娘の幼稚園で知り合ったママXに某ブランドのバッグを取られました。
Xとはそれまで挨拶ぐらいの付き合いだったけど
私がバッグを持って娘と外出してるときにX親子に遭遇、急接近してきました。
いま思えばそのときからバッグを狙ってたみたい。
Xが「〈私さん〉の家でお茶しようよ。
うちの娘も〈私さん〉の娘ちゃんと遊びたいって」と言うので、私も暇だったしokしました。
X親子は1時間ほどで帰っていきましたが、その後バッグが消えてました。
が、結局みつからず。
とりあえず夕食の買い物に行ってからまた探そうということに。
「〈私さん〉、なんか元気ないよ、どうしたの?」と聞かれたので
Xが来たあとバッグが無くなったと話すとAさんの顔が曇りました。
「あー。Xか…」
詳しく聞いたらXは手癖が悪く幼稚園でも有名らしく、他にも被害者が大勢いて
証拠が無いのでみんな泣き寝入りしていると。
でも無くなったバッグは旦那が私の誕生日にプレゼントしてくれたもの。
絶対に取り返す!ということで一芝居うつことにしました。
次の日、駅前の高級洋菓子店でケーキを買ってXの家へ凸。
ピンポンするとXが不機嫌そうな顔で「何か用?」と出てきました。
「遠慮せずに入ってー」ということで潜入成功。
お茶もそこそこに「早くケーキ食べよう」というXをさえぎって話を切り出す。
「昨日、私のバッグが無くなっちゃったのね。Xさん知らない?」
「えー知らないよう。それよりケーキ食べようよ~」
「あのバッグは旦那に買ってもらった大切なものなの。
だから無くしたりしないように超小型GPSを埋め込んであるの。
GPSって知ってる?人工衛星から電波を受信して
世界中のどこにあっても場所がわかる装置なの。」
「え……なにそれ、そんなの聞いてない」
見る見る顔が青ざめるX。
「この携帯がGPSと連動してて、これで調べると
バッグがある住所が分かるのよ。(携帯を適当に操作する)
あれ?調べてみたらバッグがあるのはこの近くみたい。」
ここであらかじめ打ち込んでおいたX宅の住所を表示してXに見せて
「住所は……あれ?ここの家と一緒だね。」と追い打ちをかけると
Xはブルブルと震えだしました。
「ちょっと確認してみるね。バッグがあればGPSが反応するから」と言って
着メロに仕込んでおいたビヨビヨビヨ~っていうアラームを鳴らしました。
「ほら、やっぱりここだ。この家に私のバッグがある!」
Xはうなだれて黙り込んでしまいました。
「ねえ、もしかして間違って持ってっちゃったんなら返してくれない?」と私が言うと
Xは「そ、そうなのよ。私のと似てたんで間違っちゃって」と
バッグを持ってきて返してくれました。心臓バクバク汗ビッショリでしたw
私は「このケーキは今晩旦那と娘と一緒に食べるの~テヘ」と切り捨てて帰りました。
泥棒に食わせるケーキはねぇ!
そのままXとはCO。それからは園で会っても挨拶もしてないで無視です。
後日談
Aさんや他ママ友にこの話をすると大受けで、
被害に遭っていたママたちが大挙してX宅に押しかけて
「この家はオームストロング値が高いから私の○○があるはず!」とか
「無くなった△△のスペクトル波動を探知したらX宅にたどりついた!」とか言って
それまでに取られたものを取り返してきたそうですwなんだそりゃw
以上、ネタでした。
ここまでくると気持ちいいwww
で不覚にも茶吹いたw