彼氏を取られたショックから、自分の心を守ろうとしたんだと思う。
普通は新しい恋に走ったり、自棄食いしたりとかで紛らわすんだけど、多分山田桃子は「自分が恵美子になればまだ彼氏と付き合ってることになる」と思ったんじゃないかと。
またショックを受ける。
で、自分が恵美子である意味がなくなったけど、顔も恵美子になっちゃってるから、山田桃子に戻れない。
一番理解してあげないといけない母親が怒鳴りつけるだけだし入院させて物理的に距離を離したほうがいいだろ
あくまでも憶測でしかないけど。
>>271
多分、精神科に行くことになると思う。
その後は自宅療養か、入院かはわからないけど、治療は絶対必要なレベルだと思う。
恵美子の知り合いと実際会ったりとか、リスキーなのに。
恵美子になりきれたかどうか確認して、恵美子として扱われたかった?
でも友人には桃子と名乗ってリセットして付き合おうとしてるしな。
人の心は複雑怪奇やな…
金もかかるしなぁ。
年取ればとるほど…
傷ついた自尊心を回復しようとしたのかなー、とか
現実的には杜撰過ぎて目玉ドコーではあるが、心理としてはそんなんかなぁ。
わりとこういった事例はあるらしい。
まあ、あとは山田桃子の診断を待ってから、山田母と恵美子と相談して、今後のことを決めていくって感じになると思う。
今日のところは以上です。
明日日曜だし(まあ仕事だけど)、寝れないし、レスも結構あったんで、少しずつ答えていきます。
1から見ての桃子の印象とかを教えてくれ
違ったなあ。
だから、もう「恵美子」じゃないと思ったんだ。
写真についてた白バツはなんなんだろうね?推測してみて下さい。
>>281
推測だけど、多分自分の顔と違う顔に×つけてたんかなと。
幼少の頃の山田桃子とかの写真もいっぱいあったんだ。
どれに×がついてたかとかは覚えてないけど。
発症して、自分が誰だかわからなくなりつつあるときに、自分の顔を目に焼き付けたかったのかな、と思った。
自分でもそう思うんだけど、彼女がいないお!
無かった。
姿見があったんだけど、それを家具で塞いでた。
やっぱり桃子母には怒鳴らないように言っとくべきだと思う。恵美子?にしろ桃子にしろ下手に怒鳴ったりすると混乱してる状態の今の彼女だと混乱して悪化しそうだし
そうだよね。
まあ、言ってどうなるかはわからないけど、伝えようとは思う。
あ、美樹もか。
しかし普通はなりすましとか想像もしないからなー。
恵美子のリアクションどうだった?
多分、当時はホントにそっくりだったんじゃないかな。
山田桃子はまじで自分のことを恵美子だと思ってたのかもしれない。
わからないけど。
でも、思い込みの力ってすごいからね。
俺も街コンのときの山田桃子を知ってるわけじゃないけど。
恵美子も正直心配だわ。
そうとうしんどそうだった。
美樹が多分フォローしてくれると思う。
おせっかいキャラだしね。
どう考えたらその行動になるんだろー
たしかに。
鍵が外されても、声をかけられても母親だって気付かないって言うのも、異常だと思った。
わりとどうでもいいけどww
もはや1の方が当事者ポジションwww
忘れてたwww
とりあえず、明日電話で報告するわ。
ありのままの自分を好きになってもらいたいとか色々葛藤がありそう。
自分を肯定する事と誰かに肯定してもらう事が必要なんかな?
自分の友達の場合は彼氏に「お前の方がかわいい」って言われ続けた事で普通の精神に戻ってったけど。
多分、そういう葛藤でいろいろと負荷がかかったんだと思う。
誰も認めてくれないっていう思いが、負のスパイラルになっちゃったのかも。
うーん。
これなんだけど、多分あんまり上手く娘と接することが出来なかったんじゃないかって思った。
まともではあると思うし、責任もしっかりと被ろうとはしてたけど。
申し訳ない。
父親が顕在かどうかもわからないけど、実家に乗用車が2台あったから、母親の他にも誰かしらすんでるとは思う。
兄弟の話も特に聞いてないな。
風呂場でた後の態度になんとなく共通点がある気がするな。
異常さを全く気にかけず、けろっと普通に接してくる感じ?
妄想と現実の境が曖昧なのかねー。
おお、それは気付かなかった。
どういう考えなのかはわからないけど、考えるとちょっと怖いなあ。
よし、そろそろ明日に響く時間なんで、酒を飲んでむりやり寝ます。
付き合ってくれた方、ありがとう。
もうこれ以上何かあるってことは無いと思うけど、一応何かあれば報告にくるし、質問も出来る限り答えようとは思います。
それじゃあ、おやすみ。
カバーとか枕とかそれぞれ誰用にって色が分けてあったりした?
使ってる形跡があったのはひとつだけなのかな?
グレー二つと黒だったなあ。
全部綺麗に直されてた。
自分の思っている自己像と、他者から見た自分って若干のズレがあると感じることがあるが、そんなとき妙な不安を感じるよな
今回のように、自分が何者かわからなくなるほどのズレがあった場合を想像すると
自分の存在か自分以外の世界のどちらか存在そのものがゆらいでしまう
自己ってもんは無意識にしろ、常に自分でつくるものだと思ったよ、また報告まってる
壊れるってことがこんなに怖いとは思わなかったよ。
「え、だってさっきまで恵美子いたよ」
「恵美子が住んでる」
「あれ? 誰もいなかった?」
??????????
コワッ!!
わからない。
というか、3つのベッドの他にも、おかしい部屋だったよ。
前に書いたけど、姿見が家具で隠されてたり。
他にも、電気スタンドが4つくらいあったし。
倒れた時に頭を打ったりして>>1の障害事件の疑いでもかかったらややこしい話になるところだったな。
あの部屋を見たら、やっぱりそう判断するだろうな、って感じ。
他人や自分を傷つける可能性があるから、精神科に措置入院もできるんじゃないか。
1は、山田母に知らせて正解だね。
これでよかったのかな、と思うときもあるけどね。
>>310
こえーよ。
恨み買われることはしてないと思うが。
>>1と教授がいるからか、素人がいきなりそんな事態に遭遇するよりは冷静なのが救いだ。
まさかこんなところで大学生活が生きるとは思わなかったよw
友達途中から空気だったけど桃子のリハビリよろしくねw
あ、まだ報告してねーやww
今後、桃子をどうするのかは決まったのかな?このままアパートに戻すのもまずいよね。
何かスイッチが入ったら攻撃的というか危険な桃子に豹変しそうで怖い。
ありがとう。
多分近いうちに連絡は来ると思う。
今日来ると思ってたんだけど、まだ着信はないな。
窓のない部屋に電気スタンドが4つ…?
もーわかんねー何してたんだ桃子よ。
その電気スタンド何をどう照らす感じの配置だった?
とか聞いてみる
どーもどーも。
ひとつは机の上。
ひとつはベッドの間。
あとのふたつは部屋の奥の隅に並んでおいてあった。
あとね、奇妙なことなんかあったかな・・・。
どういう執念でその部屋作り上げていったのか考えると気味わるいなー。
ベッド三つどうやって搬入するんや…業者もウヘァやで…
窓がない部屋ってのは普通はないけど、何かで塞いであったのかな?
普通に売ってるがな
確かになあ。
窓は見当たらなかったんだよなあ。
収納家具みたいなのがいっぱいあったから、それで塞いでたのかも?
うーん。
いや、結構伝わります
ゾワッとしました
絵心無くて申し訳ない。
右側の壁の蓮コラみたいになってるのが写真ね。
はい、わかります
窓のない部屋にたくさん貼られた写真と3つのベッド…
すごく恐いです
桃子はどのベッドを使ってたのかな…
これじゃ伝わんないわwww
普通はその角度から描かないわww
ベッドぎちぎちやんww
そりゃそーかアパートですものねww
俺もこれかもしれないなと思った。
ぬいぐるみがたくさんあったとか。
ひとつめの部屋には気になることなかったのかな?
ベッドあったよ。
うーん。
強いて言うなら、やっぱり人形かなー。
子どもっぽい部屋だったかも。
そんなことをして。完全に自らで自らの無意識まで壊してる感じだ。
結構深くないか?この病気。霊とか怨霊的な不気味さって生身の肉体があるなしにあまり関係ないものだと思った。
生身の肉体があれば現世で違うものに気づかせやすい分。まだ回復の見込みもあるだけの話で。
この人の生活もなんか。無意識のうちにすでに何か出来上がってそうだ。
かなり深いところで自傷的ではあるなあと思った。
難しいけど、整形後に自分の写真を部屋で撮る。
自分が誰だかわからなくなった後に、その写真を見る。
で、「恵美子が部屋にいる」と思ったのかもしれない。
考えれば考えるほど、難しい。
確かいっぱい貼ってあった写真の中には子供の写真も有ったよね。
バツついてた?何か関係あるかな?
写真に映ってるのは大人も子供もほとんど×が付いてたよ。
子どもの写真は、多分山田桃子が子どもだった頃に友達とかと撮った写真だと思う。
部屋との関係はわからないなあ。
なるほど。
現実逃避の中には幼児退行の気もあったのかも知れないですね。
ここまで来たらネタでも火遊びなんて言えないだろうねw口にしただけでとり憑かれそうww
>>349
友人とは連絡を取ったわ。
会って直接報告したいんだけど、仕事が忙しいらしくいつ報告できるかわからぬ。
失礼なこと聞くけど、友人は桃子とは夜景の見えるレストランデートの時に行為してないんだよね?
もし仮に行為したとして、桃子の体(大きい胸)が忘れられないとかない?
桃子は大きい胸だけど本物の恵美子はどう?
してないといってた。
終電で帰っちゃったって。
またその後の進展あったらよろしく!
すぐ開放されて桃子が変な行動起こさなきゃいいけどな
全部アフターケアで上手くまとまれば良いんだけどね。
まだ山田母からの連絡は無いです。
こっちから電話は一本入れてみたんだが、繋がらなかった。
何も無ければ良いが・・・。
明日も連絡が無ければ、俺か美樹のどちらかが様子を見に行くことにしてる。
今日も来てくれたのか1乙
この時間になるとどうしてもこのスレを見てしまうわ。
たしかに、相当ひどいことをしてるよね。
その時点で大分怖いもん。
まぁ色々ショックだろうし、
煮詰まったり狂気に引きこまれないためにもここに王様はロバの耳していったらええやんww
質問なくても感想とかあったら書いてって下さいよー
ありがとう。
その優しさは絶対リア充だな。
ふたつがグレーでひとつが黒、の意味をずっと考えてるんだけど良くわかんないんだよな。
子どもっぽい人形の部屋は退行して自分の育てなおしをしてたのかな、とかで納得できるけど。
黒なのは何かを葬る色なのか、とか、
ベッドに割り当てられた人物は?とか、桃子自身か恵美子か彼氏、母もあり得るなーとか。
なんで形代が椅子でも服でも写真でも人形でもなくベッドなんだろーとか…、
考え過ぎるとこっちも病んできそうww
人に見たてるモノがベッドなのはさ、人が寝てるポーズである必要があったからじゃないか?
その他のやつだと立ってたり座ってたりするポーズを連想するから。
黒い部屋で横たわる人…ってやっぱ葬ってるよな。
桃子は誰を黒のベッドに割り当ててたのだろうか。
妄想書きたくって申し訳ない。
あの部屋については、ホントにいろいろと考えさせられるよ。
その発想はすごいな。もしそうだとしたら大分怖い。
うまくすれば心の中を表現することで回復のきっかけになるらしいけど
使い方を誤ると桃子のように妄想を加速させてしまうのかもな…。
母親自身はしっかりしていても、桃子のことはやや突き放して育てた感じなのかな。
母親が若い感じだったということからも、母子家庭とかで母親自身は交遊関係がそこそこ広く、男の出入りもあったのではと。
家の中に居場所を見つけられず寂しい桃子は、母親としっかり信頼関係を結べていないせいで
彼氏に入れ込み、結果こういうことに…
なんて考えてみた
幼少期に愛情が足りなくて、
自己肯定感が得られず、
見捨てられ不安の強いタイプだったのは本当ありそう。
母と普通に話してるぽいけど、
母を憎むより自分が悪い子だから、いい子になれば…、と思うらしいな、そういう子供ってさ。
んで男に捨てられて、母に愛されなかったトラウマが刺激されて、
選ばれた側の存在であるところの恵美子になりたかったんだろな。
桃子は桃子なりに傷ついた心を
どうにかしようと必死だったんだろう、と思うと哀れではある。
対岸の火事だから言えるんだけどな…
分かるかも。私は父親が厳しくて小さい頃は嫌われてると思ってたせいか、今は付き合う人には甘えまくりで年下でも「パパ」って呼んでしまう。それに愛されたい願望が強いくせに相手を好きになろうとしなかったり…やっぱり小さい頃に愛情が足りないと曲がるんだなぁ
今週の火曜日に山田母から電話が来た。
「恵美子さんの都合のあう時間で良いので、病院まで来て欲しい」
「桃子と会うことはないけど、全てを説明するために先生と話をして欲しい」
出来れば、俺もついてきてくれると助かる、とのことだった。
恵美子と連絡を取り合い、木曜日に向かうことに。
美樹にも一応連絡を入れたが、後で報告してくれれば良いとのことだった。
で、当日は俺が車を出した。
山田母、医者が既にそこにいた。
「恵美子さん、1さん。このたびは本当に申し訳ございませんでした」
山田母からの謝罪から入った。
で、いろいろと山田母の弁解が入った後で、医者の話になる。
「山田桃子さんは、現在意識は戻っていますが、精神的に不安定な状態ですので、しばらくの間はこちらで入院することになりました」
「ですので、電話でもお伝えしたように、山田桃子さんとの面会は出来ませんので、ご了承ください」
会うつもりは全くないです、と思った。
相原「ええ、こちらに運ばれてきたときは既に意識は回復していました。酷い錯乱状態でしたが」
俺「錯乱状態・・・」
相原「ええ。精神的負荷が強すぎたのだと思います」
俺「やっぱり、名前を聞いたからですかね」
山田桃子が倒れる前後のことはもう山田母が全部説明してるという風に考えて、そんな風に聞いた。
俺「もしかしたらと思ったんですが、自分が誰だかわかんなかったんですかね」
相原「そうですね、そういう症状はあったと思います」
で、少し会話が途絶える。
相原「とても多くの問題を抱え込んでいたみたいです」
相原「具体的に言いますと」
相原「さっきおっしゃられたように、自分が誰なのかわからない」
相原「普通だと、俗に言う記憶喪失などの経験により、このような症状が出ることはありますが、山田さんはそういった原因ではないようです」
相原「自分でそのことを説明するのも、かなり苦労していました」
相原「かなり難しい状態です」
相原「おそらく、しばらくの間はここで入院してもらうと思います」
相原「その後、他の施設、例えば社会復帰施設などを希望されるのであれば、そちらに移動されるということも考えられます」
相原「そういった状態ですので、今後恵美子さんや1さんに迷惑がかかってしまうようなことはありませんので、安心していただきたい」
相原「ここから先は私の管轄ではありませんが、自分の付近に近づかないように、誓約書などを書くことも方法のひとつですが」
相原「そういった話は、山田さんのお母さんと、恵美子さんの二人で後ほど話したほうが良いかもしれませんね」
恵美子は大丈夫です、といった。
相原「すぐに終わるので、お母さんと1さんは少しの間だけ、外で待っていてもらって良いですか?」
仕方ないんで、外に出て待つ。
20分くらい外の待合室みたいなところで待ってた。
山田母も一緒にいたけど、ずっと無言だった。
俺「結構かかったね」
恵美子「今度は1君と話がしたいらしいよ」
と言われたので、1人で部屋へ向かった。
相原「どうもすみませんね」
俺「いや、別に良いですけど」
席に座って話す。
といって、質問攻めの嵐を食らう。
部屋の事で覚えてることはないか、とか、話したときにどんな感じがしたか、とか。
で、ひたすらそれに答えたら、その後に逆に質問はないか、と言われた。
と聞いたが、これについてはわからないそうだ。
「精神障害だとすると、どんな病気なんですか」
という質問にも、まだ断定するには情報が少なすぎるが、5つくらいの病名は付きそうだといっていた。
「山田母も、相当しんどそうでした。ストレスも溜まってるし、カウンセリングを勧めたほうがいいんじゃないですか」と言ったら、出来ることは担当医である私もしていくつもりだとか言ってた。
恵美子としては、「もう今後迷惑がかからなければ、それでいい」とのこと。
山田母は、誓約書を書くといってたんだが、恵美子は別にいいといってました。
間にいろいろとあったけど、思い出して書いていくととんでもなく長い時間がかかると思うんで、終わり。
そんな感じで、報告は以上です。
質問あったら、わかる範囲で答えるぜ。
桃子についてなんか言ってた?
恵美子は大丈夫そうだね。
また落ち着いたら連絡してくれるそうだ。
友人は完全に置いてけぼりだなww
ホントだなw
医者も第三者からみた桃子の様子を聞きたかったのかな。とりあえず乙です!
あざす!
そうだと思う。
医者的には話を聞きたい対象かと思ったけど。
桃子と付き合い自体は恵美子より長いんだろうけど、
病み部分を見てないかもしれんし、
もう桃子とは無関係に平和に暮らしてるだろうしな。
今回の件とは接点がなかったからなあ。
娘についてなんか言ってた?
そういう性格って、なかなか見抜けないからね。
自分の教育がどうたらとか、娘には申し訳ないことをしたとも言ってたなあ。
まじめすぎる反面、少しずれたところもあるんだと思う。
三つのベッドの理由も解ってても教えてはくれない予感。
気になってたんだけどそこは迷宮入りか…。
1が何か印象に残ってる事柄はない?
それはあるだろうね。
いっていいことと、いっちゃいけないことがあるんだろうな。
山田桃子と会ったのは、正直ホント10分くらいだったからなあ。
ベッドのある部屋は、ホントに無機質な感じがしたな。
多分山田桃子自体、あまり頻繁に入ってなかったんじゃないかな。
こんな出会い方だからなあ。
お互い一歩引いている感じです。
期待にこたえられず申し訳ない!
塾の事務仕事だっけ?
普通に働いてたとかこええな。
意外と身近にもいるんだろうな
色々ギリギリな人って…
最近の心のお医者さんって、ベッドの部屋にあったパソコンとか回収してきて調べたりするのかな?どんなフォルダがあったんだろうか
ああ、それなんだけど。
1ヶ月前に塾の事務の仕事はやめていたらしい。
でも、そのときも既に発祥はしてたから、そうかんがえると怖いよね。
協力してくれる人がいれば、そういうデータも調べるみたいだよ。
でもあの部屋のことを考えると、フォルダの中身とかは実際怖くて知りたくないわ。
綺麗になるために整形したのではなく、美恵子になるために整形したことにより、自我のいきどころがなくなったんだろうね。
美恵子のつてを使って街コンには出たものの、本来の自分がモテているのか、美恵子としての自分がモテているのかもわからず、自分を追いやった対象そのものに自身が成ってしまい、延々と自己矛盾を繰り返していたのではなかろうか。
それではいけないと思い、
美恵子の部屋を作り出したのも、自身の中の美恵子をどうにか自分から切り離したいという思いで儀式的に作ってしまったのではないだろうかね。
しかし、そこに封じ込めようとしていたものは、過去の幼い頃から続く本来の自分になってしまっていたのではないだろうか。
その仮説に則ると、もしかして三つのベッドは三つとも恵美子が寝ている設定だったのかねぇ。
恵美子の部屋、と名付けた場所に恵美子を切り離して封じたはずなのに、鏡を見た時、ふと気がついた時、また自分は恵美子になっている。恵美子として振舞っている。
これではいけない、またあの部屋に
閉じ込めなくては…、
寝かせなくては…、
消してしまわなくては…、と。
儀式を繰り返してベッドが増えてしまったとかね。
物理的にベッドは三つでも、儀式は三度と言わず、何度となく繰り返されたのかも…
うひょーこえー
なんつってなー
照明はスタンドだけにして、使う順番とか工夫してさ、
桃子のなかでは境界線のないような部屋に、延々と無数にベッドが並んでいるように錯覚できて、
そしてそこには無数の切り離した人物や心の一部が累々と眠っている…
そんな心象風景をつくっていたのかもしれない。
精神障害
を前提に考えると
桃子にとって恵美子は「成り代わりたい人物」であると同時に
「憧れの存在」でもあった
成り代わろうとしていく過程で、「恵美子は自分」であり
「自分は桃子」でもあった
つまり、桃子の中では自分と恵美子は一心同体(一つの体に二つの意識)とも、
同時に双子のような存在(二人が同時にそこにいる)とも錯覚していた
そして、彼氏が出来たら、当たり前に二人で分け合うものとも思い込んでいる
だから、ベッドは、桃子と恵美子と彼氏が出来たら彼氏の分
なのではないだろうか
久しぶりにぞっとした