女神に事情を説明すると、最初こそ驚いていたが
すごい感謝してくれてありがとう。と満面の笑みで俺の荒んだ心を癒してくれた。
その後、自転車で女神を家まで送り、進学校の話だとか
最近何してるだとか、他愛もない話をした。
かつてないほど楽しかった。
なんで俺雑草と話してたんだろうと自問したくなるくらいだ。
そして、別れ際にこう言った。
「また、送るよ。その…夜は危ないし…」と。
女神はきょとんとしていたが、すぐに嬉しそうに「電話するね」と言ってくれた。
女神はきょとんとしていたが、すぐに嬉しそうに「電話するね」と言ってくれた。
萌えた
頼むから>>1は女神と結ばれてほしい
つか女神健気すぐる…
てか・・・ハッピーエンドであってくれよ
キュンキュンすんだけど
>>1が幸せになりそうだといつも嫌な予感がするのは
普段の俺はもしもしの後に「用件を言ってくれ」と何故かつけていた。
多分これが最もセンセーショナルでかっこいいと思っていたんだろう。
しかし、その日は違った。普通のもしもしだった。
いや、今となっては普通じゃないもしもしってなんだよwwwって感じだが。
しかし、受話器のむこうはイケメン兄、神だった。
「よー昨日は悪かったね。あのあとうまくやったかい?」
なんだか楽しそうだった。
と言った。また送りたい、と言ったのは黙っていた。
理由は単純に恥ずかしかったからだ。
厨二病患者が理由はどうあれ恥ずかしいという感情をもつ
それは病気の終わりを意味していた。
「なんだーなんもしなかったのか。俺だったらな…」
と神は多感な中学生には少し刺激が強い話を聞かせてくれた。
「いや、しかし、それは脈ありだよ。小学校から一緒なんだろ?」
と聞かれた。
しばらく悩んだ後、俺は神にすべてを打ち明けた。
昔告白されたこと。それを振ったこと。
再び告白されたこと。また逃げたこと。
そして、今女神を好きだということ。
神は言った。
「じゃまた約束したら?」と。
俺とは違う人種なんだろ?
約束。そうだ。今度こそ自分から、言わなくては。
そう思いながら次の送る日がきた。
コンビニで時間を潰しているといつにも増して可愛い女神がやってきた。
「おまたせ。わざわざ…ありがとう」
その笑顔で、言おうと決めた。
そこから女神の家まで何を話したかなんて覚えていない。
もしかしたらずっと黙っていたかもしれない。
しかし、それでも家には着く。
「あ…あのさ。ちょっと言いたいことがあって」
俺は意を決して切り出した。
そしてまたしてもコンクリートの壁からイケメンとデブの顔が覗いていた。
もう無理wタヒぬwwwあいつら刹して俺もタヒぬwww
とは思わなかった。
俺は言った。
「俺も同じ高校目指すから。入れたら、付き合ってほしい」
女神は少し黙った後
「今度は守ってね?」と言ってくれた。
うっはww俺もついにwwどけ雑草ww頭が高いぞww
とか頭の中で叫んでた。
女神もすごい嬉しそうだった。
けど、ふと冷静になった。
…………できすぎじゃね?
俺が約束をもちかけて、そのかえしが今度は守ってねって…
できすぎじゃね?と不安になった。
そこでイケメンとデブがこっちに寄ってきた。
そしてその後ろから神も姿を現した。
女神はそいつらにほほえみかけてた。
うわあああああああああああああああああああああ
あぁ…手持ちのポケモンが全滅するとこんな感じなんだろうか…
と一人うなだれた。
にしてもまさか親友だと思っていたイケメンとデブに裏切られ
神にもてあそばれ、それに女神までも荷担しているとは…
やはり俺は人と寄り添うべき人間じゃないのかもしれない…
と思わず厨二病が再発しかけた。
けど、真相はまったくの逆だった。
はやくしろおおおおおおおおおおおおおおおおお
そしてデブに届く。
二人は合点がいく。俺がひどく落ち込んでいたあの日。
デブが付き合ったという話を聞いたあの日の俺の様子、その真相に。
二度目の告白の時、茂みから見ていたイケメンとデブは
あれが告白だったなんて夢にも思わなかったらしい。
そして神。
イケメンが神にその話をする。
すべては神。
それじゃあ女神と俺をくっつけるために一芝居打とうと
最近おもしろいことないし、楽しそうだと。
あとは俺が経験した通りだった。
多分ものすごくマヌケな顔をしていたと思う。
今でもあの時のしてやったりという顔の神と楽しそうなイケメンとデブ
そして
「約束、絶対だよ」
と繰り返した女神は忘れられない。
うらやましすぎる
さっきからこの女神はなんだよ
萌えたわ
信じてたのに…
キュンキュンキュインキュインキュキュキュキュキュイン!!!
お陰でタヒにたくなったわ
理系に行こうかと悩んだ俺だったけど、女神に合わせて文系を選択した。
でも、その選択は結果として正しかったといえる。
しばらくお互い塾で忙しかったが、受験が終わり、大いに遊んだ。
たぶん、いや、おそらくこれから先もそうであろうと信じ、最後に俺はこう言った。
「縦読みでお願い」
>>1乙wwwwwww
神スレだったよ
乙!!!
>>1000ならみんな寝る!
>>1先生の次回作にご期待ください