帰ってくるなり、シュンとする息子と娘。
ウトメが「ごめんね、実は帰りの電車で孫くん、孫ちゃんがあまりにも
大声で騒ぐからキツく叱りつけたの」とのこと。
「ご迷惑かけてすみません」と謝ると、
「いいのよー、2人とも反省してちゃんと謝れたんだもの!」と笑顔で言ってくれて
お土産のケーキを家族で食べていたときにふと思い出した話。
私は母と仲が良くない。
余計に私は2人の中に入れない気がして今はほぼ連絡を取りもしない。
なんとなくウマが合わないと言うか、これと言った理由が
思い出せなかったんだけど、昨日鮮明に思い出した。
昔、私と姉と私が幼稚園のとき、母方の祖父母とで電車で海遊館に行く途中、
私が電車で騒ぎ、祖父に物凄く怒られた。
そのあと私はブスーッとふくれっ面で、海遊館に行ったら行ったで、
あれ買って、これ買ってとワガママ。
祖父は「ひとつだけと約束したろ!」と言って、一番最初に買ってもらった、
なんかよくわからないサングラス。
一方姉は、ペンギンのぬいぐるみだった。
その事に腹を立てた私は泣きじゃくって叫んだような気がする。
祖父はげんこつを私にして「もう聞き分けのないやつは帰るぞ!」と言って、
そのあとレストランに行かず帰ってきた。
その後、迎えにきた母に泣きつくも、母が祖父から理由を聞き
「そりゃ、あんたが悪いじゃん!ワガママ言ってさー!反省しなよ」と一言。
当時の私は、厳しい父とは違い、絶対味方だった母にも突き放された気がして
ショックを受けた記憶がある。
それから母を勝手に嫌い反抗し、ただの意地で母を避けていた。
いつのまにか何で母を避けてるのか理由も忘れてしまい、でもその状況は変わらず、
っていうのが昨日、思い出すまで忘れてしまっていた。
なんというか、自分のバカさ加減というか、幼稚園の時の意地が
30歳になっても続いている事に呆れ、母に物凄く申し訳なくなった。
今朝母に電話で「ゴールデンウィーク、子供達と旦那連れて帰っても良い?」と聞くと、
母は柔らかく優しい声で「なーに遠慮してんの?実家なんだからいつでも帰って来なさいよ」
って言ってくれた。
明日子供と旦那と久々に実家に帰る。謝って、色々話したいと思う。
行ってらっしゃい。よい旅を