成金でわがまま父方の祖父。
母は育ちが悪いだの罵声を浴びせられ時には暴力をふるわれた。
さらに幼い私に煙草の火を押し付け、 私の顔にはいまだにそのあとが残ってる。
その後私の顔の後に激怒した父母により引っ越し、以来疎遠になっていた。
幼少の頃はこのように嫌われていたが、ある時転機が訪れた。
父は次男で、その兄である長男夫婦には子供がなかなかさずからず、4、5年の不妊治療の末生まれた赤ちゃんには障害があった。
それから祖父の態度は一変。
顔のことがあってから疎遠にしていた私によくプレゼントやお金送り、ちょくちょく遊びに来ては「大きくなってからはじいちゃんのところで一緒に住もうね」 というようになった。
私は思春期を迎え、顔の跡で悩むこともあり、また母への対応が相変わらずだったため、祖父を嫌いになっていた。
祖父は「お年玉」と言って私に小切手でお金を渡そうとした。
きっとお年玉にかこつけた生前分与のつもりなのだろう。
しかもここで一言
「普通に死んで父に遺産が行くと、自動的に母の懐にも遺産が入る。 それだったらその分を今からお前にくれてやる。」
そこで私はぶちぎれた。
「私がお前の身勝手な煙草の跡でどれだけ苦しんだと思っている!私は昔からあんたが大嫌いだったんだ!こんなはした金で人の心を買おうと思うなよ!こんな金よりお母さんの方が大事だ!お母さんがどれだけ傷ついていると思ってるんだ!」みたいなことを怒鳴った。
母も一緒になって
「女の子の顔に傷をつけやがって」
「東北の人間だからって馬鹿にしやがって」
と大声で罵倒し続けた。
父と祖母は見ているだけだった。
祖父は手を上げようとしたが病人がかなうはずもなく。
その後看護師が来たのでやめて帰ったのだが。
それから母と私はもう父方の祖父には会わない、 次会うのは葬式、ということになった。
母親、病院から帰ってくるときニコニコしてた。
まあ、私が引き金を引いた形ではあるが母親が母のウトにしたDQ返しということで。
個室だったけど、病院で騒いじゃったし。
その父親、いるか?
娘の尻馬に乗っただけってのがな
って意味じゃね?
父はこの一件で私が顔の跡についてすごく気にしていると再認識しましたし、(後でそのことについて謝られました)母は元々気が弱い人だったので、言いたいこと言って疎遠になれただけですごいです。
これで良かったのだと思っています。
本当は父にも罵倒大会に参加してほしかったのですが、叶わず。
エネミーだった母親が自分の気持ち出せるようになって、父親もどんだけ家族を傷つけてたかってこと自覚して。
叩かれるとしたらこの後の展開次第だと思う。
その跡が、歳と共に薄くなるように、わたしの超能力で念じてやる。