文才がない上に長文ですがご了承ください。
お茶請け的にどうぞ。
よくある話だが、義姉夫婦とウトメが同居。
義兄(義姉の夫)の強い希望で、義実家での義兄がマスオさん同居という形での同居が決まった上での結婚だったらしい。
そんなマスオ義兄は、こちらもよくある話だが、
同居が始まったばかりの頃は、マスオさんという立場を理由にして義実家では威張り散らして我侭放題だったそうだ。
その我侭の最たるものは、食事に関するもので、
『煮物・汁気のある食べ物=汁物』
『嫌いな物は食べない』
と、恥しげもなく断言する子供みたいな認識の人だった。
こんなことがウトメにも堂々と言える人なので、当然ながら家庭内のこともまったく家事も手伝いもしない。
そのくせ、義兄は食事のメニューに五月蝿いぐらいにダメだしをした。
中でも、『汁物二品ダメ絶対』という我が儘だけはどんなに義姉やウトが説得しても意地でも押し通そうとしていたらしい。
(続きます)
ある日の夕食時に、その義兄の我侭が爆発した。
その晩の義実家での夕飯のメニューは、味噌汁・おひたし・豆腐・大根の煮物・焼き魚・白米という割りとあっさり系だったらしい。
義姉が作ったこのメニューを見て、義兄はついに【義実家の食事内容の酷さ(義兄談)】にキレたらしい。
キレた義兄は、ついに食卓に並んでいるメニュー1つ1つに怒りながらダメだしもしたそうだ。
もっとも、そのダメだし内容というのも、
『食事の時に汁気のある物を二品出すな』
『煮物は汁物』
『メインはタンパク質のあるものでないとメイン料理失格』
厳密には言っていることは違ったそうだが、その言葉を翻訳すると中身はほぼ上記3つのいずれかだったらしい。
そんなどこに出しても恥ずかしいダメだしをしながら、義兄は義姉に対してキレながら怒鳴ったそうだ。
この時の行為は、今の義兄が言うにはマウンティング行為に近いもので、
どうも早い段階で義姉を自分に従うように躾て、義兄は義姉が作る料理を自分好みの成人病まっしぐらメニューのみの日々に変えたかったようです。
それがいつまで経っても義姉は、義兄好みではないあっさりとした和食メインしか作らないことも、この時に怒鳴った理由の1つだったらしい。
これで義姉・ウトメが気の弱い人なら、確かに怒鳴る義兄のいいなりになったかもしれない。
ただ残念ながら義姉もウトメも、そこまで優しくも弱くもなかった。
家事も何もしないで我侭しか言わないくせに、
人にやってもらっておいて、それにキレて怒鳴りちらすマスオ義兄の姿を見ながら義姉はそれを一笑した。
そして、義姉は
「旦那くん(義兄)が、そこまで私(義姉)の料理を気に入らないと言うなら仕方ないから」
と、言って次の日からは義兄の食事のみ義兄のリクエストどおりの内容にしたらしい。
その言葉どおり、次の日からの義兄の夕飯メニューは、目玉焼き・味噌汁・キャベツサラダ・白米のみに変更。
(朝・昼はトメが作る和朝食&弁当なので全員が同じメニュー)
(続きます)
当然だが義兄以外の3人は、【義兄の好むメニューとは異なる普通のごはん】を食べた。
ある日は義姉・ウトメの夕飯のおかずは煮込みハンバーグ、義兄は目玉焼き。
別のある日は義姉・ウトメは天津飯、義兄には(ry
またある日は、義姉・ウトメは野菜天ぷら(ry
こんな感じ。
義兄のリクエストに答えたメニューを出す傍らで、義姉たちは好きなメニューを作って食っていた。
この夕飯には、義兄もさすがに1週間で音をあげて三人に謝罪。
しかし義姉いわく、【奴はまだ反省していない】という理由で更に義兄の夕飯のメイン料理=茹で玉子・卵焼き・スクランブルエッグ・目玉焼きの日替わりメニューに変更しての日々をさらに開始。
結果、義兄は10日ほどで発狂。
「ぅぼぉあぁぁぁ!」
「僕が悪かったから!もう好き嫌いも我が儘も言わないからゆるじでぇぇ!」
「今日からお皿も洗うし、お風呂掃除やゴミ出しもするから!おかずに煮物や野菜が出ても絶対にきちんと食べるからぁ!」
と、義姉たち+偶然義実家にいた別居の義理の弟(私夫)に泣き叫びながらスライディング土下座謝罪した。
その日の義兄用の茹で玉子を作る用意をしていた義姉には、
土下座しながら義兄は性格を改め、押し付けっぱなしだった家事もすると泣きながら約束。
こうして、義実家で暴君になりかけていた義兄への復讐は終結となりました。
この一件があり、
義兄は今では、家事や掃除やアイロンがけなど自分から率先して行う良き家庭のパパさんに劇的ビフォーアフター。
現在の義兄は、
夕食のメニューが、『豚汁+あんかけ焼きそば』『カレー+スープ』『うどん+かきたま汁』みたいな明らかな汁物二品メニューでも文句1つ言わない。
逆に喜んで食べているので、そこは安心してください。
なお、余談までにかつてのビフォー義兄を知る人からは、
「(義兄)くんは結婚して生まれ変わった」
と、義姉は大絶賛を受けています。
でも実際には、この復讐の一件は「いくらなんでもかなりの強引なやり方だった」というのが義姉の感想。
長文な上に文才のない微妙な復讐話で申し訳ありませんでした。
読みにくくてすみません。
今度ある補欠選挙の候補者の1人もそうだけど
この馬鹿のいい分だと
サラダにかけるドレッシングも、ほうれん草のおひたしも
汁気やソース系がかけてある物全部汁物になるよね。