多少のズレは大目に見て下さい。
まず、前提として、私の母はバツがいっぱいついてる人間で、最初の旦那との間に3人子をもうけ、次の旦那との間に私が生まれ、私で4人目です。
きょうだい構成は兄1、兄2、姉、私となります。
が、向こうの義父母がいわゆる「膿家脳」で、「男は要るが女は要らん」と言って姉の親権を母に譲る事に。
そして母は姉を連れて引っ越し、引っ越した先で私の父と出会い、結婚。
間もなく私を妊娠、出産。
この時に色々問題は起こっていましたが、これを書くと非常に長くなる上、話の本筋から離れてしまうので省きます。
で、私の1歳の誕生日を過ぎた辺りで離婚。
母は2人の子連れとなり、色々とありましたが、現在は私と同居しています。
姉は20年ほど前に結婚し、今も幸せに暮らしてます。
ちなみに父はその後再婚したらしく、腹違いの妹が2人いるらしいですが名前も知りません。
ここまでが前提。
それで、この間私父の訃報が役場の方から届きました。
「滞納していた市民税を払え」との事で。
こっちとしては、30年以上音沙汰なく、養育費も母への慰謝料も払わず、あまつさえ借金を背負わせ、私達親子にとんでもない迷惑を掛けた男の、滞納している市民税を何が哀しくて払わなければならないのか。
そんな思いがあり問い合わせてみると、相続放棄をすればいいとの事で、即家裁に行き手続きを行いました。
この時、何故か姉が、私父の養子に入ったままになっていたらしく、紙面上とはいえ親子に。
それが原因で、姉の元にも市民税の督促状。
で、姉も相続放棄。
それで、一段落したはずでした。
しかもこれが、なんと兄2から!
姉は結婚した時に、古い住所を辿って兄1、兄2、姉父に会いに行った事があり、兄2はその時の記憶を頼りに興信所に頼み、探し当てたそうで。
第一声が「やっと見つけた」だったそうです。
それで、話をしていくと、それが姉父が亡くなったという連絡でした。
そして、姉に会いたい、母に会いたいと言ってくれたそうで。
そしてこの間、ついにそれが実現して、会いに行きました!
なんと兄2は私にも会いたいと言ってくれて、凄く嬉しかったです。
兄2にしてみれば、生まれた事すら知らない、顔も名前も知らない妹なのに。
近所の個室のある料理店で、母、姉、姉旦那、私、私娘、
そして兄2、兄2奥、兄2娘、兄2息子の計9人。
思わぬ再会で、同時に驚きでした。
私は知らぬ間に叔母になっていた訳で、私娘にもいとこが居た事、母は実は孫は1人ではなく、3人だった!
しかも姑にもなってた!w
衝撃の連続でしたよw
兄2娘は中学生、兄2息子は小学校高学年。
ちなみに私娘は小学校低学年です。
そんなに大きな孫が居た事、兄2が立派になっていた事で、母号泣。私もらい泣きw
母が当時離婚して出て行った時、持って出た写真がいくつもあって、私はずっと話を聞かされて育ちましたし、兄2が目の前に居ても不思議な感じはしなかったです。
違和感なく家族というかw
そうそう会いに行ける距離ではないので、頻繁に会う事は出来ませんが、こうやって一度でも繋がった事が何より嬉しいです。
私の事を妹として認識してくれた事も、すごく嬉しいです。
姪っ子も甥っ子も(くすぐったいw)凄く素直で良い子で、まっすぐ育ってます。
お嫁さんもすごく綺麗な人で、兄ちゃんめ、面食いだなwと思ったほど。
こうしてみると、本当に人の縁って不思議だなって気がしますねw
良かったね
やっぱり、最初の離婚で旦那有責なのに親権が取れなかったのは時代のせいなのかな。
今ではそんな事全く考えられないけれど、
戦前までは男児の親権は有無を言わさず夫!ってのが常識だったってドラマで見たことある。
やっと家族の縁がつながってよかったね。
これからもみんな仲良く幸せにね!
本当に、時代のせいとしか言いようがないですよね。
当時の裁判員?調停員?に、母が訴えを起こすって言った時、「無駄だと思いますけどねぇ…」って笑われたそうで。
今は母側が不倫しても親権は母側に有利なんですよね…。
しかも膿家脳の長男教の教育の成果なのか、兄1は40過ぎてもヒキニートになってるそうで…。
兄2は次男だった為酷い扱いだったそうですが、反骨精神でよじ上った人です。
親権を取れてさえいれば長男も救えたかもしれないのに…と、母はずっと悔しがっていました。
10年ぐらい前の話しなうえ、兄の体験談なので又聞きになるので変なところがあるかもしれない。
兄が昔バイトしていた小さな定食屋なんだが、昼過ぎに出前もやってる。
家族でもたまに食べに行くし、店主も奥さんも良い人で、それなりに安くてうまい。
そこに頻繁に、と言っても週に一度ぐらいなんだが、決まって出前を頼むおばあさんが居た。
何でも息子夫婦と同居しているんだが、奥さんが一日中出掛けなくてはならない日が月に何日かあって、そう言う日に出前を頼んでたんだとか。
で、兄や他のバイト仲間が出前に行くんだが、毎回毎回受け取るときにやれ昨日はご飯が硬いとか、味付けが濃い年寄りに何食わせるんだとか、そんな文句を言ってくる。
バイトが店主や店主の奥さんにそれを伝えて、店主も客だからとそれに会わせようとするんだが、ご飯を少し柔らかくしたら今度はご飯が柔らかい、味付けを薄くしたら味がしないと毎回文句を言ってくる。
それだけならただの煩いババアですむんだけど、どんどんエスカレートして、最初はバイトが「ごめんなさい、店主に伝えます」と言えば帰れたんだが、次第に食器回収の時に待ち構えて居るようになり、しまいには謝って帰ろうとするバイトの腕を掴んで「まだ終わってない」と、一時間ぐらい文句を言うようになった。
それまでは昼時とか時間がかぶる時間帯はメニューが被ったり家が近かったりすると一人が二三件に出前を届けたりしてたんだけど、そうなるとばあさんのせいで他の家に届けるのが遅れる。
だからばあさんの家を最後にすると今度は遅いと文句が追加され…
ばあさんちへの出前が罰ゲームになって、バイトが何人かやめるようになって、兄もやめた。
遂に店主が切れて、ばあさんからの出前の注文に「ウチではどんなに努力してもお口に合うものが作れないので注文は遠慮して欲しい」と電話口で言ってしまった。
それから何回か電話来たけど、同じ事言って拒否。
それから一月ほどして、ばあさんの息子の奥さんからばあさんがストレスで倒れたと店主に連絡があった。
なんでもばあさん、旦那が転勤で見ず知らずの土地に引っ越してきて、旦那はそこで定年まで勤めて退職後数年で亡くなり、息子夫婦がばあさんの家の近くに転勤する際にばあさんを誘って同居。
でもばあさん、50過ぎてからの引越しで友達も作れず、息子夫婦はたまに一日中居ない。
息子夫婦が不妊で孫も居なくて、さびしかったから出前を届けに来るバイトと話しているのが本当に楽しかった、家では出前はいつも美味しいと感謝していた、素直になれなかっただけで反省してるから許してやって欲しいと。
店主はじゃあお見舞いに行きましょうと言って休みの日にばあさんに会いに行って「あんたのせいで有望・有能なバイトが何人もやめてしまって計り知れない損害が出ている」と文句を言ったらばあさん、素直になれないから「それが客に言う言葉か」と返してしまい、店主は「いや、店に損害を出す奴は敵だよ」と言って、帰ってしまった。
これが10年ほど前。
最近兄が店主に会った時に思い出話になって、そのばあさんの話題になったんだが、ばあさん、あの後元気になってまた注文の電話がかかって来るようになったんだが「お口にあうものを作れない〜」でいつもガチャギリしてるんだとか。
店主いわく「あのばあさんに迷惑掛けられた年数×ばあさんのせいでやめたバイトの人数であと15年は注文受けてやんね、まあ、15年立つ前にばあさんがくたばるか俺が店畳むけどな」とのこと。
また「一言でもバイトをねぎらう言葉掛けてりゃ半分はやめなかったのにな」とも。
俺も人に素直じゃないと良く言われるけど、お礼だけは素直に言おうと思った。