嫌になっちなうよ 目が見えなかったら生きてちゃダメなの?働いちゃダメなの?」
俺はボロボロ泣いていた
毎日必タヒに仕事探して…でもぜんぜんみつからなくて…
ゴメンね…君に言ってもしょうがないのに…」
俺「いや…」
れいな「ほんとにゴメンね…今日はありがとう」
れいな「いいんだって!ほんとゴメンね また会おうね!ケータイ番号教えてよ!」
俺「あぁ…はい…」
彼女の話がすごすぎて なにも考えられなかった
今から学校っていう気分でもなかったから家に帰った
ちなみに俺の家は共働きで昼間は家に誰もいない
次の日は学校に行ったが授業中もぼーとしていた
少しでも彼女の力になりたくて電話をずっと待っていた
彼女から電話があった
内容は買い物に付き合って欲しいということだった
なんか普通の理由だったが彼女の力になれると思って嬉しかった
部活の練習があったがそんなもんに行ってる暇はない
もちろん休んだ
駅前で待ち合わせ
待ち合わせ時間の30分前に着いてしまった
早すぎたかな?と思っていたら既に彼女はいた
俺は聾唖の彼女と付き合ってる
最後まで読むから、頑張ってくれ
ありがとう
初めに話しかけたのは同情かな
最初は特に意識してなかった
途中からは可愛い事に気付いた
れいな「⁉居るならいるって言ってよ 来るのに時間かかるかなと思ったら以外と早く着いちゃってさ」
俺「まぁいいっすけど で、買い物ってなに買うんですか?」
れいな「服が欲しいの オシャレとか一回でいいからしてみたいんだ!だから似合ってるかどうか見てよ!」
れいな「はーい!」
この日の彼女はあった日に比べてかなり元気だった その事に俺も元気になった
途中から彼女も自分の希望を言うようになった
それが嬉しかった
結果ブーツに白いダウンジャケット 薄い花柄のスカートを買った
最初は俺が払うと言ったが 所詮は中3
払えるはずもなく結局彼女が払ってくれた
髪はボサボサだったりはするけど すごく綺麗だった
その日はそのあと昼飯を食べてから 町をウロウロしていた
彼女にとっては知らない町を歩くことになったから不安だったのかもしれない
俺は女友達から髪の手入れのやり方と化粧の仕方を教えてくれと頼んだ
いきなりだったので驚かれた
まぁそりゃそうだろうな
でも無理に頼んだら教えてくれた
そして化粧品とリンスを買いにデパートに行った
男一人で化粧品売り場に居たのはキモかったと思うが、そんなことどうでもよかった
閉じてるの?
開いてたよ
黒目がいつも動いてた
どこ見てるのかわかんないって感じ
なのかな?
なんか盲目の人って目閉じてる印象だったんだ
すまんなつづけてくれ
ほんとにあんな感じだよ
俺は彼女の家に行った
残念ながら家にはだれもいなかったみたいだ
俺はドアに化粧品とリンスを入れた袋をかけて帰った
れいな「聞いてよ!仕事見つかったんだ!」
嬉しかった 自分のことのように喜んだ
でも俺はドアにかけた物を気づいてほしかった
俺「ねーねー ドアになんかかかってなかった?」
れいな「ドア?なかったと思うけど…ちょとまってね」
俺「いや…なんでもないよ…」
れいな「今度の休みの日にさ!パーティーやろうよ!二人だけだけどさ!」
俺「いいね!やろうやろう!」
あとでアパートの大家さんとかに聞いてみたがなかった
俺はショックだった 彼女に喜んでほしかったのに もっと綺麗になってほしかったのに
貯金も使い果たした
周りからの見られ方が少しでも変わればいいと思ったんだよ
自分がしてあげるつもりだったんだろ
まぁドアにかけたら意味ないけどw
しょうがないと割り切った
そんな事より仕事があったのだから
パーティーが楽しみだった
3年前の話で当時中3なのに現高2ってどういうこと?いや普通に間違えただけなら別にいいんだけど
年が明けたから三年前ってことじゃない?
4月からは高3なんでしょ。
ありがとうそういうことか
楽しみにしておくよ