当時中学生だった妹に頼まれて本を借りに行った時のこと。たまたま友達も連れ立っていた。
図書館の、ティーンというか小中学生向けの書籍コーナーに似つかわしくないおっさんがいた。
で、制服着た中学生(地元の有名女子校)の女の子が本を手にとって夢中で読んでいる。
おっさんが本を探すふりをしてめっちゃ女の子のスカートの中覗こうとしてた。なんていうか明らかに女の子の足を見てる。
しかも女の子気づいてない。
どうしたもんかと思ってたら、携帯電話取り出して、スカートの下に置きやがった。
で、ニヤニヤしながらじーっと見てるんだ。
友達に「警備員呼んできてよ」と頼み、私は大声で「ちょっと!!」と叫んだ。
おっさんが慌てて走り出そうとして、もつれて転び、友達が呼んだ警備員が到着してひっ捕らえられた。
「ちがう!ちがう!」とおっさんが言ってたので、ひとまず図書館の外に連れ出して、警備員が「じゃあ携帯見せろ!」と確認すると思いっきり女の子の盗撮動画が映ってたそうだ。
女の子はオロオロして泣き出してしまった。
「大丈夫、すぐに声をかけたから、動画はきちんと消してもらえるからね」「びっくりさせてごめんね」と必死にフォローした。
警備員が思いっきりキレまくり、おっさんは「うぐー、うぐー、」と歯を食いしばって泣いてた。「家族がいる」とも言っていた。
飛んできた母親にものすごくお礼を言われて、後日美味しいお菓子をお礼にと贈られたし、新聞に小さく載った。男は会社員だったらしい。
性犯罪って生で見るとあんなにおぞましいとは思わなかったし、声かけるのも滅茶苦茶勇気がいるのだなと思った。
で、被害にあってることに女の子が気づかなかったのもびっくりだった。
でも本好きで、一つのことに夢中になると他のことが手につかなくなる性格だとお母さんから言われて納得した。
ほんと声かけるまでがかなり大変だった思い出。
勇者
よくやった!
素晴らしい、尊敬します