うちの大学にの黒い肌の留学生のボビー(仮)がいる。彼は筋骨隆々でで、日本文化を学ぼうとやって来た真面目な学生。
彼は去年、日本に海外にありがちな妙な偏見を抱え込んでやってきていた上、日本の常識に関しては全然判って無かったんだが…
去年の今ぐらいの、食堂のテーブルで一緒に話してたタナカとボビーの会話を再現すると…
ボビー→( ゚д゚)「テァナカ、漫画デ読ンダ、いー…いー…イパチノサイゴッペ、ッテ、ナニデスカ?」
タナカ→( ・∀・)「うん。(ルーズリーフに筆ペンで、辞書を一度も見ずにサラサラと書く。)
「鼬の最後っ屁」と書くのだけれど、要するにだね。日本のスカンクが、逃げる時にオナラ…えーと、がす・ふろむひっぷ?」
( ゚д゚)「fart? flatulate? pass gas?(お尻を指して、臭そうなジェスチャー。)」
( ・∀・)「YES、多分それ。で、スカンクが逃げ際にパスガスすること。コレが、最後に嫌な事をして逃げる、って言う意味になってる。」
( *゚д゚)「OOHH、ワカリマシタ、アリガトー。」
(* ・∀・)「どういたしまして。日本の事なら何でも聞いてな。その代わり英語教えてね。」
ココから一年後。先日の飲み会において。
( ゚д゚)「タナカー。久しぶりー。地元(米リカ)で麻の中の蓬って褒められたよー。」
( ・∀・)「そりゃあ良かった。それにしても鼬が道切ってたかと思ったら、帰ってたんだ。」
自分→(´・ω・)「お前らが喋ってるの日本語?」
( ゚д゚)「こちとら生まれは米リカでも心意気はチャキチャキの江戸っ子でい。」
( ・∀・)「すっかり日本人以上の日本語能力だよな。何だか藍より青しって感じだねえ。」
こんな調子で、自分の理解できないレベルの慣用句を使いこなし、いまや担当教授も舌を巻く程の日本通。
今年から、華や茶道を学ぶのと、アルバイトで中学生向けの国語(日本語)の塾講師をやろうと息巻いてる。
そして彼らと一緒に居ると、日本語と英語の同時学習できて、テラタノシス。読みにくい文章でスマン。
だから、下の会話を判りやすく翻訳しておく。
( ゚д゚)「タナカー。久しぶりー。地元(米リカ)で「周りが真面目だからオマエも真面目になったね。」って褒められたよー。」
( ・∀・)「そりゃあ良かった。それにしても「便りが唐突に途切れ」たかと思ったら、帰ってたんだ。」
自分→(´・ω・)「お前らが喋ってるの日本語?」
( ゚д゚)「こちとら生まれは米リカでも心意気はチャキチャキの江戸っ子でい。」
( ・∀・)「すっかり日本人以上の日本語能力だよな。何だか「弟子が師匠を越えた」って感じだねえ。」
と、言うような意味合いの会話です。正直判りにくい文章でスマンカッタ。
タナカ、って弓道やってる人?
前に京都でエアー通し矢やった話あってとても和んだ覚えがあるw
違ったらごめんな。
タナカは弓道はやってないよ。タナカ曰く、「弓と薙刀は婦女子の心得。ディスイズ サムライソウル」みたいな事を言ってたから。
でも、もしも近所に八畳ロフト付きのフローリングの部屋を半年で引き払い、六畳、畳張りで西日の眩しいオンボロアパートに喜々として引越し、
好んで煎餅布団に寝て、普段着に女物の羽織と半纏を着こんで漫画と小説の古本に埋もれ、
ちゃぶ台を部屋の真ん中にしつらえて、理想のインテリアとか申す明治時代の学生風味の男を見たら、そいつはタナカかもしれない。
もしも、六畳フローリングにゴザを敷き、デッカイ身体をコタツの中に押し込んで、火鉢に灰を入れないで木刀に竹刀に鎌倉で買った模造刀を挿し、
壁に三/船/敏/郎のポスターを貼り、タワーパソコンの上に紅白の招き猫とマイナーロボのフィギュアを鎮座させ、
冷凍庫の中に、賞味期限の過ぎた職人の手作り和菓子を丁寧に冷凍保存しているデカイ黒人がいたら、そいつはボビーかもしれない。
もしかしたら何処かの大学のテラスで、でかい黒人に「タナカはニンジャに違いない。アイツの家のタタミ、簡単にひっくり返るんだ。タタミガエシの術だ!」
と囁かれて、ちっこい日本人に「ボビーはニンジャの認識を改めてくれないからお前からも言ってやって?」と窘められて、
黒人が「FBIもそうやってUFOの存在を隠しているんだ!」と鼻息あらく詰め寄られ、ちっちゃい日本人に「諦めようか。」と項垂れられている奴らがいたら…そっとしといてください。
いや、して欲しいぞ!してくれ!
FBIとUFOまで出てくるボビーカワイスwww