俺 30
妻 28
結婚してからまだ一年目。
自分がアニオタだってことを隠してまま結婚したのが今回の元凶なんだと思う。
実家の俺の部屋にはフィギュアとかBDを置いて、二人で住んでる家にはまったく置かない。
通販とか秋葉原で買い物したら実家に送って、母には部屋に置いておいてもらう。
そんなニ面生活を続けていたんだ。
グッズorBD購入、家に送る→母から到着メール→実家帰る
これの頻度がちょっと多くて、少し嫁に疑われてた感は正直あった。
だけど家では二次嫁が開封を待ってるわけだし、本当に浮気をしているわけじゃないから
適当に理由つけて帰ってた。
通帳預けるとかは絶対にしない。嫁もバイトしてるしな。
ただ、通帳はお互いに見れるようにはしてるから、不自然なお金の減り、クレジットの引き落とし(明細はネットで見れるようにしてる)とかはたまに指摘されてた。
そのときも適当にご飯とか飲みとか、下の弟に財布買ってやったとか言って理由つけてた。
うちの嫁なんか、一部屋エヴァ、ディズニー、けいおんグッズで使ってるわ
羨ましいなぁ。そういう夫婦あこがれるわぁ。。
「気持ち悪〜い。私おたくの人ってダメなんだよね…」
って呟いた…。
…俺、今映ってる会場に居たんだけど…。
あわててチャンネル変えて、平静を装ってどこが嫌いなのか聞いてみた所、不潔そうとか、キモイとかそういう罵詈雑言を吐くわ吐くわ…。
そんな事言ってるけど、あなたの彼氏オタですよ。
なんて言えるわけないよな。うん。
言ってたらどうなってたんだろう。別れるとは思わないけど、止めさせられたと思う。
初めて三次で好きになったんだよね。。
つか身長ちっちゃくてちっぱいでSで、その時とらドラに嵌ってたから、なんか大河に似てるかも…ドキドキ
って好きになっちゃった///
もうずっと隠してるし、
俺もテレビでオタ特集見てる時とかに
「オタきもっwこんな人が彼氏だったらどうするよー?どうするよー?w」
とかって調子乗ってるから…はぁ…救えない…
二次嫁だしさ、ソープにも俺は興味ないし、タバコも嫌い。ギャンブルだって嫌いだ。
ちょっとオタ趣味にお金つかってもいいじゃない?
だって毎日仕事して何か癒しがないとツカレチャウヨ…
実家部屋に抱き枕とかあってスリスリしてると癒されるんだよね。
そしてここからが本題なわけで…
ある日、自分の中でちょっと遊びを思いついたわけですよ。
うん。。
結婚するからには自分の恥部とか嫌な所全てを曝け出してそれでも納得してもらったらする。
そうしないとダメだよね。
もっと罵ってくれ(*´д`*)ハァハァ
真・恋姫†無双 (知らないって人はググるのだ!)
もうね。大好きなんよ。全部のキャラクターが大好きなんよ。
こんなに嵌ったのは初めてなんよ。
買うよね。そりゃ。グッズを。
古今東西のオタショップ回りましたよwへへ。
俺の部屋パネェ!つって続々増える恋姫グッズに囲まれてると、
なんともいえない多幸感に包まれて…はわわ!はわわ!フヒヒヒヒヒヒヒってねww
早く開封したい…見たい…。パッケージの新規絵を穴が開くまで見たいww
けど、家に帰るわけには行かない。嫁、実家帰ったし。
だから私はHDD以外にはもう隠さないって決めた
そうだよね。嫁が実家に来たい、つったら毎回大掃除してるし…
ごめんね…ごめんね…って涙しながらダンボールに入れてるわ・゚・(ノД`)ヽ
ドラゴンボール?
そろそろはいりやす!
俺が特に夢中になってるのはこの子です!
曹操こと魏の覇王こと、華淋様!
はぁぁぁん可愛いよおおおお(*´д`*)にゃああん
こんな武器で戦えんのかよ
無理だろ
この子は王様なんで戦闘はあまりしません。(クライマックスでは使う)
ちなみにその武器は絶といいますww首刈られたいwww(;´Д`)
普段超絶Sでレズ入ってて、バッサバッサ覇道を突き進む猛者なんだけど、
ちょっと他の子と仲良くすると、影でやきもち焼いたり、自分の気持ちと反対のことを言っちゃうw
そんな華淋タソが大好きなんよ。恋したんだ。恋つっても呂布じゃないよ。
登場キャラクター全員好きなんだよ?だけどその中でもさらに好きなのが華淋なんよ。。
そうなってくると、俺のこの後にする愚かな行為にも納得いくはずだぜ!
まりがとう(*´д`*)
オタ友居た事ないから、肯定してくれる人が欲しいねww
とにかく恋姫大好きな俺…。
仕事の最中でも、恋姫の世界に浸ってた…。
(こういう時一刀なら…!)とか、←恋姫の主人公
(華淋様ならこの決断でも許してくれるだろう!)
とか、なんかもう書いてて病気だなwwwこれww
常に華淋様の側近としての心得をもって働いていたわけだ(なんじゃそりゃ)
けどまぁ、華淋は半端を許さない子だから、俺は仕事のできる男になっていた。
中身は変態だが…。
華淋様と閨を共にするときは、風呂に入っていつもより身体を綺麗にしてるから大丈夫だ。
脳内で華淋様が褒めてくれるだけ…。
卑しい俺はそんなんじゃ我慢できなくなったんだ。もっと刺激が欲しい…。
そしてふと…
「華淋からメールが欲しい!欲しい!」って思った。マジキチwww
もうここまで書けば優秀なvipperはお気づきでしょう。
仮性だよ。
それについてはマジで言った事があるw
せーじょーいで行為中、
俺「…んっ…かりんっ…」
嫁「?」
俺「食べたい…なんか食べたい…。ジャム…ジャム…」
ってごまかした。
自分のアドレスを他者の名前で登録して、自分にメールを送るという愚行を…
けど俺30じゃん?wwwもうおっさんだよww本当になにしてはるんですかwwww
あきれるわ… まじで。
でも当時の俺はそんな事気にしない。そんな事じゃくじけない。強い子だから。
自分の携帯のアドレスを、華淋の名前で登録するのは許せなかった。
なぜなら送った直後に送信メールボックスに貯まるから。
おかしいじゃん。華淋からメール着たのに、俺の携帯の送信ボックスに同じ内容のメールがあるって。
理解できねぇ。
俺は作った。
ヤフーのフリーメールを登録した。
曹孟徳 17歳
これ書いてて、大丈夫かな?この人頭おかしいんじゃないかな?
って思った人。大丈夫です。僕はまともです。
まじ真性で頭イカれてるやつ見てると楽しいわ、自分がイカれてるからさらにそう感じる
楽しんでもらえてるようで光栄です。
まじかよ。。華淋様の愛を書いてるだけで、あっというまに時間過ぎんな…
From 華淋
subject とどいてるかしら?華淋
本文 メールというものをやってみたわ。別に貴方と常に連絡取りたいとか
思ってるわけじゃないんだから。
けど、見たら必ず返信するように。
ごめん。これから行きます!
From 華淋
subject いい仕事ぶりだったわ
本文 良い決断だったわ。貴方にしてはなかなかよ。
ご褒美に今夜は閨に来なさい。ふふっ。どんな声で鳴くか楽しみよ。
俺はメール作ってる最中で踏みとどまったよ
普通はそこで虚しくなるよな。ただ俺は止まれなかった。。。
なんか…興奮してきた…
とりあえずこんな内容のメールを携帯に送る!
頑張りたいときに見る!萌える!回復!ってそんなサイクルで行動してた。
自分の中では、ヤフーでメール作成(自分では作成フェイズって呼んでたww)
作成フェイズ時は自分が華淋になったように思って、自分に戻ったときに作成したメールは忘れていた。
なんだこれ。よくわかんねーと思うがそういうことだ。病気ではない。繰り返す。病気ではない。
ありがとう。励みになる。
そんな愚行を繰り返してた俺は怪しかったんだろう。
ああ、絶対怪しいよね。今ならわかるよ。
嫁が携帯見たwwwwwwwwwwww
怪しいモノはいろいろあった。
不自然なお金の使い道。クレジットの使用額。不規則に実家に泊まりに行く。
なんか夜中に起きてる(アニメ見るため。嫁が起きて来たらチャンネル変える)
ipodに入ってる不思議なアニソン(これはなんかごまかしたwww)
それは見るよ。見る。嫁は悪くない。悪いのは俺だ。
だけど普段から言っていた。
携 帯 は 見 る も の で は な い よ っ !
と。常日頃、カップルで携帯とか盗み見るとか、お互い信じてない証拠だよねーww
って呟いてたwww逆に怪しいよwww
今更ヲタ趣味を認めて貰うなんて無理
散々嫁を騙してきたんだから、誠意見せないと離婚だな
ですよね。それほどの事しましたよねワタクシ。
オタってことはばれるだろうけど
そこがちょっとこれから先チグハグで面白くなるww
朝、会社に出勤前俺はいつものように、パソコンでメールチェックしたところ、
いつも利用させてもらってるフィギュアの通販サイトからメールが着ていた。
(華淋様のフィギュア発送済みメールきとるやないけ!もう家に着いてるじゃん!おかんメールしろや!)
俺はウキウキしちゃってもう嬉しかったんだよ。ジグズトイっていう会社の華淋様フィギュア…楽しみでさぁ…
嫁との朝ごはんもいつもより機嫌良く接して、
嫁「機嫌いいね♪ご飯美味しいね♪」
つってイチャイチャしながら最高の一日のスタートを切ったわけだ。
もちろん今日は実家に帰るから、華淋のアカウントでメール作成フェイズを忘れずにしておく。
これが後に大災害をもたらす。
嫁 の 居 る 家 に 携 帯 を 忘 れ た ! あ は !
おかしーな。今でも不思議だわ。
テンション高かったから、カバンにバカンって叩きいれたハズなのに…
気づいたのは会社の昼休み。
アレーおかしいなー。携帯ないなー。ってこの時は全然何も思わなかった。
昼飯時に気づいたから、カバンの中になければ、机の中に入れたんだっけ?そうでしたっけ?
って呑気にしてた。
華琳様(名前指摘ありがとうございます。真名を間違えるとは…。これ打ち首獄門だわ…)
からメールきてるかなー。すぐ返信できないから怒るかな華琳のヤツ…フフッ
そんな風に軽く思ってた。(程昱ちゃんではない)
嫁もちょっと躊躇したりして恐る恐る見たんだろうな。
開いたら着信じゃなくて、メールで、
見ちゃっていいのかな?…でも…見ないようにしてるし…けど…ううん…
まぁ見るわな。
絶対病気だけど
そのまま突っ走れよ>>1
んー。ちょっとやばいかな?家に忘れたとしたらちょっとどころじゃないかも?
でも普段ワイフには携帯は見ちゃいけないよって教育してるし…
うん!大丈夫!とりあえず実家に帰ってフィギュアを堪能してから家に帰ろう!
流石に連絡しないで夜自宅に帰らないのは非常識だから、泊まるのは諦めて今日は帰ろう!
華琳にはごめんねちゅっちゅして勘弁してもらおう。そうしよう。
そんな事を考えながら俺は実家に向けて車を走らせた。
あせって事故や、警察に捕まったら大変だ!逸る気持ち抑えつつ、
抑制された感じになんか俺は興奮しつつ(私気持ち抑えられてるかしら…///)
走った。
この時すでに嫁は華琳様からのメールを読了している。
しかし、ここで帰ればまだ最悪の事態は免れたと、後に俺は思った。
ちなみに紫苑と真桜がいいです
相手が引くようなコアな内容なら処分しろ
華琳様!華琳様!ワタクシめが今閉ざされた空間から開放してあげますぞ!
ええい!春蘭!秋蘭はなにしてるッ!(←華琳の専属の護衛みたいな姉妹)
と脳内で華琳様を助ける妄想に取り付かれつつ、玄関を開けた!!
母が居て
「○○。またなんか届いてたわよ。またなんかフィギュア買ったの?」
って早速聞いてきたが、
俺は「うるせぇ!」と言って華麗にスルー。おかんを相手にしてる場合じゃねぇ!!
そのまま階段を駆け上り自分の部屋に直行。
そして華琳様の救出に成功した。
出来は良かったよ。本当に。その素晴らしさを語りたいけどさ、
時間がかかっちゃうので割愛しますwwフヒ
頑張って病気治るといいな
俺は興奮しつつ鑑賞して、華琳様の置き場所確保するために棚を整理し始めるわけですよ。
またこれが時間かかるんだ!
すでに華琳様のフィギュアは同じサイズくらいのフィギュア(ペンギンパレードという会社の)
があるためダブってしまう。だからその二人を並べるとなんで華琳様二人いるの?おかしくね?ドッペル?
ってわけわからなくなってしまう訳ですよ。
だからすでに居た華琳様のために新しい場所を作り、元いた場所にnew華琳様を置く。と。
そんで久しぶりの抱き枕華琳様に挨拶…とか、他の恋姫フィギュア達とイチャイチャしてたら、
そんなこんなで夜11時くらいになってしまった。
ちょっと早く自宅帰らないとやばいな。。ちょっと心配させちゃうかな…。
と思い始めたが(ちょっとは俺の口癖///)
おかんが「御飯作ったから食べて帰りな!」っていうもんだから、帰りが12時頃になってしまった。
おかんの優しさが目に染みるぜ…。さっきはうるせーって言ってごめんね。
飾らない
箱のまま積む
嫁からしたら旦那実家が信じられない状態だろうな…
実際>>1はもう離婚してんだろ?
離婚なんてしてないです。ま…まだ…
嫁の事は大好きですから…
ちょっと嫌な予感が胸をよぎる。
遅くなるときはいつだって俺は妻に、
「今夜はちょっと遅くなるから…。心配しなくていいよ。うん。愛してる。」
なんて電話したりしてる。
連絡無しにこんなに遅くなったのは始めてだ。
もしかしたら泣いてるかも。つーか俺の携帯見てるかも?
だって遅かったら心配で電話するじゃん?コールしたら部屋のどこかで鳴り響く着信音。
あれ?携帯忘れたのかしら…携帯…携帯…携帯ある…携帯がある…やばいよやばいよ。
どうシュミレーションしても嫁が携帯を見る確率は80…いや…9…0…?
冷や汗を流しながら自宅のガレージに車を突っ込む。
部屋に明かりがついてる…
俺は後悔した。あー。やばいなー。たぶんやばいなー。
これたぶんやばいなー。家の雰囲気がなんか半端ない。
華琳様の試練か?これ。なんていい加減にしろと殴ってやりたい様な事も思っていた。
そ し て 俺 は 惨 劇 の 扉 を 開 い た 。
遅筆で申し訳ないです。
玄関の音を静かに開ける。
リビングから光が見える。
ん?もしかしたら大丈夫かも!なんか心配しすぎたかもw
となぜかここにきて楽観的になった俺は、あえて堂々とちょっと元気にリビングに突入することにした。
「うぃーす。ちょっと実家に寄って帰ったら遅くなっちゃったよーw」
嫁はテーブルに俯いて座っている。
「ごめんね?遅くなって心配した?待っててくれ…た」
その時、俺は信じたくないものをテーブルの上に見る。
携帯だ!!
しかもランプピカピカしてない!嘘!まずい!見られたよ!華琳様からメール見られた!
エマージェンシー!エマージェンシー!
「どこ行ってたの…?」
「あ…え…その…実家って…」
俺は平静を装いつつ携帯に手を伸ばした…その瞬間、
パシンッ!
ビンタされた。
ちょっと耳に掛かってるビンタだった。
耳痛い。昔おかんにビンタされた事を一瞬でなんか思い出した。
嫁の顔が怖い。無表情で、人って本当に怒ると無表情になるんだなって思った。
「誰?…はなりん…って?」
鼻琳!
はなりんじゃないよ。それはかりんって読むんだよ嫁。
俺は鼻琳という新しいキャラクターが可笑しくて、だけどメールがバレたことが
恐ろしくて、二つの相反する感情が混ざってしまい、不思議な顔をしていたと思う。
「違うんだよ嫁…。落ち着いて話を聞いて欲しい…お願いだ。」
泣きたかった。泣きたかったけど、俺の中で鼻琳というキャラクターが頭をよぎる。
鼻がブツブツしてて、ちびまる子ちゃんのハマジみたいなキャラクターが
俺の中では出来上がっていて、頭の中で暴れまくっている。
「誰なのよ!…誰なのよぉ…うっ…うっ…」
ついに泣き始める嫁。俺も申し訳ない気持ちでいっぱいなっている反面、嫁を愛おしいと
思う気持ちも沸いていた。
嫁のことは大好きとか愛しいとか書いてるが浮気女がバレた時に言う「好き」と一緒
ああ、可愛いな嫁。そして馬鹿だな。馬鹿だ嫁。
ちょっと微笑ましく思い、油断していたら俺の中の鼻琳が
「ヒャハハーっ!鼻パックで沢山とれたぜー!」
と叫びだすもんだから、
「プシッ」
と俺は吹いてしまった…
それが妻の逆鱗に触れてしまった。
今思うと嫁のスイッチの入った音を本当に聞いた気がする。
ピシッ…
床のしなりかもしれないけど、そこから嫁が鬼の形相と化した。
俺と鼻琳はヒョエ〜!っとその変化にびびりまくった。
「…ねぇ。私見たよ。携帯…
今朝からそこに置いてあって、ピカピカしてたけど見なかったよ。」
やばいやばい。まじでやばい。キレてる。身の危険を感じた。
てゆうかこれで100%嫁は携帯を見た。と思った。
鼻琳は包丁のありかの確認しとけ…とかアドバイスしてた。。
夕方になっていつも帰ってくる時間になってメールがきたの…」
だ…誰だ?俺は思った。そいつのせいで嫁は俺の携帯を見てしまったわけだ!糞!誰だ!
「もしかしたら、家に居る私宛に、貴方が遅くなるって…会社のパソコンからメールしたかもしれないって…思って…」
「ちょっとごめん…」
俺は震える手で携帯を開いた。まず、新規メールのアイコンが無いから
華琳のメールは確実に見られてる…。
ここまで追い詰められてるのに、まだわずかな希望を信じていた楽観的な男である。
そして受信ボックスを開いた瞬間、信じられないものを目にした。
17:25
Form おかん
subject またなんか届いてたわよ
糞ぉぉおおおおおおおお!!!!!おかんかよぉおおおおお!!!!!氏ねぇええええええ!!!
「けどね…」
ああぁ…くる…爆発の波が来る…。
鼻琳が工事の現場で被るような黄色のヘルメットを被って俺に警告してくる。
…あと5秒…いやもうすぐに…爆発する…ぞ
全身で感情の爆発の波を感じる。ビリビリする…
「そのッメールのしたのっ!!新しいメールも見ちゃったのよおおおっっ!!!!!!!」
カシッ!!!!!!
携帯を取り上げられて、床に叩きつけられた。
「なに!ねぇ!!なに!!!!
何してるか分かってるの!?ねっ!全部嘘だったの!この人のっ今までのメールは
何っ!なんなのぉお!?
今まで何してたの!!!!!ねぇ!ねぇええええええええええええっ!!!!」」
絶叫だった。胸を掴んでくる嫁は聞きたい事が色々ありすぎて、混乱しているようだった。
怖かった。恐ろしかった。だけど、やっぱし愛しさも感じていた。
こんなに怒るのは自分のことをそれだけ愛しているからだと。
ここで嫁が最初に見た、俺が今朝に華琳アカウントで携帯に送ったメールを記載する。
嫁が健気すぎて辛い
てか修羅場すぎwwwwww
浮気もん死ねよ
subject 今夜はうちに来なさい。絶対よ。
本文 待ってるから…
沢山虐めてあげるんだから。
「今までっ…何…してたのよぉ…グズッ…う”ぅ”ぅ”う”ぅ”ううううう」
嫁は錯乱していた。俺は急いで解決策を鼻琳と相談した。
(どうしよう!?どうしよう!?)←俺
とりあえず抱きしめるか?…いや待て!まだ誤解を解いてないのに抱きしめたらまたビンタされるぞ!←鼻琳
(なら全部話せばいいのか!?)
今までの華琳のメールも全部見られてるんだぞ!?全部話すの恥ずかしいぞwwwクヒヒ
(しょうがないじゃないか!?だってそれが真実だろ!)
じゃあオタク趣味も全部!! バラして!!
(ウッ!)
華琳というキャラクター!!恋姫というゲーム!!全て説明するのか?wwwwまじうけるwwww
鼻琳との自問自答が続く。いつしか鼻琳は俺の姿になっていく。。
鼻琳は俺だったんだ。
華琳なんていない…。俺は…馬鹿だ…。
メールの内容と行動がうまいこといきすぎwwwwwww
ほんとちゃいんちゃいんwww
でも嫁がいる・・だと・・・
胸をグイグイ掴んでくる。本気の力だ。
以前、嫁とプロレスごっこ(比喩じゃなく本当のプロレス)とかした時、
全然力が無くて、「お前力ねーなぁーw」なんて笑ってたけど、
こんなに力強かったんだな。
もう俺は決心した…。全てを嫁に打ち明けよう。秘密にしていた事を謝ろう。
嘘をつき続けて居た事を謝ろう。土下座でもなんでもする。
自分には心の弱い部分があった。それが鼻琳だ。
恋姫無双の世界の住民になった気になり、現実から目を背けて作り出したもう一人の自分。
もう終わりにしよう。大人になろう。そして嫁を愛そう。
こんなに必死になって泣いてくれて、愛してくれているじゃないか。
「嫁…その…」
俺は土下座スタイルに入ろうとし、全てを説明しようとした。
その時嫁が呟いた…。
「そもそ…も…」
ん?なんだ?全てを打ち明けようとしてるのに…
「そもそも……
鼻りんって何人なのよぉぉぉッッッ!!!!!!!!!!」
そこかーッ!!
それは華琳とメールをし始めた時の昔のメールを見たのだろう。。
その内容は、
日本に来てまだ慣れないわ。。文化が違くて… とか
すごいわね。コレが話してくれた携帯なのね…。とか
日本は便利ね。ここが貴方が生まれ育った国… とかだ。。
語るも赤面な内容…。
多分それも見たからだろうなー。とぼんやりと俺は思った。
もうちょっと続くんだ…。
自分のことをこうやって文字に起こすの初めてなんだ。
ちょっと面白くしようとして、そこかーッ!とかって書いたけど、つまんないね。
けどそう思ったんだよ。そういえばそうだよなーってさ。
中国人って設定で、しかも三国志の昔の偉人だもんなーって。
現代だったら中国人でも携帯知ってるし、嫁は本当に混乱したんだろうなーって。
ここまできたんだから最後まで>>1のクオリティつらぬいてー
そういやこんなこと書いてたなwwww
面白いって言ってくれた人ありがとう。
つまらないといいつつ読んでくれた方、すいませんもうちょっと続かせてください。
もうスレたてから6時間も立ってるんだな…
一人じゃ眠れなそうだったからスレ立ててみたけど、長くなってしまいました…
>>34で言及している通り嫁は実家へ帰りました。嫁母父と共に…
続きを書きたいのですが、眠くなってきました。
凄い申し訳ないんですけど、ちょっと寝させて貰ってもいいですかねー…
無理するなよ
事情を話して休みをもらう訳にいかないんですよねーww
こんな事情なんて話せないしなーw
ちゃんと明日は話の流れを自分の中でまとめておいて、
早くするようにします。
すいません!寝ます!
枕を濡らす夜にならなかったのは皆さんのおかげですww
たとえ裁判とかで浮気じゃないのが分かっても、好きなアニメキャラになりきって
自分にメールする人間と、一般人が生活出来るわけないだろ
「メールは自分で送ったんだ!」
なんて言っても嫁は苦しい言い訳してるようにしか聞こえないだろうしwwwwww
PCでメールのアカウント画面見せたら解決じゃね?
今からこいつにメール送るわって送ったところみせて
アカウントの受信メールみせればいいから
証明は簡単だな
問題はぶっ壊れた趣味持ってた点だけどwwwww
なったらこういう趣味だったって言うしかないだろうな
信じられなかったら諦めるしかないなだろう
嫁「私がいない間に鼻りんと連絡とって、パスワード聞きだしたのね!?」
てことに・・・・
まあ、ならないか
最悪それで信じてもらえるだろうけど
オタ隠してたのと嫁がオタは嫌いっていうのがなー
あと大事なフィギュア達が処理されるっていう
まだ真実を嫁が知っていないから
嫁がそれを知ってどう思うかで変わるからどうも言えないな
オタクをやめてくれて今まで通りにしてくれるなら水に流す
っていう展開もあるかもしれないし
すべてを受け入れてくれる可能性もあるしな
隠し事で夜な夜な帰宅の遅い旦那を待つ妻の気持ちを考えるとカワイソス。
離婚はないんじゃ?
浮気してなくて良かった、で丸く収まると思ふ
かーちゃんが味方してくれれば心強いがwww