トメは糖尿病を患っていたので食事制限をしなければならなかったのに
自分で食事の管理をしようとしないでお肉ばかり食べるような人でした。
野菜を食べてくださいとかもっと食事に気をつけてくださいと伝えてましたが
はいはいと流されて終わりされることがほとんどでした。
あまり強く言っても私の体は自分が一番判っていると言われる事や
どうせ長生きできないのだから、食べたいものを食べてさっさと死ぬとひねくれるので
それならそっとしておこうと思いました。
何度か薄味でボリュームのある食事を作って食べてもらったりしたのですが
トメには薄味なのが不評で、お醤油をかけて食べられてしまいました。
一応トメの為に弁解しますがトメとの関係は食事の事以外は良好で
強く言うと長生きしたくないとすねるくせに
孫の結婚式見るまで長生きするんだと張り切るところや
よく二人で日帰り温泉に行ったりと仲良くさせてもらってました。
だからこそ、食事に気をつけて体調管理をしっかりしてほしかったのですが。
一食なら我慢もできるだろうし財布の負担も少ないと思うんだけど
普段の生活を聞いた結果1ヶ月ほど入院となりましたが
実際は食事療法を受けてもらうためで、教育入院の側面が大きかったと思います。
糖尿病専用の病院では無いですが同じ病室の人たちも糖尿病の方ばかりで
全員食事療法と投薬治療の為の入院だったと思います。
さすがに病院ですしトメも諦めて病院のご飯を食べると考えたのですが
入院2日目のお昼の時点で既にトメは病院食に飽きていました。
私が見る限り、病院で出された食事はやや少なめでしたが
野菜と魚など数種類のおかずとお吸い物とご飯のおいしそうなメニューでした。
しかし、お肉大好きで魚と青菜嫌いのトメにとっては嫌いなメニューばかりで
開口一番「嫁子さんうちから漬物とジャーキー持ってきて」と言う始末。
当然お断りし、その食事をゆっくり噛んで食べてお腹を満たして下さいと叱り
いつものように嫁子さん冷たい病人をいたわって!とすねられたりしました。
その後も毎日トメの様子を見に行きましたが
病院の食事は毎回残し、当然そのことを看護婦さんやお医者さんに叱られては
「嫁子ちゃんここの人たち病人に冷たい」と殊更病人アピをし
肉を食べれば元気になれるからケンタを差し入れてくれと言い出す始末。
入院前より食事に対するダメトメ度があがり、その他にも影響がでて
以前はご飯関係以外は良トメだったのがこの時はワガママトメに豹変していました。
夫もお見舞いに行ったときに手ぶらだったのを見て
「私がこんなにひもじい思いをしてるのに!」と食べ物を要求して切れてました。
このとき私はトメに悪いと思いながらも
入院がきっかけで認知症を発症したかもと思いました。
おビール様がよく合う組み合わせだよ、漬物とジャーキー。
俺の食生活と同じだorz
漬物ぐらいなら持っていってあげてもいいと思うんだけどな
実は言われました。トメは酒飲みでした。ジャーキーの時点でも叱りましたが
どこの病人が酒を飲むんだと叱ったら酒は百薬の長だからと反論されました。
よほど養命酒購入して持っていこうかと考えましたよ。
≫野菜は漬物から
せめて漬物以外の野菜を食べないと足の指がなくなりますよ。 脅しではないです。
トメは最終的に足の指がなくなりました。
≫病院食
私は薄味で育ちましたので、病院食の味付けは好きですね。
制限はありますが、お肉はささ身や挽き肉など出てました。
それに制限食なので、病院で出される以外の食事はNGでした。
いくら懇願されても漬物を持ち込むことは私には出来ませんでした。
ですが、一般の入院患者もいる総合病院で、売店も存在していたため
トメは先生の目をかいくぐって売店等で買い食いをして腹を満たしていたようです。
先生が「数値を見ると食事療法をサボっている人の数値が出ているから買い食い止めようね」と
トメに指導していましたが、トメは「食べてません」と言い逃れをする始末。
それどころか、どうやら同室の患者さんたちと共同戦線を張っていた様で
病室の患者さん全員の数値が悪化し、病室ぐるみでの療法外の飲食が発覚しました。
他の患者さんの数値悪化の時期と一致したため主犯はトメだと推測されました。
トメだけ病院食を残しまくっていたのに痩せませんでしたし
他の患者さんは病院食も食べつつ買い食いで甘いもの摂取で悪化していました。
いくら病院側が徹底した食事療法と生活習慣の改善を叩き込もうとしても
肝心のトメが全くやる気を見せないばかりか他の患者の病状も悪化させたため
お医者さんからは「直す気のない患者は受け持てない」と退院を通告されました。
その上で、糖尿病専門の病院を紹介するから
そこにトメを入院させて徹底的に教育してあげてくださいと言い渡されました。
退院にトメは喜びましたが、転院することを告げると私はそこの病院には行かないと主張し
それでも連れていこうとしましたが鬼嫁と罵られるまでになりました。
このようにまでトメが変わってしまいショックでした。
ここでトメとの関係が悪化したため、この後のことは夫と夫の兄弟に任せることにしましたが
結局誰もトメを説得する事が出来ず、以前の食べたいものを食べる生活に戻りました。
入院前から通っていた病院には頭を下げ、
薬だけは出してもらいましたがいい顔はされませんでした。
結局トメは糖尿病を悪化させて、ついでに元々弱っていた腎臓をダメにし
透析を受ける生活にはいりました。
それでも食生活の改善はなされず 足指の壊死で手術を受けた事がきっかけで
寝たきりになって特養施設のお世話になり 最初の入院騒動から
5年後に亡くなりました。
最後の頃は痴呆症を患った為、私の事も判らなくなってましたが
最後まで孫である娘のことは可愛がってくれたことと
鬼嫁と罵ることもいつも食事をよこさない嫁と言うこともなく
誰だか判っていないものの、昔の様に仲良く話せたことは良かったと思います。
お葬式の最後でお骨が小さく脆くなっていたのを見て、食事が体を蝕んでいたこと
判っていたのにトメの食事を止められなかったこと、
それが原因でトメと険悪になったこと
嫌悪になった後のあれこれで夫の兄弟からあまりよく思われていないこと
色々思い出して、本当に辛く悲しかったです。
夫だけはお前は母さんのために頑張ってくれたよと言ってくれたのでいいのですが
おそらく今後も夫の兄弟からはトメに辛く当たった嫁と
言われ続けるんでしょうね。
でないと性格の豹変がおかしいもの。
食事の恨みだけではそんなには多分ならないよ。
最初の頃の苦労を夫の兄弟が理解せずに当たる様なら夫を矢面に出して庇ってもらうといいよ
トメの妄言鵜呑みにして鬼嫁と言葉尻に乗っかったりとかさ
だとしたら兄弟のその後の対応がひどすぎるわ
普通は嫁じゃなくて自分たちが面倒見るのに押し付けといて
それなの?ひどすぎるわ
退院後しばらくはしっかりしていました。
寝たきりの頃になって発症して、家で介護が無理になったので特養のお世話になりました。
≫夫の兄弟
後出しですがウトメさんは私の結婚前に亡くなってます。
夫は次男で末っ子です。
当時長男が仕事の関係で遠方だったので夫が主にトメの様子を見てました。
その他にも長女もいましてトメの近くに住んではいたのですが
当時あちらのお姑さんも大変な時期でしたのでなら私たち夫婦が、となっていました。
そういえば一番きつく当たったのが長女でしたね。
入院騒動後に私が事実上リタイアの形になって 代わりに長女がトメの世話をするようになりましたが
電話でトメの病状悪化の原因は私だと責めつづけてましたから。
退院後は私の顔を見る度に出ていけ鬼嫁とトメが罵っていたので
糖尿病を悪化させた原因も私にあると思っていた様です。
夫はその点は全てトメが悪いと説明したのですが
トメはともかく夫の兄弟はトメ側に立った為 夫も兄弟からはよく思われてません。
お葬式も、トメが嫌っていたから出ないでくれと一度言われましたが
夫がお願いだから葬式は出席させてくれと頭を下げてようやく出席できました。
トメの遺産整理が終了した時点で兄弟とか縁を切られそうなので
向こうから近づいてわざわざ罵りにくる以外は会うこともないでしょうね。
そのかわりトメの地元で事あるごとに
鬼嫁と言われ続けると思いますが。
兄と姉が毒でしかも面倒はギリギリまで見てないのか。
これはひどすぎるわ。
自分とこのトメ関係で色々あったイライラをこの人にぶつけてたようにしか思えない
あなたは大切にしてあげられなかったと泣くんだから
もう充分頑張ったと思うよ。
娘が「おばあちゃんね、お母さんのこと嫌いじゃなかったよ
だって、お母さんがおばあちゃんにあげた帽子がおきにいりだったもの」と言うのを聞いて
最近やっとトメ関係で泣かなくなったのにまた泣いてしまい娘と夫に迷惑かけてしまい、
一度どこかで吐き出そうと思って書いたのですが
思った以上にまとまりの文章ですみません。
それと、食生活は程々に気にしておかないと糖尿病は本当に恐ろしいです。
トメのようにお肉とお肉とジャーキーをおかずにごはんを食べつつ
ビールを飲む生活だけは
絶対にしないでくださいね。
絶対だよ!