暴走族
チンピラ
当たり屋
DQNカップル
外国人
など。
どの話から話して行こうか。
>>5
把握
文章で書いてくうえに、>>1は豆腐メンタルなので
読んでて不快になったらごめんなさい
DQNカップルか
DQNカップルにボコられたのは8月の頭。
ちょうど一ヶ月暗い前。
その時の俺は真面目なコンビニ店員であった。
コンビニ店員といっても深夜のコンビニで、俺は一人でレジを打っていた。
「しゃーせー」
無論、深夜に来る客などロクな輩がいない。
タクシー運転手
キャバ嬢
DQN
etc….etc….
深夜に一人で2:00〜6:00まで、こういった客の相手をするのは
なかなかどうして精神的に磨耗しやすい。
期待するからkwskな
そんなある日。
飛んで火に入る夏のDQNという言葉もあるように、
俺は連日のDQNの襲来に苛々していた。
そして襲来するDQNカップル
とりあえず
彼氏のほうを エーミール
彼女のほうを ビッチとしておく。
理由は簡単
彼氏は童顔金髪チビでスウェット。
まさに外国人のような出で立ちだったからだ。
彼女はビッチっぽいからビッチ。
「マルメン」
夏休みになったのが嬉しいのか、
ここのところ毎日深夜に、酒やらタバコやらを
未成年がドヤ顔で買いに来るのであった。
懐かしい
エーミール「だーかーらマルメンwww」
ビッチ「wwwwww」
おいおいおいおい。
ちなみに、この眉なしクソチビDQN、どう見ても未成年。
むしろ、キティちゃんのスウェット着てる成年なんていたら爆笑する自信がある。
俺「・・・・・・」
エーミール「はーやーくwwww」
俺は一瞬逡巡したが、やはり未成年にタバコを売るなどもってのほかだし、
どうせこのガキも親の金でタバコ吸ってんだろーな、と思うと
苛々してきたので断った。
俺「 お こ と わ り で す 」
未成年のガキ「タバコください」
俺「身分証のご提示をおねがいします^^」
クソガキ「今忘れちゃって」
俺「じゃあ売れません^^」
●「ぐぬぬ・・・」
なのだが、連日のDQNラッシュにイライラしていた俺は全力でお断りした。
ビッチ「は?」
俺「20になったらまた来てね^^」
エーミール「うぉれ20なったばっかっすよーwwwwww」
つられて笑うビッチ。
俺も笑う。
俺「ははははははは」
ビッチ「だから早くタバk
俺「20になってもチャリでコンビニくるんすか」
エーミールの顔から笑みが消える。
これは期待!!!
エーミールに修羅が乗り移った。
目を細めたそのヤンキー顔が、動物園のお猿さんみたいだったのをよく覚えてる。
ビッチ「外いってるねー」
ビッチは不穏な雰囲気を感じ取ったのか外へ出ていった。
なんか、さすがDQNの彼女だなーと思った。
エーミール「お前今なんつった?」
他に客はいない。
俺「成人してる大人がチャリでくるんですかお客様?」
エーミール「とりあえずお前出てこいや」
(レジから)
エーミール「出てきて話しよ?」
お分かりだろうか?
あのクソガキヤンキー特有のこの、余裕ぶってる口調。
俺は腹が立った。
俺「いやです」
エーミール「いいからこいよ」
俺「いやです」
エーミール「いいから出ろって(怒」
俺「いやどす」
エーミール「こいよビビってんの?」
俺「いやどす」
俺「舐めてないどす」
エーミール「まあいいや。あがるの何時?」
俺「6:00どす」
エーミール「またくるわ」
こうしてエーミールは店を出てビッチとチャリで去っていった。
俺は内心ビビっていたが、エーミールを追い返した優越感で
胸がいっぱいになったのでヤンジャンを読むことにした。
で、6時にエーミール再来してボコられるってオチか
交代の人が遅刻してきたせいで30分遅れて俺はバイトをあがった。
交代のおっさん「おつかれー」
俺「遅刻しないでくださいよー笑」
おっさん「ごめんごめん笑」
俺「ほんとに社会人ですか?」
おっさん「・・・」
おっさんはよくは知らないが
東京大学を出て不動産屋をやっていたらしいが犯罪かなんかして
地元に帰ってきて、今はコンビニバイトで暮らしてるらしい。
Tシャツ(おきにいり)に着替えて俺もチャリで帰ることにした。
wwwww
8回ボコられてるうちの5回はこのTシャツを着ている時に絡まれてボコられた。
呪われてるのかもしれないが、それなりに高いお気に入りのTシャツなので
9月になった今でも着ている。
自宅まではチャリで5分。
チャリの鍵を探していると、駐車場にハイエースが止まった。
朝くる土方の人かなーっと思ってたらエーミールが降りて来た。
エーミール「お疲れーwwwww」
エーミール「あ、こいつっす」
運転席と助手席から、明らかにヤンキーみたいな二人が降りてきた。
ヤンキー1(ライオン)
作業着金髪たてがみで両腕にトライバルの刺青
ヤンキー2(ペニシリン)
タンクトップロン毛肌黒いデカい
ペニシリンは180の俺よりかなり大きかったから190はあると思われる。
ライオン「何キミー?ほんとに6:00に終わったの?」
カマっぽい口調でライオンが俺に話しかけてきた。
>>1の物言いのせいだと思う
ライオン「ま、いいからのんなよ^^」
ライオンはニコニコしてた。
俺「あ、チャリあるっす・・・」
エーミール「wwww」
ライオン「チャリなら
ペニシリン「乗っけてってやる」
ペニシリンとライオンは俺のチャリを勝手に後ろに積み込んだ。
その微笑ましい光景はまるで引っ越し作業を見ているかのようで、
俺は今から引っ越しでもするんじゃねえかなと思ったけど
明らかに俺は今からボコられるパータンだった。
ライオン「早く乗れって」
エーミール「wwwwwwww」
しかたなく俺はエーミールの隣に座った。
ライオン「じゃいくべ」
車内はタバコの吸い殻でいっぱいだった。
そして流れるHIPHOP。
エーミール「まさかこんなことなると思わなかったっしょwwwww」
俺「・・・はい」
エーミール「あ、灰皿くださーい」
エーミール「あ、あった」
俺「あの、俺これからどうなるんすか」
エーミールの口調は軽かった。
俺は蜘蛛の糸を掴んだ気分だった。
まさに地獄に仏。バカガキが。
エーミールとタイマン
↓
勝つ
↓
ライオンペニシリン「こいつよえーなもーいーよwwww」
↓
帰宅
の黄金パターンを確信した。
実は結構よくある。(もちろん16.17歳くらいまでの話ね)
その際に先輩とかに立ち会ってもらうっていうのも
かなりよくある話だったので、
これはエーミールをボコってさっさと帰れるパータン。
それにその時点ではライオンも優しかった。
ライオン「ピアスかっこいいねー拡張してるの?」
俺「あ、してるっす・・・」
ライオン「痛くね?wwww」
俺「そんなっすよwwwwニードルならwww」
ライオン「ガッツあるなーwwwww」
俺「今度あけますか?wwww」
ライオン「それはいいわ」
あの君、二年間でバイトバックれまくった人?
そうそう!
女装喫茶とかホストとかもやってたやつ
893が買い取ったとかいう噂のある謎のホテル跡は
心霊スポットとしても有名だった。
エーミール「やっぱ○○○○っすよねー」(ホテルの名前)
ライオン「どっから入るん」
ペニシリン「おう、そこ入れるだろ」
そしてクルマを敷地内に止め、俺たちは降りた。
俺「・・・え」
俺「あ、金は勘弁してください」
ライオン「違う。もし途中でバックれたら困るだろ?」
バイトをバックれまくった経験のある俺は実はそれも考えていた。
始まったと同時にエーミールをボコボコにして、そのまま走って逃げるという作戦。
そう。ティロ・エスケープである。
しかしどうやらだめみたいだった。
俺は財布と携帯をライオンに渡した。
ライオン「ピアス外さなくていい?」
俺「・・・まじですいませんでした」
ライオン「ん?」
やはりか……。
バックれ…やっぱ二年間でバックれまくったビジュアル系のやつか
俺「マジすいませんした・・・」
俺「すいませんした・・・」
俺「すいませんした・・・」
ライオン「いいからピアス外せよ」
俺「・・・はい」
そして5分後。ビッチも原付でやってきた。
ライオンとペニシリンが見守る中。
俺はエーミールと向かい合った。
エーミールは相変わらずスウェットだった。
エーミール「ワンパンで終わらせるわwww」
エーミールはどうやらワンパンで終わらせるつもりらしかった。
そしてライオンが信じられない一言を叫んだ。
ライオン「俺の分も残しとけよーwwww」
俺は気づいた。これはだめだ。
恐らくエーミールをボコっても、俺はライオンかペニシリンにボコられる。
気付くのが遅すぎた。
いわば俺はもう、まな板のうえの鯛に過ぎないのだ。
ライオン「じゃ始め」
俺はしゃがみこんだ。
エーミール「は?」
ゆっくり歩いてきたエーミールに髪を掴まれて顔面を殴られた。
しかし俺は立たない。立つつもりもない。
いわゆる●座りの態勢を保持した。
そう。あのガテンコンビ(ライオンとペニシリン)にボコられるなら、
ここでエーミールにボコられたほうがまだマシ、そう思ったのを覚えてる。
エーミール「ははたのしっwwwww」
エーミール「なんもっ!してこねえっ!」
しこたま殴られたが、エーミールに無理やり立たされて、
肘で顔面を殴られたことはハッキリ覚えてる。
俺の顔で、ぐしゃっ、て音がして片目が熱くなって開かなくなった。
鼻血も出てたし耳血も出てた。
エーミールに唾もかけられた。
そしてしばらくボコボコにされて
蹴られたり殴られたりされたけど、俺はまだしゃがんでいた。
そしてそのまま膝を入れられたりして
そっからもうよく覚えてないが顔面ばかり殴られた。
だってさお前ら。
クソガキに殴られるのと、ボブサップ2体に殴られるのどっちがマシだと思う?
でもどっちにしたってやっぱりクソガキは許せないよな。
まさに非の打ち所のない悪徳少年だな
そしてそのままエーミールの肩に噛み付いた。
俺「うううううううううう」
エーミールの馬鹿が痛いとかぎゃあとか喚いていたが俺は絶対離さなかった。
途中でライオンも止めにきて、腹や背中を殴られたが勿論俺は離さない。
もはや食い千切る勢いで噛みつき続けた。
そしてペニシリンがこっちに走ってきてケツに今まででベスト3に入る激痛を感じた。
「うわあああああああああ」
あのダディのAAのように叫んで離してしまった。
ケツを触るとお尻(穴ではない)から血が出てた。
そしてそういう本だらけの地面に倒れて、エーミールに腹を蹴られた。
途中でビッチも俺の腕にタバコを押し付けてきた。
もうそっからは覚えてない。
気づいたら顎の周りが涎まみれになってて、携帯と財布が落ちてた。
財布の中を見るとお札が全部なくなっていた。(12000円は入ってた)
それらを拾いあげて、ボロボロの体を引きずって
ホテル跡地を出ると俺のチャリがぐにゃぐにゃになって置いてあった。
どういうこと?
でも俺は好きだよ
それはそれは泣いた。
もうほんとにそれはそれは大泣きして、1時間半くらいかけてお家に帰った。
バイトは辞めた。
お尻の傷は癒えたが、まあこんなのは軽いほうだ。
DQNカップル編おわり。
多分免許証控えられてるとおもうしね。
次>>230
12000円の書き方は俺が悪かった
12000円くらいお札が入ってたけど全部お札はなくなったってことです・・・
外国人は割と最近。
俺は夏の間にいろいろとボコられていたので、カポエイラを習い始めていた。
まあそのカポエイラ教室も3回で辞めたんだけど、そのカポエイラ教室は
ペルー人の人が教えていて、生徒もペルー人が多かった。
ポルトガル語ならそれなりにわかるので言語はあまり問題はなかったけれど辞めた。
なぜ辞めたか、というと例のバックれ癖が発動したわけではない。
カポエイラ教室に通い始めて2回目。
日本人の武田というオヤジと仲良くなってた。
武田は40台独身フリーターでカポエイラがない日は、
ラーメン山岡屋でバイトしているというラーメンオヤジである。
さすが、はえーwww
なぜカポエイラなんだよwww
30分×60分のトレーニングで、30分と60分の間には15分の休憩がある。
俺はその休憩で自販機にジュースを買いにいった。
別にジュースはいらなかったのだけれど、ペルー人(差別するつもりはない)は、
中途半端なヤンキーみたいな若者が多くて、金には困ってないはずなのに、
やたら財布や荷物を盗ったりしたがるのだ。(経験談)
ちなみにカポエイラを習った理由。
ボーイズオンザランという漫画をご存知だろうか?
ダメな主人公がボクシングでのしあがっていく漫画なのだけれど、
それを読んだ友達がボクシングを始めた。
漫画の中で主人公のライバル(強い)がカポエイラを使うのだけれど、
俺はそれに憧れてカポエイラを始めたのである。
さすがといったとこか
あ、日本人のおっさんもいるんだなー、って思ってたけど、
俺は変なところで人見知りなので話しかけられずにいた。
武田「君若いね」
武田はやたら先輩風を吹かす男だった。
そして15分の休憩の間に武田と身の上を話し合ってるうちに恐ろしいことを聞いた。
俺「ここってマストレっていうかスパー的なものやらないんですか?」
そう。カポエイラを習い始めたはいいが、実戦というものを
一切やっていないのである。
みんな、音楽に合わせて足を振ったり柔軟したり、
なんかゆっくり足を振りあったり、そりゃまあ、すごいけど
そのボクシングでいうスパーリング的なものをやっていなかったのである。
そんで馬乗りになれたのに
俺は意味がわからなかった。
師範のブラヒムさんに詳しく聞きたかったが、さすがにそこまでの
ポルトガル語術は持ち合わせていない。
しかし、それじゃダンスである。
リアルにワンピースのサンジみたいに
足だけでぐるぐる回れる人もいるのに、宝の持ち腐れじゃないか。
マジでただのダンスである。
そこの道場の決まりなのか、カポエイラ全体での
決まりなのかは知らないけれど強くなれなかったら意味がない。
俺は3回目でバックれた。
http://www.youtube.com/watch?v=UN6ShFKML6g&feature=related
地域柄、俺の地域には外国人が普通の街より多い。
そしてそれからすぐ。
その日の夜は、俺は彼女と部屋で漫画を読んでいた。
彼女は少女漫画を大量に所持していて、俺はフルーツバスケットを読んでいた。
すると、バイクの音が聞こえた。
「ブルルンルンルルンルンルルン」
自己主張の激しいバイクめ、と思って窓を覗くと、
そこにはバリオスが3台止まっていた。
ポルトガル語がわかる理由ね
それは、地元の友人のペルー人からであった。
「今家の前にいるから出てきてーチャオー」
すぐに切れた。
動悸が激しくなる。
あの、「まさかこうはならないよな」と想定した最悪のパターンが
現実になった瞬間に感じる猛烈な脳の痺れ。
例えるなら、
大三元が確定してる上に既に単騎待ちで張っている相手に
「これはないよね」
とスジを読んだうえで牌を捨てた瞬間。
あの、「ロン」と言われる0.1秒前に感じる猛烈な悪意。
俺は震えた。
現物切れよ
例えわろた
するとすっかり不良になった友人がいた。
友人「ヨッ久しぶりじゃん」
俺「お、おう」
友人「俺のいとこが話しあるらしいぞぉー」
あとのバイクに跨る外国人は
どちらも樽のように太くてデカい男で、俺はまたか、と思った。
やはり油断してこのTシャツを着たのがまずかったか。
昔、ホストを一緒にやっていた友人のグル君も言っていた。
「ドクロのアクセサリーや服を身につけると運気が下がる」
俺はもう泣きたかった。
ここで解説をいれさせていただく。
日本に着ているペルー人やブラジル人は、日本人と比べて、いとこの絆が強い。
俺たち日本人は、親戚やいとこなんて年に何回か会うくらいだろう。
しかし、奴らはいとこ同士で徒党を組んでいる。
そしてまたそのいとこの友達のいとこ、そのまた友達のいとこ、などなど。
それらのコミュニティを築いている場合が多い。
もちろん一概にそうとは言えないが、俺たち日本人でいう兄弟といった感じだろうか。
何かそーゆーのいいな
>>1は人を怒らせる才能がある
友人「お前さー、道場いってただろ?」
俺「うん」
いとこ「ボセスセンプリトーマンオノッソ….」省略
そこは俺たちの遊び場のようなところで、お前はそこに入ってきた。
だから、辞めるなら俺たちに今月分と来月分の月謝を払え。
のようなことを言ってた。
そしてもう一人のデカいほうは俺にずっとガンを飛ばしていた。
俺は、ああ、
こいつら遊ぶ金がほしいんだな、と思って断った。
俺「金ないからお前のほうからそういってくれ」
友人「そりゃないヨー!
俺のいとこ総合(格闘技)やってるから殺されるよ!」
友人のいとこが、その師範とどういう繋がりかは知らないけれど、
なぜ、俺がこの友人のいとこに月謝を払うのか。
それにしかも2ヶ月分。
もし仮に払うとしても、俺は師範に8月分だけを払う。
高い道着だって買ったし入会金も払ったし金はないのだ。
まあ月謝は払わないけどね。
恐らくそのペルーのコミュニティで俺の話を聞いて、
友人が金儲けの匂いを嗅ぎつけたのだろう。
悪ぶってる不良外人にとって殴り込みとは格好のイベントだ。
俺はそのまま近くの外国人がたくさん住んでる団地に連れてかれた。
もちろんバイクに乗せてもらえるわけもなく、
昔バイト代で買った中古の原付で行った。
○ ○ ◇ △
いとこ いとこ 俺 友人 の謎の行列で道路を走ってたときは死にたくなった。
一度家に鍵とヘルメットを取りに行った時は、このまま
逃げちまおうと思ったけれどそれはめんどくさいことになる気がした。
まずは彼女に話す。
俺「なんか外国人にかね払えっていわれたわ」
彼女「お友達?」
俺「知らんわ。マジでないー」
彼女「いくら」
俺「4万」(嘘
彼女「はい」
2万もらった。
>>1はダメ男過ぎるw
彼女優し過ぎだろ
彼女「いや違うね。絶対そんな払えって言われてないでしょ」
俺「いやいやいや」
彼女「図星だろー」
結局金渡すんだから同じだろ、と思ったけど、
まあこうやって年上ぶりたいんだろうなバカ女だなー、と思って
外人に連れられてそのまま団地へ行った。
その団地の児童公園で、友人といとこといとこに囲まれて俺は言う。
俺「払う金はありません」
友人「マジでお前殺されちゃうよー」
そこでいとこが口を開いた。
いとこ「ボチマタ」
ああ、終わったな、と思った。
もはやこいつら、金がほしいのかケンカしたいのか、よくわからない。
ポチタマ?
俺はイライラした。
こいつ昔はパシりだったくせに、サザエさん ってあだ名だったくせに
俺にこんなこんな、まさか金銭を要求するだなんて絶対に許さん許すまじまじ。
俺は昔と変わらぬ元友人のサザエさんヘアーを掴んでこちらに引き寄せる。
友情は変わってしまったが、サザエさんヘアーだけは健在で
元友人は相変わらず掴みやすい髪の毛をしていた。
余談だが、俺はそのころ、おばあちゃんの家にあった
舞城王太郎の阿修羅ガールを読んでいた。
冒頭で主人公がスケバンに絡まれるシーンがある。
そこで「もし囲まれたら誰か一人を徹底的にぶちのめせばビビって何もされない」と、
兄から教えられた事を思い出してそれを実践し難を逃れるというシーンがあるのだ。
だから俺は元友人をぶちのめすことにした。
*ボチマタ=お前ぶっ○○す的な意味
それエーミールの時に思い出せよwww
いや、膝をいれよう、と思っていたとき。
その時には既に、俺は吹き飛んでバリオスに頭をぶつけていた。
目の前に暗闇が広がっていて星のようなチカチカが点滅していた。
鈍い痛みが顔面と背中を襲った。
どうやら、いとこのうちの一人にぶん殴られたらしい。
俺の鼻からは鼻血が出ていた。
そして歯茎からも血が出ていた。
本当に人って吹き飛ぶんだ、と思って立ち上がる。
3人がポルトガル語で話していた。
誰からやるか、みたいなことを言って笑っていた。
俺「いてーなちくしょう・・・」
この時既に涙目。
そして、いとこ2が俺にタックルしてきて、俺に馬乗りになった。
そしてそのまま胸やら顔やらをひたすらに殴られたが
そのままやられるつもりはなかった。
しかし乗られているだけで内臓が飛び出そうなほど苦しい。
俺もいとこ2の顔面に拳を入れようとしたが、それよりも早く
いとこ2が何発も殴ってくるので2回ほど拳を繰り出したところで俺はもう諦めた。
これが真の豆腐メンタルである。
さっきまでのやってやろうという熱はどこかに吹き飛んでしまった。
むしろ、「まったく、鼻息を荒くして、愚かなやつだ」と
彼方からくる自信と侮蔑が俺の頭を支配していた。
しかし、俺が抵抗するのをやめると、いとこ2はあっさりどいた。
そして俺は友人といとこ1に持ち上げられた。
俺「え?」
俺はてっきり薬物でも打たれるのかと思っていたが・・・
しかし、俺はその次に降りかかる災難を理解して叫んだ。
俺「え、ちょ!やめろ!マジでやめて!!!!」
き、きになる・・・