かぼちゃ にんじん はくさい にら だいこん
いとこんにゃく とうふ ゆでたまご はんぺん
かきあげてんぷら えびてんぷら ぎゅうすじくし
ぶたにくばら ふらんくふると とりかわ ぶたればー
ながねぎ なまうどん なす にんにく しょうが
さば いわし いか たこ まぐろ ほっきがい
えりんぎ しいたけ えのき やまいも
なにができるかな?
こたえ
嫁特製寸胴鍋煮込みのカレーうどん
冷蔵庫の掃除するのに外に出したら溶けてしまったと
とりあえず冷蔵庫の中で少量ずつ保存されていた何かを全部寸胴鍋へ
ニンニクやショウガも擦ったものじゃなく刻んだだけ
それだけじゃ微妙かなとあれこれ突っ込んでみて
20リットル鍋に半分以上になってしまったので煮れば減るの経験則から煮込む
おかずにするのも量が多いと思いうどん投入
灰汁だけはがんばってお玉ですくっていたら量が減ってきたが
やたら臭いのでカレーの王子様を入れてごまかす
小一時間も煮込んでいると俺が帰ってきたので
「今日はカレーうどんだよ☆すっごい手間かかったんだから彡☆」とにこやかに言い放つ
説教と言うわけじゃ無いが
食事後にどうしてこうなったのかを問い質す
経緯はわかったがまだ半分以上残ってるわけで
今から近所の嫁実家にお裾分けに行く修羅場始まります
実況よろw
いくらカレーが強いと言っても
これは多勢に無勢だろう…
寸胴鍋ごと持って行った
嫁が玄関開けて「おかあさーん」と言った途端に
嫁弟がいきなり居間から飛び出して逃走開始
義弟の危険察知が慣れすぎ
嫁母は「何かしら?」とか明らかに及び腰
嫁父は居間で寝たふりをしていたが嫁に起こされた
「カレーうどん作ったんだけど作りすぎたからみんなで食べてっ☆」
俺は黙って居間の卓上に新聞をひいて鍋を置く
蓋は開けない
開けなくても異臭が全てを語っている
義弟が「俺ちょっと友達に呼ばれたから」とドアで叫んでスクーター全力の音まで2分
嫁のメシマズは親が原因なのはわかりきっている
どんなにえげつない物でも褒めるだけで訂正しないで育ててきた馬鹿親の責任だ
まさか実家に近くて明らかにアレな物を週一レベルで持ってくるとは思わなかったのだろう
俺「嫁さんがなかなか面白いものを作ったのでそれで一杯いかがかと思いましてね義父さん」
嫁父「そうなのかい?じゃあちょっと良い酒でも出そうか。母さんウヰスキーの角瓶あったろ?出してくれるかい?」
明らかに酒で全力逃走するつもりの状態
望むところだ
そこに空気クラッシャーの嫁妹帰宅
嫁妹「ただいまー・・ってっくさっ!なにこのくさいの!?腐った臭いがするよ!?って姉貴かよっ!またゴミもってきたのっ!?」
嫁母「何て事言うの!おねえちゃんがご飯つくってきてくれたのよ?あなたも早くご飯食べる用意しなさい」
嫁妹「絶対やだ。コンビニ行ってくる」そのまま外出
俺「いやあ、毎度こうして義父さんと酌み交わす時間が作れるのも嫁さんのおかげですね」(返品とか言わないけど何とかしろよ)
嫁父「君たちもまだまだ若いのだから、実家に気兼ねなくしなていいんだぞ」(飯だけそっちで食ってろよ)
嫁母「わざわざ気を遣わなくてもいいのに。早めに孫の顔も見たいしねえ」(跡継ぎだけ何とかすりゃいいんだよ)
等々お互いの本音の透けた会話を2時間弱こなしながらも
嫁「お母さん子供はまだ早いよ-もう少しくらい親孝行してもいいでしょ?」と、一切の空気を切り裂く言葉に全員が沈黙
鍋は誰も食い切れなかったので置いてきた
灰色と紫のかかったカレーらしき物の写真とっておけばよかったな
俺はこの田舎の片隅で、この嫁を抱えて生き残ってやるよ
弟妹がそんなにあからさまなのに嫁はメシマズの自覚なし?
何とかしようと努力しない限り実家と同罪だろ…。
マズイって正直に言えよ。