小さな企業で、社長や専務たちも出席予定だった。
しかし、披露宴当日、会場に向かう途中の社長が事故に遭い、急遽欠席。
新郎新婦が心配するといけないから、と、新郎新婦には病欠とだけ告げて
社長の奥様より連絡を受けた専務が、急遽代役で祝辞をのべた。
披露宴途中で、社長がそのまま他界との連絡。
専務たちが慌てて病院へ向かおうとしたが、社長の奥様から
「新郎新婦に申し訳ないので、最後まで出席してお祝いしてあげてください」
と言われたそうで、披露宴は最後まで出席。
披露宴が終わると同時に、飛び出していく上司たち。
新郎新婦には黙ったままで、我々同僚一同も帰宅したけれど、
ものすごく慕われていた社長だったし、突然の訃報に実感がわかず、呆然としてた。