手に取った1万円札がなんとなくいつもち違う印象に見えた。
古いセピア色の写真のような、古びて薄茶色になったような
乾燥してちょっと固くなった古紙のような違和感。
しばらくじっと見てたんだけど、ふと裏返したら。
手に取った1万円札がなんとなくいつもち違う印象に見えた。
古いセピア色の写真のような、古びて薄茶色になったような
乾燥してちょっと固くなった古紙のような違和感。
しばらくじっと見てたんだけど、ふと裏返したら。
ある日、友人の中でもかなり馬鹿っぽい奴が、帰宅途中に長い棒を拾って
ドラクエの勇者気取りで振り回しては悦に浸っていた。
そして、おっさんの住処に近づき、そいつはなぜか棒を振り上げながら
おっさんに突進していき、棒でばしばし殴った。
犬嫌いなのに何で居るんだよ
慌てて車に近づこうとしたらシートベルトを外してないことに気がついて
あたふたしていたら前の車が赤なのに急発進して消えていった。
俺:27歳、営業
Aさん:おばさん、経理
俺が今の会社に勤めて5年目の秋
元々いた経理の人がやめるんでAさんが中途で入社してきた
面接来た時に俺が会議室まで案内してたから容姿は知ってたけど
なんかほんと「普通」って言葉がぴったりな感じな人だった
まだ私が10代だった頃の話。
その頃は自転車でどこまでも行けるぐらいの体力に満ちあふれていた年代。
田舎なので車必須の地域。
いつものように自転車で歩道を走っていた。
因みに交通量があるので車道は車がビュンビュン通っていて怖くて走れない。
歩道に人なんて殆ど歩いていないような場所。
その日は店長とふたりだったんだが、
店長は事務所でなんやかややってて俺は店にいた。
深夜1時半ぐらい、客が誰もいなくて棚の並びを整理し終わって
レジのあるカウンターの中に入った途端にドアが開いた音がしたので
視線を向けると勢いよく男が駆け込んできたんだが
用を足した後、拭いても拭いても紙に汚れがついてきたので、
おかしいと思って尻をゆすってみたら、なんかプラプラしてる。
ペーパー越しに掴んで引っ張ってみたら、白い紐状の物体が
にゅるにゅる出てきてぷちっと途中で切れた。
恐怖のあまり、速攻でトイレに流してしまったのだが…
しかし私はいい歳だが、結婚したことも子供を産んだこともない。
「人違いですよ」と言ったが向こうが持ってる情報を聞いたら確かに私のことだった。
怖いからその時はそそくさと逃げた。
数ヶ月して、もう少しちゃんとした席でその人に再会した。
最近は変な人が保険に加入出来なくなったらしいが、二昔ぐらい前は
やばい人もお金さえ払えば保険に加入出来たらしい。
Kさんから入ってくれた一見普通の人が実はやばい系の人で、病気を隠して
保険に入ったらしい。そして、すぐに亡くなった。
生命保険金受取人から請求が来てから、その事実が判明し
死亡保険金が払えない事が決定したのだが、それを伝えに行くのが
Kさんと保険会社の担当営業の二人。