本当に「限界になるまで我慢」をして、
関係者大多数と共に割と悲惨な末路を遂げましたは……
悲惨な結末とは?
イジメたやつ全員再起不能にして何度も刑務所出入りして最後首吊ったってやつ?
そこまで悲惨じゃない、『割と』だよ、今考えるとよく死ななかったなと思いもするけど
当人は沈められたり埋められたりの日々、
ある日に内臓破裂と多数の骨折で入院後に病室に謝罪に押し掛けた主犯たちに
点滴引っこ抜いて数か所刺される
しょっちゅう見舞いに来ていた校外の友達(らしい)が偶然来て巻き込まれ
その子も大怪我
現場にいた主犯達の家庭8戸ほどが引っ越し、
その親達も離婚しただのの噂も流れていたと俺の親が聞いた
病室を教えた最初の担任が転勤?(とりあえず居なくなった)、
後述の退院後にやり返すようになった件に対して
「殴り合いならただの喧嘩でしょう」と言った後任の担任も居なくなる
主犯達がアルコールランプの中身を浴びせただの諸々の件も明るみに出て、
その他三人も責任が如何こうで居なくなる
図書室の本を殆ど読み、校外の図書館でも本を借りて図書委員の当番時に読み耽ると言う
図書委員の見本のようなその子は退院後から変わる
髪の毛は殆ど真っ白、イメチェンかな(震え声
残党が小突くと安っぽいホラーのようにけたたましく全力で笑いながら相手を殴る、
何人に掴みかかられても最初の一人にマウントして殴り続けるバーサーカーにクラスチェンジ
喧嘩の時以外は以前のままっぽかったが図書委員の当番の時に何とも空気が重いので
ふと「やり返すようになったんだね」と言ってしまったら
タヒにそうな目で「だって現実の世の中は肉食動物から逃げる草食動物が
臆病者だと馬鹿にされるんだよ?」となにか悟りを開いてた
図書委員会新聞的なプリントに持ち回りで文を書くのが有ったんだけど、
西行って歌人と和歌の通りの往生を絶賛する内容を書いて
図書委員会担当の教師含めてドン引きさせたりもしていた
二カ月ほどの壮絶な殴り合いの日々を経て取り巻き残党も大人しくなって、
とうとう卒業アルバム制作の季節がくる
グランドで撮影待ち中に砂で目つぶし&袋叩きと言う事件が発生
卒業記念にボタンではなく右目の視力を持って行かれてしまいました、と
んでその当時の担任はこの件の後で辞職、
翌日の出席の点呼中にいきなり倒れたりしたからストレスかな……
記憶の中の事だから多分実際はもうちょっとマシだったはず、
特に延々笑って殴る辺りとか……と言うかそう思いたい
当時の俺はそいつの事も怖かった
小学生のときにそんな壮絶なイジメあった子いたんだ・・・
マジ大人はなにしてたんだよ
胸スー