娘がいつもより遅く学校から帰ってきて、
私の顔を見た瞬間泣き出したことがありました。
数日前、帰りに同じクラスの順子ちゃんに、
「帰りにちょっと公園行こう」って誘われた。
何の気なく行くと、次の会話。
順「あのさ、ちー(娘)さ、○ちゃんち泊まりに行った事ある?」
娘「えー、一回もないよ。なんでー?」
順「んー、やっぱりそっかー。」
娘「えー、なになに?どうしたの?」
その日は順子ちゃんはなんでもないよーって言って、
そのまま話が終わったらしいのね。
で、今日の休み時間に、その順子ちゃんと○ちゃんのグループが
取っ組み合いのけんかをして、
順子ちゃんが机に突っ込んでしまって頭から大流血したとの事。
私はそこまで聞いて、順子ちゃんの血を見たショックで泣いているんだと思ったんだ。
でも、よくよく話を聞いてみると、全然そんな事じゃなかった。
順子ちゃんはガンとして理由を言わなかったらしいのね。
相手の女の子達数人も、ただ泣きじゃくってるだけで
全く理由を言おうとしない。
結局当事者たちは職員室に連れて行かれたらしいんだけど
そこでも全く口を割らなくて、
仕方なく一部始終を見てた他の子供を数人職員室に呼んで
話を聞いたんだって。
そこにはうちの娘もいたんだけど。
その子達から聞いたケンカの理由は、こうだった。
ちーが○ちゃんの家に泊まりに行って
お気に入りのぬいぐるみや、
○ちゃんのお母さんの財布からお金を盗んだ。
ちーは泥棒だから、ちーとは遊ばない方がいいって
根も葉もない事を、その子達はみんなに言って回っていた。
その日もそうやって陰でコソコソやっていて、
それに気付いた順子ちゃんが「いいかげんにしな」と言って
その子達を諌め様として取っ組み合いになった。
自分を助けようとしてくれた順子ちゃんが怪我をした
そのショックで娘は泣きじゃくっていたらしかった。
その日の夜、ダンナが帰るのを待って
菓子折りを持って順子ちゃんの家に家族で行きました。
お母さんも学校から怪我の経緯を聞いていたらしく、
申し訳ない、ありがとうございましたと頭を下げる私たちに
「あの子がちーちゃんの事を好きで、我慢できず自分で考えてやった事。
何も気に病むことはないんですよ。
あの子に、体を張ってても助けたいとまで思える友達がいたって言う事が
私達はとても嬉しいし、逆にありがたいと思っているんです。」
と、ご両親が仰っていました。
こういうと語弊があるかもしれませんが
当時そのご両親は、まだ20代。
今若年層の親達の非常識さがうたわれる中で、
このご夫婦は何て素晴しい子育てをしているんだろう、
なんて素敵なご夫婦なんだろう、と
心から感動し、尊敬し、感謝しました。
その後、このご家族とはずっと家族ぐるみのお付き合いをしています。
なんだかスレ違いっぽくなってきましたが
未だに忘れる事のできない、
いい人、優しい人たちの思い出です。
理由を聞かれて答えなかった理由が分からない。
口で言っても悪口を止めない、殴り合いのケンカしてまで止めるつもりはないのに
先生に言わないでどうするつもりだったのか。
親がいい人って話なら分かる。
順子ちゃんはちーちゃんの耳に入れたくなかったんだと思う。
ちーちゃんの心を庇ったんだよ。
良い子だね。
順子ちゃんが先生に言わなかったのは、
ここで先生に理由を言ったら
多分帰りの会で先生が皆に向けて
ちーがどんな風に噂されていたのかを伝えて、
「そんな噂立てちゃだめだぞー」とか言って
ちー本人や噂を知らなかった子にまでその話が伝わってしまう。
それじゃちーが可哀想だ。
そう思ったんだと順子ちゃんが言っていたと
その後順子ちゃんのお母さんから聞きました。
てか、ムダに長くなってしまいました・・・ごめんなさい。
それとなく本人に気づかせないように確かめるっていうのがいいやね。
じーんときたよ。
でも>>920の20代の親にしては云々ってのは、あれだと思う。
普通に一生懸命子育てして育児の修羅場を乗り切ってきた
人達ならそれくらいの事が言えて当然あれ。
あ、でも当たり前よりはちょっといい感じかも。えらい。
逆にDQN親は年齢に関わらずどこまでいってもDQN親。