祖父が氏んで、書斎を整理していたらとんでもない量の手紙が見つかった。
中を見て見ると、とある女性へ宛てたものでその女性への思慕の情が書き連ねてあって、
祖父は18歳の頃から3日間隔で60年以上、好きな女性に手紙を送ることなく書き続けていた。
出社した早々
「忌引きで休むのは社会人として失格」
「社会人として相応しくない、今すぐやめろ」
「身内が氏んだくらいで休とかバカのすること、俺なら絶対に仕事する」だの
朝礼、飲み会、仕事中だろうがお構いなしに名前は言わないが
俺に対してギャアギャア騒いでた
先週だけど祖父が亡くなった。
100まで生きるような人で、突然亡くなったもんだから
周りもショックが大きくてみんな呆然としていた。
私は幸せ?なことに25になる今まで近親者の葬儀ってものに初めて参加したんだけど
あんなに元気だった祖父の大きな手は、組まれて、手は黄色くなり
ドライアイスで冷やされたせいもあるんだけど、身体も顔も冷たくなっていた。
介護のやり方についてたまに彼から質問されることがあるので
経験者として答えたりしていた。
交際1年目を迎えた先週、彼からプロポーズされた。
祖父母が線路沿いに大きな土地を持っていました
当時、駅のある場所は祖父の土地より1km位離れていました
駅周辺は、マンションや住宅も出来て賑やかになっていましたが
駅前は道も細く、バスターミナルもできない状態でしたので
祖父の土地に移転したいと申し込みがありました
幹線道路と線路の間の土地を鉄道会社に一部売り一部賃貸に出しました
新しい駅には、大きなショッピングモール、駐車場、駐輪場、バスターミナルができました
便利になったので両親は家を建てて祖父母と住んでいました
居酒屋で偶然会って、お互いの連れを交えて飲んだ時に酔ったはずみでメアドを交換して
それからふたりでこっそり連絡取り合ってたみたい。
同い年なせいか、あまりに話題が合って楽しくてつい又飲みにいくようになって
で、そのまま一線を越えて妊娠しましたとさ。