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:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/02(水) 06:04:37.12 ID:Ys3IYykl0少し前からメモ帳に続きを貯めてます。
出社前にそれまでに書き溜めたものを書き込んでから、家を出たいと思います。
それまで出来るだけ頑張ります。
投下は七時半頃になります。
でもそういうことは私に言わせてよね」
な展開なら幸せになれるのになwwww
違うんだ嫁。鼻琳は中国人だけど、偉人で本当はこの世には居ない存在なんだ。
なんて言えるはずもなく、むしろそんな事言ったら頭がおかしいと思われる。
そんなの嫌だ。
俺は土下座スタイル入ろうとした中途半端な形で固まった。
そんな何か考えてる俺のふざけた体勢?を見て嫁がついに激昂した…。
嫁は本気で怒ると近くにある物を手当たりしだい投げる癖がある。
まだ交際時代に、くだらない原因で喧嘩した時、嫁はでかい皿を俺に投げつけて
その割れた破片で足を切ったというマヌケだ。
テーブルの上のマグカップや可愛い動物の小物が俺に向かって容赦なく飛んでくる。痛い。スピード感が半端ない。
「あぁああああああああああああああ!!!!!!!!」
駄目だ。このままだと部屋の全てが壊される!バーサーカーだ!怖い怖い怖い怖い殺されるぅうううううううううううううう!!!
「…っ嫁ぇ!聞いてくれ!」
言った瞬間、マズイと思った。
俺はついさっき真実を話すと決意したにも関わらず嘘をついた…。なんて情けないんだ…。
だけど怖かったんだ…。とりあえず嫁を落ち着けないといけないと思って咄嗟についた嘘だった。
嫁「……え…」
嫁は何を言われているか把握してないようだった。
よし!このまま畳み掛けるぞ!俺は狂った鳩時計のように喋りだした!
「そうなんだよ!ドッキリなんだよ!もし嫁がさ携帯をこっそり見た場合に発動する
悪戯ドッキリ!結構苦労したんだぜ!そんな怒るとは思わなくて…はは」
嫁の顔が良く見えない。多分凄い顔してたと思う。
「どうだ?手が込んでるだろ?あはは…」
嫁はプルプル震えている。それを見た俺は女優霊という映画を思い出した。
「うわぁあああああああああ!!!!!!もう嫌ぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」
ヒィィ!駄目だ!美味い言い訳を思いついたと思ったら駄目だった!ここまで追い詰められて
まだ自分の保身のために嘘をつくからこうなるんだ!天罰だ!
その時だった。玄関の開いた音がした。
ッエーイwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
俺がうずくまっている位置は、玄関からまっすぐのリビングだ。
つまり誰が来たのか見えたのですぐ分かった。
それは、嫁の父。つまり俺の義理の父、お義父さんだった。
助かった!しかし、心のどこかでもう逃げられない!とも思った。
俺は「その…これは…」とかゴニャゴニャ言っていた…。
思考が纏まらなかった。いろんな疑問が沸いてくる。
なんで御父さんがこんな夜に?車はどこに停めたんだ?飯は食べたのか?とか全然重要じゃないことを考えていた。
御父さんがリビングに入ってくる。
嫁は御父さんを見て少し冷静になったのか、床にひざを付いて泣いている。
「お父さん…うっ…グスっ…おとうさぁん”ん”ん”ん…」
「嫁子…。」
御父さんは嫁の肩を抱いて、落ち着くように促した。
ちなみに御父さんは凄いいい人だ。田舎の優しい牧歌的なおじさんのイメージそのまんまだ。
俺も大好きで…本当に大好きだから誤解されているのが辛くて、ここでちょっと泣きそうになった。
そして、嫁を落ちつけた後、ここに来た理由を御父さんは話した。
どうやら御父さんは、俺が自宅に帰る前に嫁から電話を受けていて相談をされていたそうだ。
そして今夜は家に居られそうに無い。迎えに来て欲しいと言われ、先ほど迎えにきたらこの有様…。
どうりで普段見ないちょっと大きいスポーツバックがあるわけだ…。
「夫君…事情は聞いているよ」
御父さんは優しく俺に話しかけた。「ええ、けど違うんです。……誤解なんです」俺は半泣きで言った。
だけど大丈夫、もう安心だ。この人が居れば後は誤解を解くだけなんだ…。
「ああ。分かるよ。男だもんな。…うん。分かるよ」
御父さんは少し気まずそうな笑顔で言った。
違うんですよ御父さん分かってないですよ…。しかもそんな所で懐深いアピール今されても…
すると、御母さんは蔑むような目で俺を見ていた。これは完全に汚い生ごみを見るような目だ。
完全に俺を誤解している。ああああ違うんだ。浮気なんかしてないんだ…。
御母さんは怖い。細木和子に似ている。けど顔が似てるだけでいい人なんだ。優しいんだ。。
俺は勇気を出して言った。「御父さん。全て誤解なんです…。全部話すから聞いてください…」
しかし御父さんは嫁の手を握り、座っている嫁を起こした。
「夫君。キミの言い分をまだ聞いていない。…しかし今は二人とも冷静じゃない。そうだろ?
また明日キミの話を聞こう。今日は…嫁子を実家に泊まらせるよ…」
御父さんはそう言って、泣いている嫁と一緒に家を出て行った。最後まで御母さんは生ごみを見る目で俺を見ていた…。
最初にビンタされた耳がまだ痛く、静かな空間に耳鳴りだけが響いた。
どうしてこうなったんだろう。どこから間違ったんだろう…。
自問自答の中、俺は割れたコップの破片、原型を留めていない小物などの破片を部屋用の小さな箒で掃除した。
ふと、壁にぶら下がっている写真立てが目に入った。
なんでもないただの一日に撮った写真だ。
遊園地に行ったわけでもなく、なにかの記念日に撮ったわけでもない、普通の日に撮った二人の写真だ。
写真立てを飾っている嫁に対して俺は「もっと特別なの飾りなよ」なんて言ったけど、
嫁は「これがいいの。これでいいの」って少し笑って言った。
その時の嫁の気持ちが分かった気がした。
俺はそこで自分のした愚かさに初めて気が付いて、号泣した。つまらない嘘をついて、嫁を無駄に苦しませて…。
明日にはしっかり全てを打ち明けよう!
そして誓った。謝って嫁をまた家に連れて帰って、幸せな普通の大切な日々を過ごすんだ、と。
後の問題はガンバレ
離婚フラグwwww
車で会社に向かう途中で、今回起きた事件の全てが鼻琳の所為だという妄想をこりずにしていた。
(俺の心の中に巣食う悪魔鼻りんめ。お前なんか華琳じゃない。お前は悪魔だ!
お前が俺を甘い誘惑の罠に嵌めて、全てを壊したんだ…!許さないぞ…!)
社内のトイレで顔に引っかき傷が見つかった。ちょっと瘡蓋になっている。みっともない。
同僚達に気づかれ、「どうしたの?その傷?」と言われたが、夫婦喧嘩ともいえずちょっと爪で引っかいちゃって…
と言い訳した。
皆さん。僕は鼻琳にそそのかされ、嘘を重ね、嫁に愛想をつかされたお馬鹿さんですよ。あは…あはは…
なんて永沢君と藤木君みたいな感じになってた。
そして、お昼に御父さんからメールが来た。
内容は、仕事が終わったらうちに来て話し合いをしよう。というものだった。
この後、嫁と義父と義母と話し合いをするのですが…。
そろそろ時間が迫ってきましたので出社します。
また16時頃にスレが残っていたら書きたいと思います。
徹夜出社とか久しぶりだなぁw
駄文に朝まで付き合ってくれてありがとう。
のメールを送って見せればよかったのに…
あーでもオタ趣味さらすのはきついか
グッズ捨てられて鉄道模型捨てられた人のコピペみたいに>>1がなるんじゃない
とりあえず自分の親も連れてけよ。お前の親はアリバイを証明できるんだしな。
あっ親も共犯かwwwww誰も信じないかwww
てか、親なんざつれて行ったら逆効果だろ
もう浮気ってことにしとけよ
俺が既婚でもオタクでもないから認識ずれてるだけ?
オタクを隠して交際して結婚したが故の悲劇だな
っていうかこのスレまだ終わってねぇのかよwwwwwww
あれって直接嫌いになったって言うと可愛そうだからって思う女側の気遣いだよね
それを察せず女は意味わからん理由で別れ話切り出すって逆上する男は見苦しい
保守ありがとうございました。ご期待に沿えるよう頑張ります。
>>289からの続きを投下させていただきます(劉備ちゃん)
向かう途中の車内で、どうにか上手い言い訳が作れないか、最後まで俺は性懲りもなく真実に抗っていた。
しかし駄目だった。やはり真実を話して、ありのままの自分を受け入れてもらうしかないと悲しいけど結論をだした。
初めから嫁にカミングアウトしてれば、義父と義母の前で恥をかかなくてすんだのに…。
でもしょうがない。これは全て鼻琳の策略、智謀、戦略に嵌ってしまった自分の責任なのだから。。
クソっ。鼻琳め。全てが無事に終わったら、お前の存在の証明…つまりアカウントを消してやる。ざまぁみろ。
深呼吸して覚悟を決めた俺は嫁家のインターホンを押した…
向かい合ったソファの片方に嫁が座っていた。なんだか生気がない……ゴクリ
俺は嫁に近づき、優しい声で話しかけた。
「嫁…ごめん…。けどちゃんと今日全部話すから。。全ての誤解が解けたらまた…」
「………」
よく見ると目が真っ赤だった。多分寝てないんだろう。
そりゃあ信じてた夫に裏切られて、その上あんなメールを見た日にはこうなる。
胸が締め付けられる様に痛かった。
これが小説とかでよく見る、締め付けられるような痛みかぁ…なんて呑気な事も考えてた。
とにかく早く!一刻も早く誤解を解き、嫁を抱きしめたい。。
今さらながら嫁の愛おしさ、愛らしさを再確認できた俺に対して、頭の中の鼻琳は
(よかったじゃんw再確認できてwwキヒヒヒ(`∀´)
なんてフザけた事を抜かしている。
引っ込んでいろ鼻琳よ。これからお前に引導を渡すんだ。フン。せいぜい怯えていろ。
嫁のソファの後ろのテーブルには御母さんが座っていた。
相変わらず俺を見る目つきは生ごみを見る目だった…
しかし、ちょっとだけその鋭い目つきに興奮しそうになったのは秘密だw
そして少しの沈黙の後、御父さんが口を開いた。
「さて夫君…。
私はね。嫁から聞いた話がとても信じられない…。キミがまさか浮気をするような人だとは思えないから…」
やっぱり御父さんは俺を信じてくれていた!素直に嬉しかった。
嫁はただ虚空を見上げていた。
「まず私が嫁子から聞いた話を夫君に話す。そして間違っている事実を私に話してくれ。」
「わかりました。その、…本当にくだらない行為が上手く重なってしまったんです…本当です。本当なんです」
「ああ。分かってる。分かってるぞ。ひとつずつ解消していこうな。な、嫁子も」
御父さんが仏に見えてきた。優しい。優しいな。きっと大丈夫だ。このまま落ち着いて話をすれば絶対解ける。
御父さんに、父の日にはきっとネクタイをプレゼントしよう。
「 キミが、 は な り ん という女性とメール交換をしていると聞いたのだが」
あぁ…。そこから話さなければいけないのですね…
しかしどうしよう… 鼻琳 は本当は 華琳 という名前なんです!なんて言えねぇえええ!
名前を改めたらなんか存在を認めているようではないか!!
そもそも考えてみれば、名前なんてどうだっていい事で、もうはなりんって事でいいや!うん!
と思い名前の訂正をあえて申告しなかった。
いきなりスイッチが入りそうだわ
一生ネタにされるわwwwww
俺は覚悟を決めた。言うぞ。全てを。まず最初の一歩を踏み出す!
「…御父さん。まずそこが違うんです。
…鼻琳からのメールは全て…俺の… 自 演 自 作 な ん で す !」
言った…。言ったよ!
俺は自分を褒めてあげたい。しかしこれではまだ全ての誤解は解けてない。
ここからが問題なのだ。
すると、それを聞いた御父さんが厳しい顔つきになった。
二次相手とはいえここまで逝ってたら、夫としても浮気してたのと変わらんだろ
浮気は誤解ですってどの口が言うのかと
俺は怒りの仏に少しびびったが、話を続けようとした。
しかし、遮るようにそれまで黙っていた嫁が口を開いた。
「それ”…ゲホッゲホッ!」
嫁は久しぶりに言葉を発したせいか、声が上手く出ないようだった。それが今でも印象に残っている。
「…それって昨日私に言った、驚かせようとしたドッキリって話…?
また…そんな嘘…つくの…?」
「違うんだ…嫁。いや違くないごめん。それは実は嘘なんだ…。あの時はあわてて咄嗟に嘘をついちゃったんだ…。ごめん」
「また…嘘じゃん……ふぇ…うっ…う”う”う”う”ぅぅぅぅ……ばかぁぁぁっ!……」
嫁が泣いてしまった…。あんなつまらない言い訳使わなければ良かった…。畜生…。嘘カウント1増えた…。
「…怪しいと思ってた…通帳もぉ…うっ…グス…クレジットカードも…夜に帰ってこないのも…ふぅう”ぅ”ぅ”ぅ”ぅぅうぅ…」
御母さんの俺を見る目が、生ごみよりさらに汚いうんこを見る目にレベルアップした!
やっぱり怪しまれてたのか…。だけど全ては誤解なんだ。これからその誤解が一つずつ解けていくはずなんだ!
俺 の カ ミ ン グ ア ウ ト が つ い に 始 ま る …
1.自分はオタク。だが妻に嫌われるのが怖くて言えなかった。
2.はなりんというのはアニメのキャラでそのキャラが大変気に入っていた。
3.気に入りすぎて妄想プレイでメールのやり取りを自作自演で行っていた。
4.昨夜はキャラグッズが実家に届いたので取りに行って遅くなった。
浮気騒ぎになる前にカミングアウトしてればヲタなのは許容されただろうし
3はバラさずに済んだものを…
○落ち着かせようとしてあわてて咄嗟に嘘をついちゃった
こう言っておけば理由になったのにな
大差ねぇよwwwwww
ついに言った…。後悔はしてない。
少し清清しさを感じるまでだった。罪を白状したような気分…。清涼な風が俺の心を吹き抜ける…。
俺の脳内の鼻琳が存在を否定され、ダメージを受け叫んでいる気がした。
部屋がシーンと静まり返る。しかし、場違いの発言がこれほどまでに時を止めるとは…。
嫁は何を言っているのかよく分からないという顔をしていた。もちろん目は真っ赤。
「御父さん…。この鼻琳というメールの女性は、僕の好きなアニメに出てくるキャラクターなんです」
御父さんも訳が分からないというしかめっ面をしている。
しかし俺はさらに畳みかける!攻撃…いや口撃を止めない!
「 つ ま り !
俺は自分の持っているフリーのメールアドレスを、自分の携帯に 鼻琳 と登録して、
そして自分の携帯に鼻琳からとしてのメールを受け取っていたわけですよっ!!(ドヤ顔っ)」
俺は何故か自信満々に言い放った。
どうだ!?どうにでもなれ!これで分かっただろう?事件の内容、そして俺の気持ち悪さが つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
御父さんはちょっとキョドった様子でこう言った…。
「 つ ま り … ど う い う 事 な ん だ ? 」
御父さんは理解していなかった。つーかナルトかよチクショー・゚・(つД`)・゚・
そして、御母さんの俺を見る目が、うんこを見る目から可哀想な子を見る目に変わった!
やめて御母さん!それが一番傷つくの!
…確かにちょっと上記の説明じゃ分かりにくかった。俺も正直ちょっと分かりづらいなと言ってて思ってた。
俺は赤面しながら、フリーのメールアドレス、自分の携帯への登録…。今回のメール偽装事件の内容を細かく三人に説明した。
正直死にたかった。御父さんに「あーそういうことね」と頷かれる度になんか死にたかった。
その前に相手作らないといけないけど
あとその前に他人と会話できるように
アニヲタになる必要ねぇwww
事件解決…。全てを説明し終わった瞬間、俺の脳内鼻琳は断末魔の声をあげて消滅した。シュワ〜。
勝った。俺は鼻琳に勝った。もう惑わされない…。そうだこれからは心を入れ替えて…一日三膳恋陽陽…
「夫君」
「ひゃい。御父さん」
完全に油断していた。何か御父さんと嫁が話しをしていた。
そしてこっちを向いた。
「夫君が好きな…そのアニメ…。
な ん て 名 前 だ い ? 」
えっ…名前?俺は予想外の質問に焦った。
「名前ですか!? は な り ん ですけど…(連呼させるなwww恥ずかしいwww)」
「えーっと…違う違う。 題 名 だ 。 」
えええええええええ題名言うのぉぉおおお?どんな羞恥プレイですか!?
知ってどうするの!?えええええまじで言うのねぇまじで?
俺は平静を装ったが、明らかに動揺していたと思う。
「やっぱり嘘じゃん…夫がオタクなわけないよ…。今まで一緒に居た私が言うんだもん…。
どうせ鼻琳と…昨日の夜に電話で打ち合わせでもしたんでしょ…?こうやって言えば大丈夫だとか…」
と憎らしげに言った。
嘘じゃねーよチキショー!!脳内鼻琳が高笑いし息を吹き返すのを感じた…。
ハナリン
完璧な嘘はリアルを侵食する… そんな映画のキャッチフレーズが頭に浮かんだ。
悔しかった…。俺の脳内の鼻琳を殺すだけじゃもう鼻琳の存在は消えない。
こいつら三人に住む鼻琳全員を消さないと、完全には消滅しないのだ。
なんなんだ!?鼻琳…。最初はただの空想の人物だったのに、今では俺以外の三人にまで存在を認められる人物にまでなった…
怖い。鼻琳超怖い。俺は鼻琳に初めて恐怖を感じた。
証拠見せれば一発だしwww
証拠見せたら夫vs嫁一家から夫一家vs嫁一家になるけどな
いや、その趣味を悪いというわけではないが…」
糞。負けるか。
題名を言えばいいんだろ…。恥ずかしいけど、嫁の受けた苦しみに比べたら!!!
「恋姫†無双…です///」
「…来い?ひめむ僧?」
「こ・い・ひ・め! む・そ・う!」
しかしこれで、もう…。
すると御父さんが立ち上がり、隣の部屋に行ったかと思ったらすぐに戻ってきた。
ノートパソコンを持って。
しかも検索するってすぐに気がつくなんて使いこなしてやがるな
自分で送ってるって証明になると思うが
パソコンの起動音が鳴る。
そして何か打っている。これは…まさか…
…検索?
やめてくださいね。
御父さんやめてください。
俺は神に祈った。無線LANが切れますように。契約プロバイダが爆発しますように。
しかし神などいない。この世に居るのは悪魔のみ。その名は鼻琳。
嫁と御母さんもパソコンを覗き込んでいた。
俺だけディスプレイが見えない…。みんな何を見てるの?何をしてるの?
バクバクの心臓が痛い…。
そして沈黙を打ち消したのは、パソコンからスピーカーから流れる大好きなあの曲だった…
『誰かにささぐ〜命〜なら〜♪自分の境界を越えて〜♪
今ならば〜ここでなら〜♪強さに変わりぃ明日へ続ーくよー♪』
おいいいいいいいい!!!!OP鑑賞かよぉおおおおお!!!!
聞いただけで漢字で検索できたのか
一応ひらがなだけでも出るぞ
誰か離婚調停スレのリンク貼ってやれ
俺はあわてて立ちあがってディスプレイを上から覗き込んだ…。youtubeだ。
「ああ。夫君がそれ程まで好きな作品なんだろう?」
「ええ?…ああ、はい…そうです…けど、その」
「ならいいじゃないか。私達も見てみたいよ。なぁ」
御父さんは何か勘違いしている。ドラえもんやしんちゃんとは違うんだぞ!
エ口ゲ原作のアニメなんだ!Hなシーンもあるんだぞ!
子供の頃、悪さをした時にその悪事が親にバレているのか、バレていないのかどっちか分かりかねる時のあのモヤモヤした感情。
『忘れたい景色があり〜♪
忘れたい記憶もあるぅ〜♪』
おいいいいシンクロしてるよ。今の俺の気持ちと歌詞シンクロしてるよ。
flower of braveryはもうノリノリでは歌えない…
自分はにわかでした
お義父さん機転ききすぎwww
表情から感情が読めない…呆れているのか、怒っているのか…それとも案外この曲良いかも!
とか思っているのかもしれない。
むかつくのがたまに御母さんが俺の方をチラッ…チラッ…と見てくることだ…。
頭の中に整理しておいた話の流れストックが少し切れ始めましたw
書き溜めてないので、ちょっと一時間ほど欲しいです。
ここら辺の御父さんの猛攻は今思い出しても身震いするほど恐ろしかったので…
ちょっと文体がクドくなりすぎですねw
もう少し読みやすいように努力してみます。
友達妹「クラスの男子ってオタクみたいな人多いんですよねー」
俺「そうなんだ。いま流行ってるもんねw」
友達妹「なんか見てて気持ち悪いです。休み時間もずっとそんな話ばっかしてるし」
俺「あ〜、リュック背負って秋葉原とかにいる人みたいなのでしょw」
友達妹「あれ?先輩の携帯の待ちうけなんですかこれ?」
俺「あ?ああーえっとこれはエヴァンゲリオンてののキャラクターだよ!」
俺「エヴァンゲリオンは普通の人でも知ってるよねw有名だもんw」
俺「大人っぽいアニメっていうか、ガンダムみたいなもんだよw」
友達妹「そうなんですかー・・・なんか意外です・・・」
やっちまったな
かくいう俺も一時期サーニャだったんだけどな
じゃあ何にすんだよ!
自分の写メかよ!ペットの写メかよ!
ペットの写メは武器になる
>>522の続きから
『真実だけを〜追い求め〜♪』
よしサビに入った。俺は安堵した。もう曲は終わりに近づいている。
この俺だけディスプレイが見えないこの状態はもう終わりにしたい。心臓にわるい。
『明日へ続〜くよ〜♪』
よし…サビ終わり…終わった…
『傷を負った夢の為〜♪』
まさかのフルかよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
ニコニコ動画じゃねえええんだからよおおおお!!!!
多分、曲の一番はOPのムービーが流れていた。覗いた時に動いてたから。
だが二番は分からない。
その動画の作者のお好みで作られてるからだ。
いやらしいエ口ゲ原作のアニメだってばれちゃうかも…はわわ…
しかしその心配は杞憂に終わった。二番のBメロで御父さんは曲を止めたからだ。
終わり?終わったの?
俺は地獄が終わった…と安堵した。
しかし次の瞬間、御父さんから出てきた言葉は信じられないものだった。
まさかの興味津々ルートぉおおお!?
俺は御父さんが分からなくなってきた。
この人は仏の仮面を被った悪魔なのかもしれない…。
さっきから俺に対して何かを仕掛けてきている。
「あ…あの…金髪の…ツインテールで…くるくる巻いてる…」
「ちょっと分からないからやってくれない?」
パソコンをズイ!とこちらに向けてきた。
畜生。この時はなんで御父さんが、恋姫のOPを探し当てたのか疑問だったが、
youtubeの検索欄はひらがなでこいひめって打っても、ポップアップで
恋姫 op とか色々出るじゃねぇか…
もうしょうがない。鼻琳を見たいと言ってるのだからここまで来たら見せるしかない…
カミングアウトしてしまったのだから、もう堂々とするしかない。
検索結果の中で一番上にサムネイルが華琳様が映っている動画がある。
それをクリックして俺も横から見えるようにテーブルの隅に置いた。
三人が何を見ているのか分からなくて不安になるより、
一緒に見たほうが何倍もいい…。
その時はそう思ったんだ…
普通に華琳がでてきて、すぐにストップして、この子ですよ!で終わりだ。
三人が集中してディスプレイを見る。
よし!スタートだ!
『お帰りなさいませ♪ご主人様〜♪』
おいいいいいい!!!!!!ふざけんなああああああ!!!!!
気まずいってレベルじゃねーぞ!!
普段こんなアニメじゃねーじゃん!!!
なんでこの動画選んじまったんだあああ!!!!
全身が痒くなるほど恥ずかしい思いをしたのは初めてでした。
少し面白かったのは御父さんも顔を真っ赤にしていた事wwwざまぁwww
ちなみに嫁と御母さんの顔は怖くてみれませんでした。無理です。
「この子ですよ」
俺は画面を指差した。
「ふむ。この子が夫君が夢中になった鼻琳か……」
画面には華琳と愛紗というヒロインがピリピリムードを出して話し合っている。
そうだよ。こういうシリアスな展開もある良いアニメなんだよ。
動画の最初こそアレだったが、これを選んでまだ良かったのかもしれないと思った。
そしてこの後の華琳と愛紗の絡みのシーンももちろん知っている。
その前に画面を消してしまえばいいだけだ。
「そうか…ありがとう。これはもう消そう…」
良かった。余計な心配だったなw
俺はもうアニメ鑑賞会は終わったんだと思い、心の中で喜んだ。
「むっ…」
しかし、何かに御父さんは気づいたようだ。
「どうしました?もう終わりに…」
俺はもう早くパソコンを閉じて貰いたかった。
それこそ恋姫の画像検索なんてされたらもっとやばかったのかもしれない…。
「この右の……
恋姫†無双 問題のシーン とは… 」
本当はここからもっと書き続けたいのですが、
昨日から今日に掛けて睡眠をとっていないので眠いですw
流石に二徹は明日の仕事に支障がでるので、今日はここまでで終わらせてください。
もう終盤に入る頃なので明日には終わりまで持っていけると思うのですが…
「恋姫無双 華琳」で画像検索してもらいたいな
当然のように保守してくれてると思ってんじゃねーよks
埋めるか落とすかしたい所
絶対スレたてろよ
>>1がたどり着けるかは知らんが
立てたかったら本人が立てるでしょ