あるとき先輩の仕事を手伝えと命じられたけど、畑違いの自分には
とてもじゃないから無理だと言ったら
「へーそう、いいんだ。俺、○○組の組長と懇意なんだけどねー(チラッチラッ」とされた。
後から知ったんだが、後輩に言うことを聞かせるときの先輩の常套句だったらしい。
腹が立ったんでその場で○○組の組長に電話して、
「この人知ってますか?」と聞いたら
「知らんが、念のため確認しするからそいつとかわってくれ」と言われたので
素直に携帯を先輩に渡したら、ちょっと話しただけで一気に顔色変わってワロタ。
その上、俺の所属してる消防団の団長が組長の息子。
しかも借家の向かいが組長の自宅。
その縁で、と組長にもなにくれとなく可愛がってもらってる。
「一人もんはろくなもん食ってないだろうからうちに飯に来い」
と、休日は夕食をご馳走になったり。
ちなみに俺がその集落に住んでるのは、社内では割と有名だし、
先輩もよくいじってくるから知ってるはず。
(田舎好きなあまり山奥に引越して、通勤に30分かけてバイクで山越えしてるので)
俺の住所と○○組の所在地を結び付けたら、もしかして近所付き合いあるんじゃね?って
気づけたかも知れないのに。
その後、組長が先輩に
「知り合いかもしれないから一度会いに行くわ。住所教えろ」と言いだしたらしく、
「本当にすみません、勘違いでした」と携帯片手に泣き始め、
俺にヘルプを求めてきたので助け舟を出してやった。
それ以降、先輩が俺に無理を言うことはなくなったけど
俺の顔を見るたびにびくっとするので、周囲には俺が先輩に何かしたと思われた。
仕方ないので説明してやったら、他の連中も先輩に無理を言われると
「○○組長とお知り合いなんでしたっけ?ww」
と返すようになり、今では先輩もすっかり大人しくなりましたとさ。
ちなみに○○組がやくざもんだったのは昭和初期の話。
戦前に解散して、今はただの土建屋なんだけど、組長のお祖父さんの逸話が
今でもこの近辺で語り継がれているせいで
未だに○○組=やくざだと思われている。
組長は「かたぎで長いこと頑張っていけば、それがそのうち過去の禊にもなるだろうよ」
と気にしてないみたいだが。
部落の話?
部落ではないが、平家の落ち武者伝説とかあるようなところ
落ち武者じゃいくらなんでもかわいそうだろ
平家の落人じゃね?
そんな物言いの仕方で察するべきかな
代々革製品の仕事とかしてる系だろ