泥棒なのでこっちに。
年末年始とかに餅つきとかのイベントやるんだけど、小学校のPTA役員の方々
(親父イベントに参加しない人たち)が噂を聞いてか、学校でキャンプやるので道具を
貸して欲しいというので親父が貸したら、中も外も真っ黒にされて帰ってきたことがあった。
しかも焦がした状態で一週間以上放置されたので焦げが固着して、もはや洗うのも
無駄でグラインダーで削ってたよ。
それ以降お願いされても道具を貸すことはなくなったんだけど、年末にガレージから
窯と蒸籠と臼と杵を盗まれて、年明け前にガレージに戻されてたんだけど、窯は真っ黒、
臼は真っ二つ、杵は先が割れまくり。
親父が激怒して周りに聞きこんだら、小学校で年末に餅つきやって、そこで臼を正面玄関
階段(8段程度)から落として割ってしまったという話が子供たちから出てきた。
入学式が終わった後で小学校に聞きこみに行くと、
「確かに年末にPTA主体で餅つきをやった」
「臼を割ってしまったのも確認している」
「臼はPTA会長のAママが提供してくれたもの」
「古いものだから割れても仕方がない、問題ないと言われた」
そこで父が杵と臼を盗まれたこと、年末にガレージに放置されていたこと、臼も杵も
受け継いだ年代物であることを写真付きで説明した。
(杵は50年、臼は150年以前のものらしい)
実際立ち会った先生は、見事な年代物であることは見てわかったのに、Aママたちは
臼の縁を力いっぱい叩きまくったり(杵の先が割れる)、横倒しにして足で転がしたり
(斜めにして角で転がすのが正しい)、洗うために階段上の流しに運びあげて、降ろす
際に落として割った時も「あーあ」って感じでどうでもいい感が出てたということだった。
(ホースとか持ち出せばいいのに、なぜわざわざ運びあげたのか理解に苦しむところ)
モノがモノだけに一気に大問題となり、緊急PTA総会がその週末に行われたらしく、
そこでAママとそのグループが主犯だったことが判明。
といっても、素直に認めたわけではなく、誘導尋問で認めざるを得なくなり、しかも
「地域に住んでいるのであれば子供のために提供するのは義務!それで壊されても
文句を言う筋合いはない!」と開き直ったそうな。うちは子供いないのに。
「ガレージに鍵がかかってないのは自由に使っていいという意思表示だ」とかもあったらしい。
あまりにも悪質なので、事後にはなるけど警察に届けを出して、窃盗と器物破損で被害届
を出した上で、弁償をお願いした。
でも、価格で言えば合わせて20万円程度で購入できるグレードのもので、オークションとか
にも出てるわけない。
思い出と歴史的価値はプライスレス。
でもここで学校側(厳密には校長先生)が市に掛け合って、歴史資料館の館長さんを
呼んでいただき鑑定してもらったところ、割れたものなのに杵臼セットで100万で引き取って
くれることになり、実用は無理でも修復して資料館に飾られることになった。
館長さんの見立てだと、歴史的価値も資料的価値もあるものだったらしく、程度も悪くない、
使いこまれ方もいい感じで、割れと潰れがなければ500万でも引き取りたいものだったと
非常に残念がっていた。
その過分な評価を聞いて、親父は満足して機嫌を直してくれた。
それでビビったのが元PTA役員海賊団の一味。 もとい、元PTAの泥ママ集団。
主犯が5人に対して鑑定された額500万が賠償額となったのだけど、一家頭100万なんて出せる
額じゃないとなすりつけ合い、他の役員を巻き込もうとしたり、学校に責任押しつけようと
したりしてぐだぐだな状態に。
もっとも、主犯たちが騒いで周りは傍観、寄ってきたらつき離すの状態だったようで、騒いで
いるのは中ばかりとなったようです。
その後しばらくして各ご家族衆が頭を下げながら賠償金と慰謝料を持ってきたので、約束
だったので被害届を取り下げたそうです。
ママさんたちは一人も顔を出すことはありませんでしたが、聞いたところでは家に閉じ込め
られたり、ママ同士でひどい喧嘩になって二人が入院したとか。
その後、5人のうち3家族は引っ越し、一家族は離婚(旦那家族在住)、一家族はそのまま
特に噂も聞かずに暮らしているようです。
親父は同じ製法で作られる臼が今でも昔ながらに作られてると聞いて、杵とともに買い直し
ましたけど、大きさも小さいし(丸太彫りですが、太い丸太が今では取れないらしい)
実際使ったらやはり木そのものの硬さとかも全然違ってて「味気ないな」と落ち込んでいました。
でも、歴史資料館に展示されてる臼を見に行っては嬉しそうにしています。
150年物の臼って恐ろしく貴重じゃね?
ただ石臼だったならともかく木の臼って割れるもんなの?
イメージだと階段から落としても木だと弾性があるから削れても割れない印象があるんだが。
ご先祖から受け継いできた大事な物が
無残な姿になったのを見たお父さんの
心情はいかばかりか・・・。
激しく乙です。
>>647
重たいし高所からの落下だし
亀裂もあったりしたら
割と簡単にパーンと行きそうな
気もする。
薪割りみたいな。
割れるんですよ。
木の臼でも使いこむほどに乾燥して締まって、石みたいに硬くなるんです。
実際、毎年餅つきで使ってたその臼はすごく硬く、石を叩くような音してました。
しっかり杵が入ると「コォーーン」という感じで澄んだ響く音がしてました。
(その音がすると餅を打ち抜いているので、餅つき的にはあまりよろしくないのですが)
新しい杵と臼だと、なんか空洞っぽいというか軽いというか、綺麗に入っても「ポコン」
というような感じの音しかしませんでした。
割れたのは、ほんとに裂けるというより割れるという言葉がぴったりに二つになってました。