私は飲む専門で、旦那は飲むのも淹れるのも大好き。
最初は個人経営の喫茶店巡りをし、店主と珈琲談義をして知識を深めるだけで満足していた。
ドリッパーやフィルター等は10種類以上所持。
コーヒーカップも15種類ほどあるはず。
流石に電動ミルは3台しかないけど、手挽きミルは17種類くらいある。
変な話、ちょっとした珈琲店より道具が揃ってる。
最近はオールドミル集めにハマっているみたい。
それに伴い、Facebookでも
「今日はこの機種を使ってハンドドリップ。ドリッパーはこれとフィルターはあれ。」
「室温何℃でお湯は何℃を使用し、何分間蒸らしてから何分かけてドリップ。」
とアホなことをたまに語るようになった。
珍しい豆が手に入ったら、行きつけの喫茶店で常連に振る舞ったりもする。
「美味しい珈琲が飲みたい(凝視)」と言われたら、喜んで珈琲を淹れに行くバカ旦那。
喫茶仲間はもちろん、友人・知人にも珈琲マニアと周知されていて、珈琲グッズを購入する時は、大抵相談を受けてるみたい。
相談すれば、旦那が最適なグッズを紹介して、購入前のお試しで2~3ヶ月ほど無償で貸すから。
こう書くとクレクレホイホイに思うかもしれないけど、幸い周囲の人に恵まれているので、トラブルが起きたことはない。
逆にお返しとしてケーキ等をいただくので、逆に気を使わせて申し訳ないくらい。
そうやって和やかにやってきたのに、最近変な人と知り合ってしまった。
なんでも自宅で手挽きした珈琲を淹れたいらしく、珈琲の淹れ方を教えてクレクレされたらしい。
旦那は快諾し、ミルを貸す約束もしたそうで、自宅に招いて説明していた。
旦那が基本的な知識(焙煎・挽き方・抽出方法の違いとか)を教えると
「水はミネラルウォーターがいいの?軟水?硬水?」
「お茶は二度沸かしダメだけど、珈琲はどんな風に沸かしたらいいの?沸騰してから何分間?」
など細かいところまで聞かれ、旦那が
「そんなの決まってないよ。自分で試して美味しい淹れ方を探したらいいよ。」
と答えても
「旦那さんはどうやってるんですか?」
と聞き、普通に水道水を使ってると答えたら
「水道水はカルキが~」
とか、知らんがなとしか言えないことを聞いてるくせに、知らんと答えたら
「え、そんなものなんですか?」
と何故かドン引きしていた。
帰り際、その人の希望に合ったミルを貸したけど、すぐに返却された。曰く
「借りたミルは重くて挽くのが大変。もっと気軽に持ち運びが出来るのが良かった。」
らしい。借りといてその言い草はないんじゃない?と思ったけど、数日後
「手挽きミル買いましたーミャハッ☆」
とFacebookに投稿された画像を見た旦那が
「それを買ったんだ?」
とコメントしたら
「店員さんが軽く挽けるって教えてくれました!お借りしたのは重くって…笑」
とコメントがあり、どういう神経をしてるのか分からなかった。
更に数日後、偶然喫茶店でその人に会ったから、ミルの調子を聞いたら
「あのミルは軽くて持ち運びも出来るけど、全然挽けなくて大変。」
「珈琲豆の香りに包まれて旦那を起こしたいのに、10分以上挽いてもちょっとしか挽けてない。」
「こんなことになるなんて、なんで教えてくれなかったんだ!」
と言われた。
うちの旦那は、ちゃんと説明していたはずなんだけど。
素敵なアテクシを気取りたい人って、神経が分からないことが多すぎる。
以前バイトしていたところの先輩が上京するということで、昨年送別会が開かれた。
送別会は先輩が主催して、先輩が呼びたい人を集めたから、初めて会う人も多かった。
その中の1人がすごくフレンドリーで、送別会をきっかけにFacebookで繋がった。
その人も珈琲が好きらしく、共通の友人が20人以上いた。
それがキッカケで、1度お茶をしたところ
「自宅で珈琲を淹れたいと思うけど、ミルがない。ミルが欲しい。」
と言われ、旦那がミルを無償で貸してる話をしたら
「え?それってもらえるの?」
と聞かれた。
あくまで貸しているだけと説明しても
「沢山あるなら1つくらいいいじゃん!旦那さんにくださいって伝えてよ!」
と言われた。
それっきり会ってないけど、未だにFacebookで
「そのミルいいね!ちょうだい!」
と書き、喫茶店巡りを投稿したら
「私もそこに連れて行って~!お金は旦那さん持ちで♪」
と書いてくる神経が分からない。
やっぱ淹れてもらう珈琲は美味しいよ。
自分で作る時はインスタントだけど。
道具にこだわるなら豆にもこだわってそうだし。
金持ちの匂いがプンプンするw