おばちゃんパートの中にキツい人がいて、若いのが気に入らないと徹底的にいびられた。
受験生の弟がいて殺伐としていた実家を出て一人暮らししているのもビ○チの証拠だ!ヤリ○ン!とか罵倒された。
男性ならセクハラだけど相手も女性で単なるもめ事と片付けられた。
上司は事なかれ主義で私の訴えをスルーし続けた。
3年目に円形脱毛症になって退職を決意した。
上司はもめ事のタネがいなくなるのが嬉しいようで、さっそく求人誌に広告を出した。
何人か応募してきた中で2人まで絞り込んだ。
1人は資格ももってる40代前半の女性
もう1人は美人で喫茶店でアルバイトしていた20代半ばの女性、以下A子
私に決裁権などなかったが、引き継ぎをする都合で上司に意見を求められ、同世代の人のほうが引き継ぎしやすいです、と言っておいた。
というか上司は面接の段階でA子にメロメロだったから、私がどう答えても彼女は採用されていたと思う。
A子は無事に採用され、私はみっちりと別室にこもり引き継ぎ作業をした。
別室にしたのはおばちゃんたちの攻撃を少しでもかわすため。
そして予定通りの日に私は退職。失業保険を貰う暇なく転職した。
で、半年もしないうちに私の元職場はA子のおかげで崩壊した。
連絡をとりあっていた元同僚が教えてくれた。
最初の面接の段階で、彼女のしゃべり方と仕草で私は一発でわかった。(学生時代、繁華街のコンビニでバイトしてたおかげ)
A子も、私が休憩時間に休憩室でおばちゃんにイヤミを言われてるのも見ていたので、何か思うところがあったらしい。
A子は私が辞めると、あっという間に職場の男性陣をキャバ嬢テクで味方に引き込み、私のときと同様にいびってくるおばちゃんたちを嘘泣きで返り討ち。→パートのおばちゃんの半数が辞める。(割と時給が良いので、辞めてもすぐに人は補充される)
事なかれ主義の上司もA子の「相談に乗ってほしい」というメールにホイホイと乗っかって、いつのまにかラブラブメールのやり取りに発展→上司奥さんにバレて職場に乗り込まれ修羅場→上司僻地に異動
パートのおばちゃんが半分入れ替わった元職場は作業効率も悪くなり、一時は事業所閉鎖の噂まで出るくらいだったが、その後、A子が昔のお客さんだったバツイチ高収入の男性と結婚するといって退社してからはまあまあ落ち着いたらしく、今も潰れず続いている。
私は採用時にA子の後押しをしたのも彼女が地雷になると踏んだからで(といっても最終的に決めたのは上司だが)最終出社日に「見てたから知ってると思うんですけどこの職場は〜」と社内の人間関係やら人となりまで、A子に全部引き継いだのが復讐です。
喪女の私のかわりに、想像以上に良い仕事してくれて本当にありがとうA子。
A子は風の便りに子供を産んで幸せにやってるようです。