今週中にでもこのあいだの4人で集まることになった。
ちゃっかり俺も入ってる。
友人も忙しいらしいけど、うまいこと時間をつくると。
俺もまあ何かあれば協力するといった手前、断りづらいし。
傍観者の立場でいたほうが良かったかもしれないと今になって思ってる。
どうやら山田桃子は友人の他にも恵美子と偽っていたらしい。
集まってどうこうなるわけではないと思うんだけどな。
あざす。
なんかよく分からんけど、今からってことになってしまった。
ちょっと出てくる。
帰ってきて書く気力があったら報告する。
書いていくわ。
なんかどうやら恵美子と美樹が今日二人でもともと会っていたらしい。
んで、向こうから今までの事情を話してきた。
山田桃子には長いこと付き合ってた男がいたらしいんだけど、その男が恵美子にほれ込んでしまった。
で、しばらく経って恵美子と付き合いだした。
恵美子は男が山田桃子と付き合ってたことは知ってたそうだけど、しっかりと別れてくれるなら特に問題はないと思ったそうだ。
それから陰湿な嫌がらせが始まる。
まあ、具体的には無視やら陰口やら。
最初のうちは直に飽きるだろうと思って放っておいたそうだが、どんどんエスカレートしてった。
盗難やら、コルセット(?)とかを捨てられたりとか。
まあ、見てみぬふりというか、やんわりと注意はしてたそうだ。
でもまあ、恵美子はかなりストレスになってたらしく、職場の人に訴え続けてた。
んで、9月ごろに山田桃子が恵美子の予防衣に何かを塗りたぐってるところを医局の人に目撃されて、呼びだしを受ける。
それからすぐに山田桃子は仕事をやめたそうだ。
それ以来山田桃子は姿を消した。
恵美子は山田桃子に対して怒りとか恐怖の気持ちはあったんだけど、
もう対面することはないだろうし、まあいいかと思って今までいたそうだ。
別人だった。
あれは絶対に顔をいじってたな。
化粧であれだけかわるんなら俺人間不信になるわ。
その中で、その違うアドレスと連絡を取り合ってた人もいたそうだ。
街コンに誘われてた人もいたとのこと。
とりあえずその人たちには詳しいことは言わなかったそうだけど、「なりすましだから」というようなことは送っておいたそうだ。
そのときに多分アドレスやら見られたのだと思う、と恵美子は言ってた。
山田桃子を捕まえたいからだそうだ。
友人とはまだLINEで繋がってる(返信は来てないらしいが)から、そこでうまくコンタクトできないかとの相談だった。
なんてことを考えやがる、と思ったけど、友人は意外に乗り気だった。
「返信来ないと思うよー」とか言ってた。
そこらへんをかなり調べて警察に通報すれば、名誉毀損やらなんやらで訴えることもできるだろうし。
山田桃子は多分普通の人間じゃないから、あまり刺激しない方がいいと思うよ、といっておいた。
そのあと、俺はちょっと疑問に思ってたことを聞いてみた。
街コンのとき、美樹は恵美子の変化に全く気付かなかったのか、ってこと。
それから、声の違いはあったかってこと。
美樹は申し訳ないが、全く気付かなかったといってた。
看護学校の話をふっても、共通の友達の話をしても、会話が出来たという。
恵美子の周囲を徹底的に調べ上げたのかもしれない。
まあ、もともと恵美子も特徴的な声じゃないしなあ。
俺から、戸籍を調べて山田桃子の家に直接行って話し合うことも出来るよ、と伝えた。
ただ、山田桃子が両親とかと同棲してるのであれば行っても良いけれど、
もし1人暮らししてるようであれば、これもまた、警察とかに事情を話してからの方が良いと思う、と言っておいた。
他の人にも被害を聞きながら、少し考えてみるとのこと。
みんな仕事終わりとか仕事前とかで辛そうだったんで、解散。
という感じでした。以上。
友人はまだしも、どこの馬の骨かもわからないような俺にこんなに赤裸々と過去の話が出来るってことは、かなり向こうも緊迫した状況なのかもしれない。
その方が俺もここに書き込みやすいしね。
できる1過ぎてとりまアドバイスとかはないわー
ほんと素人がメンヘラ呼びだして説教とかフラグでしかないわなww
ありがとう。
メンヘラ関係の話はよく聞くからね。
心理学を少しかじってるってのもあるかもしれない。
まとめかあ。うーん。
そんなにいっぱいその手の話があるの事がすでに怖いが、
ドンピシャの病名とかは見つけられなかったぜ…。
真似女・・・。
ぐぐってみる。
というか、そんなワードがあるのが怖いね。
「火遊びしたい」とかいってた。
バカだなあと思った。
まあ、本心じゃないとは思うわ。
恐れを知らない友人には是非前述のルームメイト見ることをお勧めする。
ちなみにどこら辺がホラーかというと、精神的恐怖も去ることながら最後は命のやり取りになるからね。
いろいろとレビューを見てて、面白そうだなと思ったんだけど、
ネット上に生息する残酷悪魔超人の下劣な作戦によりネタバレを食らったww
今度友人に勧めてみるよ。
今んとこ冷静な1のおかげで安心して読めてるし
万が一、ここで山田桃子が不慮の事故死でも遂げた日にゃー
充分オカネタになりそうな事をしそうな気もするが
もう、いろんなモノが沸くだろうね。
恐ろしい。
高校の同級生が自分のことを真似まくってたって話がぞわっとしたわ。
明日、山田桃子の家に行くそうだ。
市役所で住所を調べに行ったそうだけど、事情を説明してもダメだったみたい。
でも、恵美子の職場で調べてわかったそうだ。
半年前のだけど、住所が変わってないことを信じて行ってみるって。
美樹「恵美子とあたしとあたしの彼氏(←!!!?!?!??)」とのこと。
今日の報告は以上です。
本当は警察とか公的第三者入れた方が安全とは思うけどね。
リアルにおかしくなってたとき、襲われても大丈夫かねえ…
かなりそれを勧めてるんだけど、どうも恵美子側の意向としては警察沙汰にしたくないみたいだ。
気持ちもわからなくは無いけど。
続きがまたおもしろそう!
>>139
ありがとう。
不謹慎ながら、俺も少しわくわくしてるところもあるわ。
自分だったらっておもうとおかしくなりそうだけど。
どうだろう・・・。
山田桃子が何を考えてるのかわからんからなあ。
解決した後被害届とかはどうするのだろうか?
どうだろうなあ。
これも多分山田桃子次第じゃないかな。
美樹の彼氏はタクシー代わりだったようだ。
山田桃子の実家に行き、まずは美樹が1人でインターホンを鳴らす。
母親と思われる女性が玄関まで出てきて対応してた。
看護士だった頃の知り合いだといったら、普通に話してくれたらしい。
・山田桃子はもうここに住んでない。
・長いこと彼氏の家に住んでた。
・住民票は移してないが、半年ほど前から1人暮らしをしてる。
との事。
で、どうしよう、と俺に相談してきた。
俺は、とりあえず母親に事情を話してみたら?
って送った。
これが今。
返信待ちです。
リアルに襲われるとか考えて善後策考えた方がいいんじゃないか?
うむ。
いろいろと考えてみてる。
俺、大学時代に心理学科専攻だったんだ。
さっき仲良かった教授に相談のメールを送ったんだぜ。
おそらく専門分野だと思うから、少し頼りにしてる。
母親が話が通じそうだから、もう一度行ってみて、母親に相談してみようということに。
今度は俺も付いていくことになった。なんかかなり心配になってきたんで。
友人も連れて行きたいけど、大所帯になっても困るし、おそらく仕事の休みなんてもうしばらくないだろうしな。
ちなみに、友人のLINEの山田桃子からの返信はまだないっぽい。
ここまでくれば、最早無さそうだな。
要約すると、こんな感じ。
「山田桃子さんに会ったわけじゃないから僕の憶測でしかないけど、それでよければ助言として聞いてほしい。僕の仕事柄、どうやってその症状を改善させていくかという方向で考えることしか出来ないけど、山田さんが一番信頼できると思っている人に事情を話して協力してもらうのが一番良いと思うよ。ご両親と仲が良くて、ご両親が顕在ならご両親に。他に友達がいるなら、その友達に。なぜそんなことをしてしまったのか、ということを理解する必要があるからね。もし山田さんが根強い心の病をもってるならば、カウンセリングを受けて、正しい治療をしないといけない。これは、君たちだけじゃ絶対に終わらせられないことだから。ただもし山田さんが何か事件を起こしてしまったのなら、それはしっかりと警察に連絡しないといけない。それと、恵美子さんと山田さんを面会させたり、山田さんとその元彼氏を面会させたりすることは、絶対やめよう。何が原因で症状が悪化するかわからないし、とても危険だと思うから。」
さすが教授。
確実にストーキング続行中じゃないですかーやだー
恵美子が、桃子の実家に行ったとか美樹と一緒に行動してるとかバレてないだろか、
それを知ったらどういう行動に出てくるのか想像もつかねぇこええ
一応、地元はかなり中途半端で発展途上なところなんだ。
で、電車とかバスを使って通勤とか移動するとなると、ここら辺なら最寄り駅の近くに住むのが一番良いんだよね。
もしかしたら、そういう理由かもしれない。
というか、そう思いたい。
まあ、ほぼストーキング続行中で間違いないだろうけどね。
明日の午前中に、俺と美樹とでもう一度向かうことになった。
状況が状況なんで、迅速に動くことにしたわ。
次にここに書き込むのは、明日の夜になると思う。
気をつけてねまた来てねー
恵美子がツイッターやフェイスブックみたいな
SNSとかで自分の情報をだだ漏らしにしてないか気になるな。
ストーカーする方が悪いけど、
ストーキングされてる方もワキがあまかったりするんだよねぇ。
相談していたっていう事実があれば何かあったとき警察の動きもだいぶ変わると思うんだけど
>>162
レスみてなかった、ごめんね。
最終的に、そうしました。
仕事をする気にもならないんで、まとめます。
今日の10時くらいに山田桃子の実家に行ってきた。
アポ無しだったんで心配だったんだけど、母親が出てきて安心した。
かなり若く見えるなー、と思った。
俺と美樹で部屋に入り、恵美子は少し車にいてもらって様子をみることにした。
で、俺がまず、事情を説明。
実はこんなことがあって、恵美子さんが迷惑を受けてると伝えた。
出来る限り細かく、だけど相手を刺激しないように話した。
で、「今はただの成りすましだけど、今後なにか被害が起こらないとは思えない」
「そうならないように協力して欲しい」と伝えた。
山田母はしばらく無言だったんだけど、恵美子は今どこにいるか、ときいてきた。
で、今は近くで待機してると伝えると、是非会わせて欲しいといわれた。
かなり迷ったんだけど、結局恵美子を召喚することにした。
これには正直びっくりしたわ。
で、山田母がいろいろ話し始めた。
整形したことは知っていたとのこと。
山田桃子のアパートには数回行ったそうだ。
そのときに顔の変化に気付き、問い詰めたそうだ。
声を変えるため、鼻の裏の骨まで削ったそうだ。
なぜそんなことをしたのかと聞いたが、可愛くなりたかった、としか言わなかった。
だから、仕事をやめた理由も知ってる。
本人にも、いろいろと聞いて、二度とそういうことをしないようにと、念を押した。
また、それも看護士の過労が理由のひとつだと考え、またすぐに働くなら職種も変えたほうがいいと伝え、現在の塾の仕事を紹介したらしい。
こっちとしても、事を荒立てたくはない、できれば穏便に済ませたいが、これ以上何かあるのであれば、おそらく警察に頼ることになる、と伝えた。
そしたら、
「今から娘のところへ行く」
「私が言って何も変わらなければ、警察に届けを出してもいい」
と言われた。
俺と恵美子は同行することに。
美樹は午後からの勤務だったので、ギリギリまで付いていくとのことだった。
仕事場にいる可能性もあったけど、ここからはかなり離れてるんで、まずは自宅にという感じで。
近くの駐車場に車を止めて、とりあえず山田母と俺がアパートに向かった。
アパートの外見は小奇麗で、いかにも若い人向けって感じだった。
多分1時間くらいで戻れると思う。
桃子のカーチャンまともだったか。
まぁまともと断定するのも早いけど、桃子を監視下に置いてもらえるといいな。
化粧だけじゃなくて整形までしてたとはな。しかも指定が細けーよこえーよ。
もしかして1が・・・・・
遅くなってすんません。
続きを書いてくわ。
山田母がドアを叩いて、声をかけてたんだけど、しばらく経っても出てこない。
やっぱり仕事中かなーとか思った。
引き返そうとしたんだけど、山田母が合鍵を取り出して、鍵を開けた。
山田母はそのまま中に入っていった。
俺は部屋の外で待機。
でも、ちょっと気になったんで、ドア越しに中の様子を見てみた。
玄関近くにキッチンがあって、その奥に2部屋あるみたいだった。
俺はそんなにじろじろ見るのもあれだと思ったから、外の景色を眺めてた。
しばらく経って、山田母が玄関の方に戻ってきた。
なんか、無表情というか、なんというか、表現しづらい顔をしてた。
「やっぱりいませんでした?」って聞いたら、「え、ええ・・・」とは言ってたんだけど、なんか様子がおかしい。
で、「どうかしたんですか?」って聞いたら、また無言。
山田母は何も言わなかったけど、そのまま入った。
よくそんなことが出来たなと、今になって思うわ。
いや、どうにも山田母の様子が普通じゃなかったし、冷静になれなかったんだと思う。
女の子らしい可愛い感じの部屋で、机の上やベッドの上にぬいぐるみがたくさんあった。
机の上に、事務の仕事の書類と思われるものと、ノートパソコンがあった。
元彼の写真とか、恵美子の写真でもあるのかなーとか思いきや、そういったものは何も無かった。
でもまあ、できるだけ詳しく書いていこうと思う。
申し訳ない。
パンドラを思い出す
パンドラは怖かった。
ドアに「恵美子の部屋」って書かれてて、嫌な気しかしなかった。
ドアを開けてみると、窓が無いらしく真っ暗だった。
で、手探りで電気をつけた。
えっと、何から説明したらいいかわからないわ。
まず、ベッドが3つあった。
部屋の奥から、等間隔に並べられてた。
全部暗い色で統一されてた。
入り口側の左億の壁に、机があって、その上に、なんかの書類とノートパソコンがあった。
百枚はあったんじゃないかな。
小さい子どもの写真とかもあった。
恵美子と思われる写真もあった。
で、その写真のほとんどに、修正ペン?か、白いマジックで×印がかかれてた。
写真全体にというよりかは、写真に写ってる人の少し上に。
ぞわっとした。
おばさんが外の通路にいたんで、とりあえずそっちに向かおうとしたら、風呂場だと思われるところから、ガタって音がしたんだ。
お化け屋敷でもないのにひぃって声が出たわ。
で、パニくってしまって、小声で
「おばさん!おばさん!」と言って小走りで向かった。
山田母が振り向いたんで、一度冷静になってから、「お風呂場で音がしたんで、様子を見に行ってもらえませんか?」と伝えた。
で、俺はそのまま外の廊下に待機。
ドアだけ開けてた。
気になって調べたけど、まだやってるんだね。
興味沸いたわ。
あらすじからして面白そう。
「桃子、いるの?」とか聞いてたけど、返事が無かった。
山田母がこっちを見たんで、開けてみてくださいって小声で伝えた。
で、山田母がドアを開ける。
山田母が「あんた、こんなところで何してんの?」って言った。
刃物とか持ってないやろなー
「なんだ、お母さんか。よかったー」
と、なんか普通の声が聞こえた。
なんか、想像してたパターンと大分違って、え?ってなったわ。
「なんか男の声が聞こえたけど、誰? ○○?(知らない人の名前)」とか言ってた。
固まってる母親を前に、風呂場から山田桃子が私服ででしれっと出てきた。
それでこっちをみるなり、「あ、こんにちはー」って俺に挨拶してきた。
「ど、どうも・・・」って返したわ。
正直、そんなに似てないなと思った。
化粧もあるのかもしれないし、少し山田桃子に俺フィルタがかかってたからかも。
多分、母の友達だと思ったんだと思う。
とか言いながら、そのまま部屋に向かう。
向かった先は、最初に入ったいかにも女の子って感じの部屋だった。
「お茶でも飲みますか? とりあえず上がってください」と言われた。
なんか今まで思ってた感じじゃなくて、肩透かしを食らったような感じだった。
唖然とするというか、毒気を抜かれるというか、まあ、呆然とした。
友人はそんなに目は悪くないと思う。
そういう話は聞いたことが無いわ。
ベッドが3つって事は、人格も3人分???
キチの考えることはわからんー
山田桃子はえ?って顔をしてた。
「あんた、恵美子って人のことストーカーしてたんでしょ!」
いきなり言うか、と思った。
なんか声のボリュームが大きくて少し周りが気になったんで、とりあえず玄関の中に入って扉を閉めた。
山田母は、そのまま怒った口調でなんでそんなことしたの!とか、あたしがあれだけ言ったじゃない!どうして繰り返すの!?とか怒声を放ち続けた。
山田桃子は下を向いて、無言だった。
って言った瞬間に、山田桃子が顔を上げて、
「隣の部屋入ったの? あれ?」と言いながら、首をかしげた。
山田母が、「なに。それがどうしたっていうの?」って言ったら
「あれ? 誰もいなかった?」って。
「恵美子が住んでる」って言った。
山田母が、え?って顔になって、引きつりながら俺のほうを見た。
多分俺のほうが引きつってたと思う。
怖え~~~~~よwwww
ページ更新してびびった。
それを言うのはまずいんじゃないか、と思ったが、ヘタレなんで何も言えずにいた。
山田桃子が、「え、だってさっきまで恵美子いたよ」って言った。
山田桃子が「でも、いたよ」という。
山田母は、気が動転したのか、泣きながら山田桃子に掴みかかった。
で、これはまずいと思って、止めに入る。
人格②:1の事を知らない「桃子」→母にとっては、これが本来の「桃子」
人格③:まさかの「恵美子」か?
で、山田桃子に「ちょっとすみません」と、話しかけた。
山田桃子は、なんだかびっくりして泣き出しそうな顔をしてた。
で、すこしだけ山田桃子の方に近づいて恐る恐る聞いてみたんだ。
「えっと、びっくりさせてごめんね。俺はお母さんの知り合いなんだけど、名前を教えてもらって良いかな」
「あたしの名前ですか?」
と聞いてきた。
「そう」って言ったんだけど、その後しばらく無言が続いた。
多分30秒くらいだったと思うけど、もっとかかったような気もした。
山田桃子がそのまま横にぶっ倒れた。
山田母が、駆け寄って、どうしたの!?桃子!?って聞く。
反応が無かった。
で、「救急車!!救急車!」って叫んだ。
俺もびっくりして、そのまま救急車を呼んだ。
桃子を治療するならカーチャンにもカウンセリングが必要だな。
カーチャンの対応一番あかんやつやー、気持ちはわかるけどもー
しばらく車で待っててと。
美樹は出勤の時間が近づいてたが、状況がアレなんで、残るといった。
恵美子も、現場には近づかないけど、すぐに報告して欲しいから残るっていってた。
救急隊員が山田桃子を運んでったんだけど、山田桃子は動かないままだった。
救急隊員が、事情を聞いてきたんで、説明したところ、山田母が山田桃子に掴みかかった時に、怪我をした可能性があるから、警察に連絡しなければならない、と言われた。
どう考えてもそれは無いと思うと言ったんだけど、義務ですのでと言われた。
残った1人の救急隊員と、警察が端の方で二人で何か話してた。
外傷は今のところ見当たらなかった、とか聞こえた。
で、今度はこっちにやってきて、詳しく話が聞きたいから、パトカーの中まで来て欲しい、と言われた。
で付いていく。
パトカーは2台あって、俺と山田母は別々のパトカーに乗った。
「口論になった理由とか、掴みかかった理由とか、教えてもらって良いかな」と。
でも、どこから話せばこいつは納得するんだろうと考えた。
部分だけ説明だけしても、逆に面倒になると思った。
美樹に事情を説明して、恵美子に大まかなことを警察に説明してもいいか聞いた。
状況が状況なんで仕方ない、と承諾を得た。
で、警察に今までの一連の出来事を説明した。
といっても、大まかにしか説明しなかった。
「山田桃子にストーカーまがいなことをされてた友人がいて、山田母に連絡して、アパートに来た」くらい。
「したと思いますよ」と白を切った。
で、いろいろと事細かに説明をした後、署で書類だけ書いてもらっていい?と言われた。最初から署に連れてけよ、と思った。
で、警察署に付いて、少し待たされる。
書類にサインしてるときに、おっさんが喋り始めた。
「あー、ストーカーされたとか言ってたよね」
「ええ。友人がですけど」
「それ、訴えたりする?」
「わかりません」
要約すると、
「多分、山田さんは、精神の病だとおもう」
「鑑定でそれが確定するなら、多分ストーカーじゃ罪状はつかない」
みたいなことをそれとなく伝えたかったんだと思う。
まあそんなことを言われてもって感じだけど。
で、全部終わって、そのまま部屋を出た。
山田母は、このまま病院に向かい、そのあと署に戻るといっていた。
俺は、正直とてもじゃないくらい精神的に疲れてたので、病院には行かなかった。
山田母と電話番号を交換して、そこで別れた。
で、居た堪れないような思いの中、無言で二人を駅まで送り届けた。
今日は、こんな感じでした。
夜、少し時間が空いたのは、教授にあって報告してたから。
これからちょっとその話をします。
って事は…………怖っ!!