
両親も孫が出来て喜んでいる。
とか言ってきたのです。
「もう話しちゃったの?」
というと、
「早く旦那さんを連れてきなさい、って言ってる」
とどんどん一人で
話を進めて行っちゃいました。
そのうち
「仲人はどの人(上司の事)に頼む?」
と具体的になり、
「だめだ、結婚するしかないのか?」
俺が諦めかけた頃、
びっくりするような話が
俺の耳に入りました。
俺は彼女との結婚に悩み、
彼女と同期の男の先輩に相談しました。
その先輩は同じく
彼女と同期の事務の人結婚していました。
そして、奥さんはすでに退職しています。
と切り出すと、
即先輩と先輩の奥さんが
「別れなさい」と言ってきました。
そして、
「このまま付き合うと、
子供が出来たとか言ってくるよ」
と先輩が付け加えました。
「え??もう言われてるんですけど」
というと
「あ~あ・・・」
と二人でため息をつかれました。
二人の話によると、
彼女は昔、
同じように付き合っていた人
(いずれも社内恋愛)に
付き合って半年後に「子供が出来た」と
嘘をつき、結婚話を進めたそうです。
結局嘘がばれ、結婚は破談。
ついでに、彼女には
ブランド物を買うために作った借金が
いまでも500万円以上はあるはず。
と奥さんに言われました。
親にも話したと言っているし、
今度は本当っぽい。
というと、
「昔は、たしかお姉さんの
妊娠手帳を見せていたよ。
本当に○○の名前だった??」と
奥さんに言われました。
(この時点で、
俺は絶対に結婚だけはしたくない。
と思っていました)
でも、取り合えず、
彼女が妊娠しているかどうか確かめよう。と思い、
彼女に連絡をして彼女の部屋に行きました。
でも、彼女が妊娠手帳を
なかなか見せようとしないので、
彼女がお風呂に入っているときに部屋を物色し、
彼女のかばんに入っていた
妊娠手帳を盗み見しました。
すると、なんと
彼女の本名が入っているんです・・・。
しかも、日付も当時のもので、
妊娠経過は現在進行形。
「やばい、今回はマジだ」と
俺は頭の中が真っ白になりました。
彼女に何も言わずに部屋を出て、
先輩の部屋に泣きつきに行きました
(今思うと情けないが・・・)
先輩とビールを飲みながら、
「24歳でパパかぁ」
などと先輩につぶやかれ、
俺は半泣きになりました。
その時、先輩の奥さんが
「○○(彼女)とはいつから付き合ってるの?」
と聞いて来たので、
俺が「半年くらい前から」と答えると、
奥さんが
「ん~~?なんかへん~~。」
と言いました。
でも、先輩が
「これ以上話をややこしくするなよ」
と奥さんを止めたので
奥さんは奥にひっこんで、
誰かと電話をし始めてしまいました。
その夜、俺は
先輩の家にずうずうしくも泊り、
次の日の早朝、
一度自分の部屋に戻り、
出勤する事になりました。
早朝自分の部屋に戻ると、
彼女から山のように
留守電が入っていましたが
聞くのが面倒だったので
全部消去してしまいました。
(携帯の電源は切ってあった)
そして、会社で先輩に再び会い
「面白い事があるから、
今日また俺に家に泊りに来い」
と言われました。
その日、俺は上司に頼んで
一日中外回りをし、
彼女とは一度も顔を合わせることなく、
夜また先輩の家に行きました。
奥さんがすぐに
一枚の写真を見せて来ました。
「この人、見た事無い??」
と言われたので、
よく見てみると、
同じ人の写真が
彼女の部屋に置いてあったのを思い出しました。
「これ、彼女のお兄さんでしょ?」
と言うと
「ちがうよ~。やっぱりな」
と奥さんが言いました。
写真の人は、
先輩達よりもさらに4歳年上の人で、
今はヨーロッパの支社に
派遣されている人だそうです。
そして、彼女のおなかの子供のお父さんだよ。と
奥さんが言いました。
先輩は
「まだ分からないんだから、変な事言うなよ」
と奥さんをしかりましたが、
奥さんは「絶対にそうに決まってるよ」と
俺に言いました。
先輩の先輩の人
(ややこしいのでAさんとします)
は3ヶ月に一度、
会議に出席するために本社に戻ってくるそうです。
そして、俺の彼女は
Aさんに昔から憧れていて、
いつも「結婚したい」
と言っていたそうです。
先輩の奥さんが
友達(まだ退職していない)に聞いたところ、
彼女は
Aさんと「付き合っている、結婚できるかも」と
半年前に回りの人に
自慢していたとのことです。
「半年前って、俺と付き合い始めた頃じゃん」
と俺が言うと、
「でしょ?なんか変じゃない?」
と奥さんも言いました。
それから、Aさんが
最後に本社に戻ったのが一ヶ月前で、
彼女の妊娠が今4週目。
計算もぴったり。
と奥さんは言いました。