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:名無しにかわりましてVIPがお送りします2006/10/12(木) 03:50:32.06 ID:fEg4GrKE0次の日、昼前くらいにKから電話がかかってきた。
K「何してるの~?」
俺「さっき起きた。。。昨日明け方だったしね。」
俺「あのさ、K、今から会えないか?」
K「いいよ~。すっぴんだけどそれでもいいかね?ww」
俺「化粧しても変わんねーだろwww」
K「会ったら刺すね」
俺「今は反省している」
会ったとき、Kは前日のことが嘘かのようにやっぱり、やっぱり明るかった。
なんとなくお茶して、だらだら街を歩いて、ふと足を止めて言った。
俺「昨日の話蒸し返して悪いとは思ってるんだけどさ、これからどうするんだ?」
K「どうするって?」
俺「一生こんなままで過ごすわけにはいかないだろ。Kのこれからだってあるんだs」
K「うん…そうだね。。。」
俺「君の家庭に口を出すのは出すぎているかもしれないけど、
このままじゃ絶対よくないんじゃないのか?」
K「うん、それはすごく思うんだ」
彼氏にはなれないしさ。
あたしもまともに可愛い服着て、いっぱしに彼作ってデートして、
結婚ー!!とかしたいしね」
俺「それが普通だろ?そろそろ考えなきゃいけないとk」
K「でもこんなんじゃもう彼氏だって出来ないしまた振られるのかって思うと辛いし悲しいしもうそれ考えるt」
俺「彼氏にしてくんないか」
K「………え?」
俺「いや、だから。もしKさえ良かったら俺と付き合ってくれないか、と。恥ずかしいから何度も言わせんな」
一発で言えてるように書いてるが、何度も噛んだorz
遅くて申し訳ない。。。眠い人落としちゃって構わないので(´・ω・`)ホントにごめん
超いってみてえ
お父さんに刹されかけた変な子だよ?
普通の人みたいにXX君楽しませてあげられないよ?
そんなんだから…そんなんだから…」
言いながらKは泣いていた。涙をぼろぼろ流して俯いていた。
俺「それはこないだも車で聞いただろ。傷だって間近で見たよ、この眼で。
それでも一緒にいたい、っていうのは迷惑か?」
K「………」
俺「なんかすごい勢いで話が進んじゃってるけど、
正直言うと俺はKが好きだ。」
K「…アタシも…XX君が好き。好きだよ」
俺「ああ。ありがとな。嬉しいよ」
K「今言ったことさ、本当?本当なのかな?」
俺「嘘もついて何回も怒られた事あるけど、今は本当の気持ちだよ」
K「……ありがとう…ありがとう…」
子供みたいにKはずっと泣いていた。
親父とお袋にも少し話をした。(彼女が出来たって事だけ)
次の日、会社に電話をした。
俺「部長、電話ですみません。折り入ってお話があるんですが」
俺は会社を辞めた。
部長は今でも親交のある度量の大きい、人間的にも素晴らしいうえ仕事の出来る
ビジネスマンだ。
社会人として最悪の事をやっちゃった俺を今でも可愛がってくれている。
「お前の尻拭いは大変だったから俺と酒飲む時はいつもお前の奢りなww」
と言いつついつも俺に財布を出させない人だ。
随分思い切ったなぁ。
ニートだけど
俺「ここに帰るよ。仕事でなかなか思い通りには行かないとは思うんだけど、
一緒にいような。住むとこ探そう。」
K「え、仕事は?仕事はどうするの?」
俺「こっちでなんとか見つけるよ。それが見つかったら辞める。それまで苦労かけるけど
我慢してくれると嬉しい」
辞めた事はしばらく伏せておくつもりだった。
変に重く捉えられちゃうのがイヤだったし、心配の種を取り除く人間が逆に心配かけちゃ
いけないし。
幸い親父の知り合いにアパート持ってる人がいたから、
話をしたら住むトコはなんとかなった。
貯金があったのが救いだった。
それで、予定を早めて東京に戻り、部長に頭を下げて、
手続きを済ませてからまた実家のほうに戻った。
飛行機を降りて携帯の電源を入れてから、メールが何通も来ていた。Kからだった。
帰ることを言っておいたからメールくれたんだろう。
空港でタクシーを拾って、Kの家のほうに向かいながら電話をした。
また会えて嬉しい、とかなんかそんな話だったと思う。他愛もない内容でしばらく話して、
それから数日、Kとは毎日のように会って、話をして食事して、の繰り返しだった。
前と違って肩の力が抜けたというか彼女も心から笑ってくれているようだった。
眠くなって来た(つω⊂)ゴシゴシ
待ち合わせ場所に付いて、彼女に電話をした。
少し早めに着いた、と伝えようと思って、何気なく電話をかけた。
K「分かった」
いつになくしっかりした声で答えるK。
胸騒ぎじゃないけど、なんか引っかかった。
>>489と>>519の間はどのくらい?
>>527
だいたい一週間弱くらい
K「今どこ?」
俺「もう待ち合わせの場所着いてるよ」
K「そっか、うん、分かった。」
俺「もう着いたの?」
K「もう着く。あのね、ちょっとだけ聞いて。
空港でさ、会ってさ、XX君と遊び行ってさ、すごく楽しいなって思ったんだ。
でね、これからも続くといいなって思ってね、すごく幸せでね、あ、いた」
眼を上げると車道を挟んで向こう側にKが居た。
手を振りながら歩道橋に登り俺に携帯で話しかける。
K「だから、ずっとずっとXX君が大好きでこれからも一緒にいたいなぁ、って思ってね」
こちらに歩いてくるKを眼で追いながら話を続ける俺。
K「でもね、やっぱりあたしはこんな人間だから、だからXX君はやっぱり幸せにならなくちゃ」
俺「分かった分かった。ノロけんのは後でいいから早く遊び行くぞ」
K「XX君、ありがと。そうやって言ってくれるとこ、大好きだよ。大好きだったよ。」
Kは歩道橋の柵を乗り越え、飛んだ。
・・・
歩道の俺が居る側のほうに頭から落ちた。
いきなり姿の消えたKを追って走った。周りで人の叫ぶ声がする。
近くを走っていた車が止まり、人が降りてくる。
何も声が出なくて、走ってKを抱き起こそうとして、手に力がないのが分かった。
顔から血が出ていて、はじめてこれだけの量の血を見た。
どれくらい彼女を抱きかかえていたか分からないが、一瞬経って強い力で押しのけられた。
誰かが彼女の体を抱きかかえている。
Kの名前を呼んでいる。
俺は放心状態だったと思う。
ここの記憶だけあまり残っていない。救急車とかパトカーのサイレンが聞こえて、
その後彼女を乗せて、俺も乗せてくださいと必タヒに頼み後部座席に乗った事は
なんとなく覚えている。
>誰かが彼女の体を抱きかかえている。
>Kの名前を呼んでいる。
浮気相手ktkr!?
好きな男の目の前でそんなタヒに方晒すのは最低
何がしたかったんだよ
ずっと縛り付けるだけじゃねーか
そこまで考えられないのがメンヘラ