柳原可奈子に似ていたから以下可奈子と呼ぶ
可奈子は明るくていつも笑顔でいたから
すぐに周りに馴染んだ
俺は可奈子の指導係になったから
可奈子はバイト中は俺にくっついて仕事してた
俺もバイトの子を指導するのはこれが初めてだったから丁寧に教えた
歓迎会は楽しく終わって、帰りに店長に「俺君、可奈子ちゃん送ってやってよ」
と頼まれた
それで俺は可奈子と帰りのバスが同じだということを知った
可奈子にいろいろ尋ねてた
可奈子はバイトするのがうちで初めてだったらしい
「俺さんが親切に教えてくれるから助かります」と笑顔で言われた
それから可奈子はちょっと黙ってから「俺さんって彼女いますか?」と訊いてきた
俺はそこでおや?と思ったわけだ
いないと正直に答えたら可奈子はちょっと嬉しそうだった
うちの職場ではバイトも含めてクルーはみんな連絡先を共有するのが普通だったから、
可奈子も当然俺のアドレスを知っていた
内容は仕事のことだったり雑談だったりで、
正直メールする必要のあることかと思うような内容もあったが
別に俺も苦ではなかった
ここらへんで俺の予想はほぼ確信になっていた
可奈子は俺に気がある、そう思っていた
可奈子に試しに
「矢田(矢田亜希子似の大学生バイト、可奈子と仲がいい)ちゃんって彼氏いるか知ってる?」
とか訊いてみると
返信がちょっと元気のないような感じになっていた
他にも、「彼女欲しいなー」とかメールすると
「作らないんですか?」とか「気になる子いないんですか?」とか返信が来た
今まで彼女ができたことなかった俺でもすぐにわかった
可奈子は俺のことが好きだ
俺はその頃には確信していた
顔だけじゃなくて体型もな
つまりデブだったわけだ
だから可奈子にもし告白されても俺は断るつもりだった
可奈子は確かにいい子なんだが、それはあくまでも後輩とか妹とかそういう感情であって
異性として可奈子を見ることはできなかった
でも何であれ誰かから好意を持たれることは嫌ではない
むしろ今まで誰かに好かれたことなんてなかったから嬉しくもあった
今思えばこの頃が一番俺も可奈子も幸せだったのかもしれない
ありがとう
そんな時間を壊したのは可奈子だった
可奈子が休みのときに、矢田に「俺さんご飯奢って下さいよww」と言われた
それで俺は「じゃあ今度休みのときなw」と言ったのだが
何と矢田がそれを可奈子に言ったらしい
その夜に可奈子から「矢田ちゃんのこと好きなんですか?」とメールが来た
俺は「そういうのじゃない」と言ったのだが可奈子は疑っているようだった
そして最後に「明日話があるので俺さんの仕事終わるまで待ってます」と言われた
何となく嫌な予感がしたが俺はそれをOKした
可奈子も人の目を気にしたらしく、
「外で時間潰してるので終わったら教えて下さい」とメールが入っていた
仕事が終わってから可奈子に連絡を入れて、近くのコンビニで待ち合わせた
「車でファミレスでも行くか?」と訊いたが、可奈子は「ここでいいです」と言った
そして可奈子は「俺さんのことがずっと好きでした」と言った
俺は断るつもりだったのだが、そのときにはすぐ言葉が出て来なかった
「ついに来たか」という思いでいっぱいいっぱいになっていたんだと思う
可奈子は俺が無言だったことで何か察したのか「返事はいつでもいいので帰りますね」と
ひとりで先に帰ってしまった
多分声が震えていたから泣いていたんだと思う
「可奈子のことはいい子だと思うけど付き合えない。
俺は自分から好きになった子と付き合いたいから。ごめん」
みたいなことを送った
可奈子からはすぐに返信が来た
「わかりました、でもこれからも後輩としてよろしくお願いしますね」みたいな、
明るい感じの内容だった
罪悪感もあったけど、可奈子とは付き合えないと俺の中ではゆるぎない信念があった
20歳過ぎても捨ててないと変なプライドが出来上がるんだよ
顔は多少アレでもせめて痩せてる子がいい
俺も可奈子がそんな調子だから、
俺に告白したのも冗談か何かだったのかなとか思っていた
でもそれから1ヶ月くらい過ぎた頃、俺は可奈子が以前より少し痩せたことに気付いた
「何か痩せた?」と可奈子に訊いたら
「最近運動がマイブームなんですよw」と言っていた
でも矢田に可奈子が最近痩せた気がすると話したら、
「可奈子、好きな人に振られたらしくてダイエット始めたんですよ」と教えてくれた
どうやら可奈子は俺に振られたことでダイエットに目覚めたらしい
まあ悪いことではないので俺もとくに何も言わなかった
冬が来て、春になって、可奈子がうちに来てから1年過ぎた頃には
可奈子は別人になっていた
上手く痩せたようで、mu*は以前通りなのに他はストンと落ちた感じ
髪も前は黒だったのに少し明るい茶色に染めて、パーマも緩い感じにかけていて
可愛くなっていた
1年前の可奈子を知らない人が見たら「あの子すごい可愛くないか?」と思うくらい
俺はそんな可奈子を見て、段々好きになっていた
俺のために痩せて可愛くなったのかと思ったら可愛く見えて仕方なかった
柳原は多分痩せたらかわいい(^^)
本当に、柳原可奈子は痩せたら可愛いんだなって思ったわ…
まあ太ってる方が可愛いと思う奴もいるとは思うけど
俺も俺で可奈子を振った負い目があったから、
今更可奈子に「やっぱり付き合って」とは言えなかった
これは可奈子からもう一度告白してもらうしかない、そう思った俺は
可奈子に「最近彼女欲しくて仕方ないんだけど、どっかにいい子いない?」とメールした
これで可奈子は気付いてくれる、そう思った
でもなぜか可奈子から返信は来なかった
翌日、可奈子の様子がおかしかった
いつも笑顔で明るい可奈子だが、俺に対しては笑ってくれなかった
むしろ睨み付けるような、そんな表情ばかり浮かべていた
声も「あーわかりました」みたいな、暗い感じで、あんまりいい気はしなかった
「俺さん可奈子にそろそろ謝った方がいいんじゃないですか?」と来て
俺は訳がわからなくなった
俺が何をしたんだ?と思って矢田にそれを訊いたら
俺が送ったメールで可奈子が怒っているということを教えてくれた
可奈子は俺のことを無神経と言っていたらしい
可奈子が俺のメールをどう受け取ったのかよくわからなかったが
誤解を解いた方がいいと思って矢田に、
可奈子が振られた相手は俺だということ、今は俺も可奈子を好きになったから付き合いたい
そんなことを説明した
矢田に協力してもらった方が手っ取り早く付き合えると思ったからだ
でも矢田は「自分で何で可奈子が怒ったのか考えてみてください」と返信してきた
メール無神経だなwww
ダメだったのか?
俺の予想としては、可奈子が「私はどうですか?」
みたいなこと言ってくると思ったんだ…(´・ω・`)
やっぱ無神経だったのか?
俺未だによくわかんないんだが、どのあたりが無神経に思えるか教えてくれ
俺としては、可奈子が言いやすいように気を配ったつもりだったんだが
これは適当に謝っておいた方がいいと俺は判断した
いつまでも可奈子があんな調子だと職場の雰囲気も悪くなるし、
女はよくわからないところで切れるということをここで建てられるスレや女のレスから
俺はよく知っていた
可奈子に「こないだはごめん」とメールしたが返信は来なかった
次の日可奈子に会ったが、やっぱり機嫌は直ってなかった
俺は一応謝ったわけだし、これ以上可奈子の機嫌を取るのもめんどくさかったから
俺は諦めることにした
そのうち時間が解決してくれて、可奈子のほとぼりも冷めるだろうと思っていた
そう思っているうちに半年近く過ぎた
ここからは先週の話になる
一度振られた相手から、彼女ほし~!誰かいい子いない?なんて言われたらムカつくわ
加奈子の立場になって考えてみ
>>28
なるほど、そういう風に誤解されてたのか…
これは確かに俺の言い方が悪かったな
失恋をバネにそこまで頑張って痩せたんならまずそこを褒めてあげればよかったんじゃない?
頑張って痩せたんだね、えらいねって褒めてもらえたら
まだ私にもチャンスはあるのかなって思えるけど
どっかにいい子いない?じゃ完全に脈ナシに見えて再告白する気はなくなるんじゃないかなぁ
マジレスごめんww
マジレスありがたいです
女の子からの意見も聞きたかったし
痩せたの褒めればよかったのか…何かセクハラかな?と思って言わなかったんだ
太ったのが悪いみたいに受け取られたらそれはそれで嫌われるかと思ったし
これは可奈子の怒りも冷めたんだなと思って夜にメールを送ったんだ
最初は雑談してて、可奈子もちゃんと返信してくれて、元通りになったんだなと俺は確信した
それで話が休日のことになった
以下、大体のメールの内容な
俺「日曜日とか寝てばっかだなー」
可奈子「どっか外出すればいいじゃないですか」
俺「でも一緒に出掛ける人いないし」
可奈子「誰か誘えばいいんじゃないですか?友達とか」
俺「友達みんな彼女持ちだから駄目だって。誰か一緒に出掛けてくれないかなー」
ここから可奈子の返信がなくなった
俺お前みたいなやつ多分友達としても嫌だわ
俺の予想としては「じゃあ私と一緒に行きますか?」ってなるはずだった
でも可奈子は返信してくれなかった
追撃するのも俺が可奈子のことすごい好きだと思われそうで嫌だったからしなかったんだ
そんなことを思っていたら可奈子から返信が来た
「私彼氏と出掛けるので無理です」
俺は女を信じられなくなった
問題はそこじゃない気がしてきたww
誰かいないかなーとか一緒に行く人いないかなーはアウトだよ
何でそこで「よかったら遊びに行かない?」とか言えないの?
可愛くなったねって言えばよかったのか
それは考え付かなかったわ
自分から誘ったら、俺が好きみたいに可奈子に思われそうで嫌だったんだよ
振ったくせに痩せてから好きになったとか最低な奴じゃん
相手から誘われるのをそれも上から目線な態度で待ってたらそりゃ嫌なやつになるでしょーよ
これに懲りて次の恋につなげることだね
これは自業自得
痩せてから気が変わったとか、自分でも虫がよすぎるとは思わないのか?
その間、おまえは何か変わったことがあるか?
振り回してる側だわ
好きなのか好きじゃないのかどっちなんだよww
上から目線に見えるのか?
俺からしたら結構気を配ってたつもりだったんだけど…
>>47
虫が良過ぎるとは思ったけど、可奈子と両想いになれたわけだから
これは上手くいくと思ったんだよ
虫が良過ぎると思ったからこそ自分から誘わなかったわけだし
>>50
好きだけど、好きなんだってばれたくない気持ちわかるだろ?
実際最低なことしてるんだからどっちにしろ同じだったろwww
だよな。女の子なんも悪くないわこれ
なんか女って自分勝手だなと思って馬鹿馬鹿しくなった
しばらく恋愛事はいいかなと思ってる
以上です
何かすごい俺叩かれてる感じだけど
質問とかあればどうぞ
お前のは「予想」ではなく「妄想」だ
これは当分彼女できないわ。
だって俺のこと好きだったわけだし、普通こういう流れにならないか?
女ってそんなすぐに好きな人変わるもんなの…?
>>58
俺のどこらへんが駄目なの?
誘われるの待ってるところ?
>>1は反省しろ
好きな人がコロコロ変わったんじゃなくてお前のその言動に嫌気がさしただけだろ。
初彼女が出来ると思って女を振り回した話
でも1のプライドはわかんなくもない 男だから
半年くらいだけど…そんなすぐに切り替われるものなの?
俺1年以上は引きずるからそれが普通なのかと思ってた
>>61
自分勝手に見えるのか、俺…
自分では結構気遣ってると思ってるんだけどなあ
>>62
わかってくれてありがとう
その子が振られた後も好きでいなきゃいけない義務がどこにあるの?
そりゃ失恋して1、2日で彼氏作ってんならさすがにあれだけど
長い時間をかけて自分を磨いて新しい恋をする事のどこが勝手なのか
その後も普通に接してくれたし、そんなすぐ切り替わるとは思ってなかったんだ…
今思うと、俺のために自分磨きしてたわけじゃなかったのかもしれないな…
>>67
まさかこんなに叩かれるとは思ってなかった
これのどこが悪いのか判らないなら彼女出来ないよ
自分の都合で考えすぎ
好きだったけど可奈子の今の気持ちは想像ひてみたか?
お前の脳内で都合よく解釈しただけだろ?
そんなんだからドーテーなんだよ
>>72
やっぱ自分勝手に見えるのか、俺…
もしよかったらどのへんが自分勝手なのか教えてくれると嬉しい
悪いところあるなら直したいし
>>73
つらたん(´;ω;`)
>>74
想像した結果がこれだったんだって
だってこんなに早く切り替わるなんて思わなかったし
お前をふった女が「彼氏いない~」ってメール来たら、ムカつくじゃん。
41歳童帝の俺でも解るわwwww
オッサンの創作?
無理すんなよw
きつい事言ってごめんね(´・ω・`)
でも、俺がこうメールしたらこう返って来るはずだ、とか
まだ俺を好きでいてくれるはずだからまた告白してくれるはずだ、とか
自分の理想を相手に押し付け過ぎたのが悪かったんだと思うよ
相手の気持ちも考えないと
まぁ、次は頑張ってね
俺だったら「俺じゃ駄目?」って言ってもう一回告白するけどなあ…
俺がそうでも周りはそうではないわけか
>>80
これが創作だったら、俺にはとっくに彼女がいてどーてい卒業してるはず(´;ω;`)
>>81
アドバイスありがとう
相手の気持ちを考えてたつもりだったけど、実際とはずれてたわけか…
次はこうならないよう頑張るわ、ありがとな
「俺じゃダメ?」って聞いて、それでも「アンタは眼中にない」って返事があって
更に「俺くんの友達でイケメンで身長185くらいの人いない?」って追撃があって
初めて振り回されたっていう表現になると思うぞ。
俺もこうだわ
改めて反省するいい機会になった
>>1には感謝してる ありがとう
仲間がいた!
やっぱこういう風に思うよな?
俺がおかしいだけなのかと本気で思ってしまったわ
何か全面的に俺が悪くて可奈子が可哀相みたいな流れになってたけど
自分のこと好きだと思ってた子に振られた俺の気持ちも少しは汲んでくれ…(´;ω;`)
次はうまくいくように誤解を招く発言は慎むわ
アドバイスくれた人はありがとう
普通、振られたら自分が候補に入ってるとは思わないよ。
無神経なチャラ男だと自分で宣伝しただけ
ごめんだけじゃなくて、せめて追撃で告白すれば良かったのに。
女は切り替えが早いことは今回のことでよくわかったわ…
無神経なチャラ男と思わせるようなことは今までしてこなかったとは思うけど
そう誤解されないよう、次から気をつけるわ
自分からは告白したくなかったんだよ
なんか自分勝手な気がして