初めての子供だけのお留守番に姉妹ではしゃぎ、夕飯にスーパーのお寿司やその他諸々を買って、袋詰めを終えて帰ろうとした時、
しらないオバさんが私達の袋をすうっと空気みたいに取っていきました。
ビックリして姉と二人「あの、それ私達のです」と言ったんですが無視され、追いかけて何度も「それ私達のです、間違ってます」を一生懸命に繰り返しました。
出口まできても無視され続けていたので、もう無理に取れ返そうと袋に手を掛けると
「泥棒!泥棒しないでっ!」と騒ぎだし、こっちも「泥棒じゃない!それうちの!」と反論しながら手を離さなかったら、スーパーの店員のおばさんがこっちにきました。
が、その人は泥棒おばさんの知り合いだったようで。
「泥オバさん、どうしたの?」
「この子達がウチの荷物盗ろうとしてるの!私急いでるのに!」
「それは大変、早く行きなさい」
といった感じに私達を引きはがし、泥オバを逃がそうとするので「違う違う、それはウチの。ちゃんと中身見てー!」と姉妹で騒ぎました。
この時はまだ、泥オバが間違えているだけだと信じていた。
こちらはパニックの中『そうだ、お母さんが来てくれれば解決するんだ』と思い、母が居ないことも忘れ「呼んで呼んでお母さん呼んで、おかあさーん!」と叫んでいました。
その間もスーパーおばさんは私を叱りながらも泥オバさんを逃がそうとし、私達はスーパーの袋にしがみつき、
泥オバは「いい加減にしてこのキ○外!」と振りほどこうとしていました。
すると騒ぎをきいてスーパーの若い男の人もやってきて、スーパーおばさんと泥オバの言い分を信じて泥オバさんを助けようとするしで大パニックになっていた時。
「私ちゃん達?どうしたの!?」と声が掛かり、見てみれば隣りのおばさんでした。
その聞きなれた優しい声に気か緩み、
「このオバちゃんが、私達の荷物持ってこうとしている、私達のなのに、私達のなのにー!」
と泣き叫んでしまいました。
泥オバとスーパーおばさんとスーパー店員は「違う違う、この子達が盗ろうとしている」と言うと隣りのおばさんが。
「それは本当なの?その荷物は本当にその人のモノなの?そうならちゃんと中身とレシートを見せて、この子達と私を納得させて」
と言い、しかし泥オバは拒否。
その言葉で「あ、レシート見せればいいのか」と思い当った姉が「レシート私持ってます!」というと、
泥オバは「レシートは先にその子に盗られた。それで危ないと思い、慌てて出ようとした」と言い出しました。
「制服の女の子二人がお買いものをしたのなら、レジの人も覚えているでしょう。そうでなくても防犯カメラにレジの様子は映っているんじゃないの?
それを確かめようともせずねこの子達を一方的に悪者にするとはどういうことなのか!」と怒る。
すると泥オバが「もういいわよ!そんなに欲しいんならあげるわよーーー!」と叫び、スーパーの袋を離し、逃走。
スーパーおばさんと若い店員が「…はい」中身ぐちゃぐちゃになっているお寿司らを私達に渡そうとしてのをみて、隣りのおばさん激怒。
「何だその態度は!この子達を一方的に悪者にして謝罪もないのか!店長を呼びなさい、レジの人と防犯カメラを確認し、本当にこの荷物をさっきの人が買っているのか見せなさい!
でないと○○さん(このスーパーチェーン店の社長さん)に今すぐ電話して来てもらいます!」
お隣夫婦は若いながらも御両親の会社を継いでいて、○○さんは経営者系の会(ライオ○ズみたいの)で、知り合いだったらしいです。
店長出て来て平謝り。しっかり確認します、社長にはこちらから連絡致します等、隣りのおばさんと大人の話し合い。
隣りのおばさんに今夜は両親がいないことを告げると「買ったものはスーパーに返しなさい、こんなもの食べる必要はない、今夜はおばちゃん達と一緒に食べよう」
と家まで乗せていって貰いました。
荷物を置いて、お隣に行き、おばさんがスーパーやら私達の両親やらに連絡してくれている間、お隣の子供たち(当時小学生と幼稚園の姉弟)と遊び、そのうちにおじさんも帰ってきました。
「よし、今夜はおっちゃんらと○○(有名なステーキ屋さん)にいこう!」と言ってくれました。
するとおばさんが「私ちゃん達はお寿司を買っていたんだから、お寿司が食べたいんだよ。○○(近所の有名な高級お寿司屋さん)の方がいいって」
「いや、若い子には肉だ」「この位の女の子達はお肉よりお寿司が好きなのよ!」という夫婦のやりとりの後、結局おばさんが勝ったようで、お寿司屋さんに連れて行って貰いました。
私達姉妹、回らないお寿司屋さん初体験。しかも小さい子がいるからと個室。
初めにドンっとアンキモのポン酢であえた小鉢とお刺身盛り合わせが来て、その後おじさんが
「最初は頼みにくいだろうから、若者達にはとりあえず二人前ずつ持ってきて。それから美味しかったのを追加すればよいから」と言ってくれて、
私達姉妹には二人前の寿司桶と、それから何か分からないけど物凄い美味しいお魚の焼いたのやら、白子の天ぷらとか、どんどんと届き、あまりの美味しさに驚愕!
お隣夫婦は優しいし、お隣の子供達は可愛いし、あれなんで私こんないい目にあってるんだろ、と思ったら、
スーパーでの出来事とその時のパニックが急に襲ってきて、突然うおぉぉーって感じに泣き出してしまった。
おばさんはよしよしって慰めてくれて、子供達がどうしたのどうしたのって心配してくれたので
「だって○○ちゃん達が可愛くって、お寿司が美味しすぎて~~」と、うえっうえってなりながら言っていた。
そのせいが、私と姉の誕生日に、そのお寿司屋さんからお祝いと称してお寿司が届きました。今思えば、お隣さんが頼んでくれていたのかも。
おばちゃんは別件含めてクビが決まったので、首になる職場の為に謝罪する必要なんてないと来なかったらしい。
その時に買い物した分のお金(返してもらってなかった)とお詫びの品物とお金?(中身みていたないので商品券とかかも)を持ってきていたのだけれど、
両親はちゃんと濡れ衣が晴れてこうして謝っていただいたのだからお金なんていりませんと、買い物分の返金しか貰わなかった。
その後また社長夫妻が「大切な御嬢さん達の心を傷つけてしまい本当に申し訳なかった。
そんな気分悪い相手から、何か受け取るのは尚気分悪くさせてしまうかもしれないが、店からではなく、やはり子供の親である私達夫婦からだと思って受け取ってほしい」
とステーキ屋さんの御食事券を持ってきた。
お隣さんにもあの夜のお寿司屋さん代を払おうとしたけれど受け取って貰えず、おじさんに『若い者には肉だよ肉』みたいに言われて、
その晩の御食事代と同等くらいの金額を、そのステーキ屋さんの券にして持ってきたらしい。
ですからこの分だけでもなんとか、とお願いみたいにされ、「いえいえそんなそんな」「そうおっしゃらずになんとか」
みたいな拝み合戦の末、結局いただいので、お隣一家もお誘いして行ってきた。
そん時はお隣さんの口利きで、別に建ててある貸切用の一軒家みたいなトコロで、中には暖炉やらパーカウンターやらがあり、
ステーキ焼いてくれる人の他にバーの人も専任でついていて「こんな世界があるんだ…」とまた吃驚した。
泥オバがちょっとだけしか買い物していないのに、大量のポイントスタンプ(貼るやつ)を
貰っている映像が出てきて、その前もいろいろ調べたら、あの時のおばさん含む何人かがやっていたらしくて、
まとめていっぱいクビに。
という話を、学校で女の先輩グループに呼び出されて聞いた。
クビになった中の一人の娘が同じ学校の先輩だったそうで
「あんたが大騒ぎしたせいで○○ちゃんは転校になって、今まで頑張ってきたのに大会も出られなくなった。
土下座して○○ちゃんに謝れ!謝れよー!」と泣きながら詰め寄られてめちゃくちゃ怖かった。
友達が呼び出されたことを先生に言ってくれて、その場は助かりました。
先輩たちは部活退部になるところでしたが、私の担任が「そんなことをしたら私さんがいじめられる」と顧問に話し、
「私さんが『先輩たちは友達が急に転校になって動揺していただけ。止めさせないでください』とお願いした」
というストーリーを作り上げ、そういうことになった。
ちゃんと謝っても貰った。
>おばちゃんは別件含めてクビ
とあるから、泥ババとグルでいろいろやってたんじゃないかなー。
子供に対してそんな仕打ちができるってどんな鬼畜…。
隣の夫婦がいい人たちで本当によかったよ。
泥オバとスーパー婆はグルだったんだねぇ
レスありがとうございます。
泥がどうなったのかは、残念ながら分かりません。
先週、駅で変な男に絡まれている時に、高校生になったお隣の男の子が友達と助けてくれ、
家まで自転車の後ろに乗せてくれました。
その時に「今度は私がお隣くんをお寿司屋さんにご招待しないとねえ」と言ったら
「馬鹿なこといってないで、私ちゃんは可愛いんだからもっと気を付けないと駄目だよ」
と説教されてしまいました。
私にひっついていた子が、こんないっぱしの男みたいな口をきくようになって、
と感動したので書きたくなったのです。
月日の流れるのって早いなあ。
>>644
Σ(´Д` )えー!? 泥を庇ったオバに子供いるの???
子供がいるのに他の子は平気で傷つけるんだ…。しかも泥の濡れ衣とか。
その後も娘関連で絡まれたりと大変だったね。
そんなクズどものことは忘れて、今後は平和に幸せに暮らしてください。
>私ちゃんは可愛いんだから
これが言いたかったんだろうなあ
それも含めて >こんないっぱしの男みたいな口 ってことじゃん
>>648
ありがとうございます。
泥をかばったオバさんではなく、そのポイントスタンプを仲間内で大量に渡し、
お互いに恩恵を受けていたグループの一人らしいです。
泥かばいオバさんもそのグループの一人で、別件とはこのことです。
どうやらその転校になった人の母親は、苛められていた人のようで、
この件を気に、そのグループから離れられるところに引っ越したみたいです。
うちの両親もお隣さんも、その辺の大人の事情は話してくれないので、あくまで噂ですが。
実はその通りです!!
>>650
いやー、あんなちっちゃくて、ラジオ体操行くときに手をひいてあげてた子が、
そんなお世辞まで言うようになったんだー、と吃驚するやら、なんてやらで。
でも今思い出すと、お世辞でもすごく嬉しい!
>>652
うむ正直でよろしい。
正直者にはこれをあげましょう。