私子 25
葛男 25。仕事の繋がりで付き合いが始まり
交際2年位でした。
ビス子 自称30。オレ男の彼女。ハッスルタイムのある店で働いていると聞いた。
ある日葛男に、オレ男ビス子を紹介され、4人で飲みに行ったり、出掛けたりする様になった。
最初の内は、健全なダブルデートを楽しんでいたが
次第に、3人で遊ぶ様になっていた。
元々、仕事の時間帯が真逆だったため
寂しいけれど、しょうがないかな…と思っていた私子
取引先のお店の方に(葛男の働く店)
店主「最近葛男君、セクキャバの女にはまっとるらしいと聞いたけど…大丈夫か?」
と言われました。
もしかしたら、ビス子の事だと思い、(現にビス子の店はそう言われる類だったため)
特徴などを話すと、ビンゴだったので
私子「彼女は葛男の友人の彼女だから、大丈夫ですよ〜w」
店主「そうだったんだ、ごめんね変な事言って」
それでこの日あった事を葛男に報告し、訳を聞くと
葛「オレ男に付き合ってるだけだ」と言われたので
あまり問いつめませんでした。
また4人で出掛けたのですが
葛男はやたらビス子にべったりで、オレ男が私子に気を遣いまくる。
久しぶりの休みなのに…
多少いらっとしたので
早々とその日は1人解散し街をブラブラ過ごしていました。
夕方になり、そろそろ帰ろうと家路を急いでいると
前の方に、見慣れた後ろ姿。
仲良く腕を組む葛男とビス子でした。
あまりにもナチュラルな2人にただ呆然と立ち尽くだけの私子。
そんな私子にいつからいたのか、声をかけてきたオレ男。
2人の行く手にはホテル街。
私子「い、いつからそこに居たの!?…見てた?」
オレ男「見てた見てたw
てか、ずっと前から知ってたww知らなかったの私子ちゃんだけだよ?ww」
なぜ笑っているんだこの人は。
私子「笑ってる場合じゃないですよ!止めなくていいんですか!」
オレ男「いいからいいからw、とりあえず話したい事あるから、どっか店行こう」
オレ男に連れられ、話を聞いて呆然。
・今ビス子は妊娠している
・誰の子供か分からないが、オレ男は無職だから、候補から外されたみたいだ。
・それならば、若くて一応仕事のある葛男に父親になってもらおう。
・葛男はこの事知らないから、葛男にも私子にも黙ってなさいよ!
・私子?オレ男とくっつけばいいじゃないww
オレ男「って訳で俺も振られたんだww」
なぜ笑っていられるんだ。
私子「…どうするも何も葛男とは別れます。」
オレ男「うん。あまり落ち込まない様にね、あいつらおかしいからさ。って俺もおかしいかww
ごめんな。
それじゃ、もう会う事ないと思うけど、元気でな」
私子「…あの、オレ男さんが父親だと言う事は?」
オレ男「ないないww医学的に証明された種無しだからwww」
爽やかにカミングアウトして去って行くオレ男。
なぜ笑ってry
葛男「あ〜そう。良かった。俺ビス子と付き合う事にしたからさww
二股だと気分悪いじゃん
じゃあな〜」
十分二股です。本当にry
何も知らずに…。
それからも、何度か葛男の勤める店に出入りするが
全くのスルー。
寧ろ、新しい彼女ビス子絶賛。
そんな嫌な日を過ごしていると
葛男が突然の逃亡・行方不明に。
きっとビス子に妊娠の事を聞いたのだろう。
父親候補を完全に失ったビス子を何度か見かけたが、
元々細かった人が、更に痩せこけ危険なオーラを放っていました。
聞いた話によると
葛男の職場へ何度も通い、泣き喚き暴れ倒しまくりだったそうです。
私子も気をつける様にと、注意を受けました。
そんな注意を受けた矢先
ビス子に追いかけられましたが
妊婦とは思えない速さだったので
危険を感じ、ビス子vsワゴン車のカーレースを繰り広げる事に。
お腹の命の事を忘れていたため
急に不安になり、ビス子を探す私子。
ビス子は、また葛男の職場にいました。
かなり怖かったが、葛男職場の方々もいたので
しっかりビス子の話を聞いてやる。
周りの助けもあり、
ビス子は落ち着き、普通の人に戻っていった。
葛男職場の人が、ついうっかり。ほんとうっかり。
葛男実家の連絡先を漏らすまでは…
それからの事は分かりません。
ただ、実家の連絡先を聞いたビス子の表情が
また人から退化してしまったので、
葛男は修羅場を迎えたのでしょう。
以上、私子にはあまり関係ない修羅場でしたねorz
長文・駄文失礼しました
暑い盛りに納涼をありがとう。
葛男の後日談があったらよろしく。
あれから一度だけ、未登録の番号から着信がありましたが、
すぐに切れてしまったのと
その後携帯が水責めにあったため、新しい携帯を購入しました。
よって、残念ながら葛男の安否は分かりません…
着信も携帯水責めも
夏特有の怪奇現象であったと思っております。
乙
オレ男、もう笑うしかなかったんだろうな。
ごめんクソワロタ