私たちは父を早くに亡くし
母一人子二人の母子家庭、貧しいながらも幸せにくらしていた
母は私たち姉弟を養うため昼も夜も働いており滅多に家に帰ってこないので
小さい弟の面倒は当時小学生(と言っても学校通ってないが)の私が見ていた
母は二人分の食事を作ってから仕事に行くが弟は食いしん坊で度々私のも与えていた
ある時弟が私の分を食べてもお腹が空いたとぐずり始め
私もお腹空いてるのになんで我儘言うんだとカッとなって
弟を押して後ろのタンスにぶつけてしまった
外に出てその辺をウロチョロしていて
何故か腹を満たせば生き返ると思いあんパンを小遣いで買って帰った
あんパン食べると聞いても当然そんなことで生き返るはずもなく
本当に殺してしまったんだと実感した
普通なら警察に連絡するのだが私は最低だ、弟を背負い近くの近くの公園に遺棄した
そのまま何事も無かったかのように家に戻りお風呂入って寝た、深夜帰ってきた母は
弟はどうしたのと私に聞き、知らない間に出て行ったと嘘をついた
母はすぐに警察に連絡し弟の遺体はすぐに見つかった、ここで全てを告白しようと思ったら
事態は一変した
なんと弟を殺害したと知らない男性が出頭したのだ、ここで明らかになったのは
意外なことであった
弟をタンスにぶつけた弟は気絶しただけで死んではいなかった、私がカギをかけずに
家を出たのを目撃した男性は空き巣に入った
そこで気絶から覚醒した弟に顔を見られ首を絞めて殺害して逃げたのだ
検死の結果分かった後頭部への傷や公園に遺棄したなどは全て私がやったことだが
何故か男性が自分でやったと供述したようだ
結果的に私は弟を殺していなかったのだが死ぬ原因を作ってしまったことは間違いない
子供を亡くしたことで母は精神を病み私は施設送り、小学校もまともに通えていないので
今は底辺暮らしです
最低な私が言える口ではないがみなさんにお願いしたい、どうか子供には
不自由な暮らしはさせないであげてほしいと
まずは、大変だったね、と労いたい。
ひどい衝撃な出来事やその後の混乱した生活の中で、
子どもと言うのは記憶を改ざんすることがある。
やっていないことをやったと思い記憶に閉じ込める。
自分が悪いと思うことで、何かを解消する手立てと言うか…
子どもが死んだ子どもを背負って公園まで行けたのだろうか
カウンセリングでも受けてみたら?
どこまでが本当かわからないよ。