前記事⇨女の子「煙草一本くれません?」俺「え、吸うんですか?」女の子「吸わないけど、なんか見てたら…」→運命の出会いをした結果…【4/6】
俺にできないことがいっぱいできて、一緒にいるとどんなものを見せてくれるか分からない
そういうところにあった。
この帰り道でも俺の前で急にタップダンスを披露して
「こういうステップがあってねー」と突然言い出したり、
空のグラデーションを見ては、こういう色合いの空を油絵で表現するときは
まずどんな色をおいてー、と色々嬉しそうに語ってくれた。
そのすべてを面白く感じさせてしまうのも、本当に彼女だからこそだった。
そんな彼女に出会えてよかったな
振り返ると、空はとっぷり暮れていて、月があった。
彼女は「三日月さんが逆さになってしまった!」と叫んだ。
俺「今日も、楽しかったねー」
彼女「うん、昨日もだけど、すっごいすっごい楽しいよ。」
そういって道を進んで行って、とうとう我が家に着く。
これで、今日も終わってしまう。
楽しい時間なんて、すぐに終わってしまう。
もっと笑って毎日を大事に生きようと思う
明日というか今日は、割と手が空いているのでもしかしたら昼くらいから
更新する可能性も無きにしもあらずですが、とりあえずまた明日の夜に
続きを書きます。みなさんお付き合いありがとうございました。
10-FEET ライオン
一体何の為の嘘なんだ! もう僕は何処にも居ないんだ 何の為に生きているんだろう?叫んだ。 心の形が変わっても 全てを犠牲にしてもいい そこに愛とあなたが在るなら叫んで 叫んで… 。
神様一つ聞いてくれよ 風切る足を僕にくれよ 星降る丘に行きたい あの娘に一度星見せてあげたい 突き出す前足をくれよ 蹴り出す後ろ足をくれよ あの娘を笑顔にしたい 灰色の夜を駆け抜けてさ
べースボールの音が鳴った
誰もギャラリーいないグラウンド 上空に君を映した
ベースボールは終わらないよ
誰一人言わないゲームセット
大飛球を追い駆けるのよ
ベースボールの音が鳴った
誰もギャラリーいないグラウンド
上空に君を映した
前スレでシークレットベース言ったやつ許さない……苦しくなった
そんな俺はこれを進める
http://www.youtube.com/watch?v=-vU4c4A5a48&NR=1
なんか、歌うなよ…
朝から汗がヤバすぎる
さようなら会えなくなるけど、寂しくなんかないよ
ヤベwうめぇ w
この辺で想像してたから、ぴったりで驚いてたw
おまたせ致しました。
そして、彼女が歌っていた歌の歌詞を書いてくれた人ありがとう。
なんだか嬉しくなりました。
なんだか凄いことになってきましたね…
ゆっくりで申し訳ないけど、続きを書いていきます。
夕飯の支度をしていた。
俺「ただいま」
彼女「お邪魔します」
母「はいおかえりー」
歌いすぎた俺たちは些か声が枯れ気味だった。
妹は、俺たちが帰ってくるなり部屋からとびだしてきた。
彼女「ただいま帰りました!留守のあいだ異常はなかったか?」
妹「異常なしですww」
この二人、もうすっかり気が合うようだった。
すると妹は「見せたいもんがあるんです」と彼女だけを部屋に連れてった。
俺はなんのことか察しがついた。
妹は服飾の専門でよく自作で衣装を作ってたから、それを見せたいんだろう。
俺に見せたって仕方ないし、同年代の女の子に見てほしいんだろう。
彼女「妹さんすごいですね!可愛い衣装たくさん作ってて…
わたしは服飾は専攻してないけどとても感激でした!」
妹は終始ドヤ顔だった。
妹と彼女は本当に気が合うようで、それだけで彼女を実家に連れてきて良かったなあって思えた。
母さんは母さんで、
「うちの子になっちゃいなよ、娘増えたほうが嬉しいわぁ、富澤とチェンジで」
とか言い出すし、まあ男俺一人だから大変だったけど、それはそれで楽しかった。
彼女「今日は富澤の育った場所見れて楽しかったなぁ」
俺「いいとこだったでしょー」
彼女「ねえねえ、わたしが育った場所も見てみたい?」
それは意外な一言だった。今まで決して過去を語ろうとしなかった彼女だから、
俺はゲーセンで会う以前のことはあまり聞こうともしていなかった。
俺「正直、すごく見に行きたい。」
彼女「じゃ、さ。明日は朝早く向こう戻って、色々巡ってみよう。
行ったり来たりの渡り鳥だね~!」
彼女は手を広げて羽ばたくような仕草をしてみせる。
そういうことになった。
さすがに強行日程すぎないか?と思いつつ俺は彼女に早く寝て休むように促した。
日曜だったので母さんも妹もまだ起きてはいなかった。
すると彼女は、「アイアンシェフの出番だー!」などと言い出し、
俺は「きたれ、アイアンシェフ!」というコントを朝からやらされた。
彼女はふざけながらも朝ごはんを作る、といって張り切り、
二人で一緒に朝ごはんを作った。
ベーコンを焼いてスクランブルエッグを作って、
野菜を切るくらいのことだったが、俺は楽しくて仕方なかった。
いいなぁ、と俺は思っていた。
二人でバカ笑いしながら騒がしくご飯を作っていたから、
妹も母さんも起きてきた。
今日は俺たち二人で作る、と言い張って
妹はテレビの前、母さんは洗濯を始めた。
ああ、普通の生活だなってしみじみ思った。
「これは彼女の手料理…」と思いながら食べていた。
朝ごはんを食べたらすぐ家を出る旨を母さんと妹に伝えると
「さみしいねー」「もっといればいいじゃないー」と言われた。
そうしたいのは山々だよ、と俺は悔しかった。
もっと時間があればもっとゆっくりしていた。
この時ばかりは彼女と俺もただただ顔を見合わせるしかなかった。
妹が車を出してくれた。
車に乗って、坂をくだる。妹が、「また来てくださいねー」と言うと
彼女がぼそっと「また来れるかな…」
と言ったのが心を突いた。
何もかも、次があるのか分からない。
彼女自身も、その不安と悔しさと戦っていたのかもしれない。
そこから在来線で1時間ほど。
それほど長い旅ではないのだが、特急を降りた辺りで彼女の様子がおかしかったことには気付いた。
口数が減っていたのだ。
彼女は、自分から弱音を言うことは無い人だから、俺は嫌な予感がしていた。
在来線になると人が多くて座れなくなる。
俺は、途中駅で彼女を下ろした。彼女は「なんで?」という顔をしていたが、
とりあえずベンチに座らせた。
俺「ねえ、大丈夫?様子が変だよ。無理してない?」
俺「いい?一番大切なのは何よりも体なんだよ?少しでも何かあったら言って」
彼女は悔しそうに言った。
彼女「あのね…少しだけ吐き気がするの…でも本当に少し。
でも言ったら絶対心配かけちゃうと思って…」
俺はやられた、と思った。大袈裟かもしれないが一気に血の気の引いた俺は、
「歩ける?」と聞きつつも彼女を揺らさないように強引におんぶして、改札をぬけた。
彼女は必死で「大丈夫だよ!電車に乗ろ!」と言っていたが、
俺は電車は座れないし人も多いからもうダメだ、と思っていた
もし何かあったら全てオレのせいだ、そう思っていた。
駅を降りて、必死でタクシーを止める。
さすがの彼女も諦めて、
「ごめんね…ごめんね…」と繰り返していた。
俺は必死だった。
俺「急いで、〇〇方面に向かってください!」彼女の自宅だった。
彼女のことを車酔いか酒酔いをした人だと思っていたのか、
水飲む?といってペットボトルくれたり、
近道しますよ、といって渋滞の抜け道をしてくれたり。
初老の白髪のじいちゃんだったのだが、動転して入ってきた俺をなだめ、
落ち着かせてくれた。終始Jリーグの話をしていて、お若い方だった。
彼女はタクシーの中で涙目だった。俺はずっと肩を抱いていた。
窓を開けて車で走っているウチに、彼女の口数も増えてきて俺は安心していた。
俺…男だけど…
俺は胸をなでおろした。
彼女はフラフラ歩き出した。
俺「こら、そんなに焦って歩いちゃダメだよ」
彼女「ここが、我が家です!でもどうせ呼ぶつもりだったから」
と笑って玄関先に立ってみせた。
俺は彼女の父さんと母さんに事情を話した。逐一電話報告もしていたが、
叱られることも重々覚悟の上だった。
しかし、ここまで一緒に来てくれてありがとう、と言われた。
とても、申し訳ないことをしてしまった気持ちになった。
「富澤とわたしの母校に行くのー!」と言ってきかなかったが、
一番大事なのは体調だ。決まってる。
みんなで説得して、なんとか彼女を寝かせた。
そのかわりに俺は彼女が目覚めるまで家にいて欲しいと言われ、家にいることになった。
しばらく彼女が部屋で寝ているのを見守っていたが、居間におりて
彼女のお父さんとお母さんと話した。
とりあえず俺は、今日はすいません、と真剣に謝った。
母「気にしないでね。」
父「君はいつもいつも、娘の病室にやってきてくれるね。
君が来てくれるから、あの子はいつも本当に楽しくやっていられる。
謝りたいのは、ろくに何もできないこっちだよ。」
俺は、黙っていた。何を言っていいかまったく思いつかなかった。
母「あの子、本当にいつもいつも富澤君のこと話してくれるのよ。
富澤くん、私にもよくマメに連絡くれるでしょ。本当にありがとうね」
真面目な話はこれくらいだった。そのあとは、それを忘れたいかのように
テレビを見ながら、他愛もない世間話をしていたと思う。
長続きなんてしたことない。
彼女なんかいらない。ただの寂しさを埋めあうだけの存在だと思ってた。
このスレ見て本当によかった
オレも頑張ってもう一度真剣に1人の大事な人を愛せるように頑張るよ。
これからも>>1のこと応援してるから!
スレ汚しスマン
俺を部屋に手招きした。
「もう、すっかり良くなったから。部屋で話そ」と言われた。
彼女「今日はごめんね…。行きたいところたくさんあったのに…」
俺「それは仕方ないよ。でも吹石がなんともなくて本当に良かった。
それだけで俺は嬉しいよ。
辛い時は、辛いって言わなきゃだめだからね?」
「愛とはあなたのためだととかいったらー!うたがわれるけどー
がんばっちゃうもんねー!!」
そう歌ってにっこり笑った。それはイエモンのlove love showだった。
俺「頑張っちゃうんだw」
彼女「うん、頑張る。」
彼女「だからさ、今日は聞いて欲しいんだ。」
私の昔話をしますーぱちぱち」
俺「きかせてもらおうじゃないか」俺も若干の悪ノリをしていた。
彼女「結論から言ってわたし中学行けてないです」
そう言って彼女は苦笑いをこぼした。
俺は驚いたけど、「なにかあったんだ?」と優しく尋ねた。
彼女「わたし、中学の時体弱かったんだーだからね、しょっちゅう
学校休んでたんだー。」
彼女「本当にね、すぐ体壊しちゃうから。でもさ、あまりに頻繁に
学校休んでるうちに、ういちゃってさー」
彼女は笑いながら話しているけど、辛そうだった。
昼ぐらいから行くと、給食泥棒とか言われちゃってさw」
俺は黙って彼女の目を見続けた。
彼女「いじめられてたとか、あんまり言いたくないんだけどさ。
ある日行ったらわたしの机ごとなくなってたんだー。
それで、あれ?学校くるんだ?とか言わちゃって。」
彼女「それから中学には行けなくなっちゃった。」
お兄と一緒にゲーセン行くのだけが本当に楽しかったよ。
アケゲーの人とのつながりとか、楽しさの共有とか、わたしは肌で感じた。」
俺はぐっと涙をこらえていた。
彼女「そこでね、本当に色んな人に会えたんだよ。」
彼女「わたしね、高校からは私立に行ったんだけど」
彼女「てて子、覚えてる?あの子とも本当に偶然ゲーセンで会ったの」
女の子とかゲーセンにほとんどいなかったの。
だからお互いに気になって話したら意気投合して」
俺は話しいることが信じられなかった。彼女にとってゲーセンという存在が
ここまで大きいなんて、にわかには信じられなかった。
彼女「そしたらてて子は中高一貫の私立に通ってる子で、
少し遠いけど私はその高校に行こうって決心した。」
っていうか、今よりずっとずっとあった。今は少なくなったよ。」
彼女「わたしはそこが好きだった。店長さんも優しくて、常連さんもたくさんいた。
たまにヤンキーとかもいたけど、大して気にならなかった。
てて子もね、うちの近くに住んでたんだ。」
俺「今、そのゲーセンは…?」
彼女「ないよ。潰れちゃった。」
彼女は苦笑いした。
30分程でもどります。しばしお待ちを。
ごめんなさい、遅くて;
それでは一服しつつマッタリと再開したいと思います。
よろしければお付き合いください。
いざという時の心の持ち方にぐっとくる
とくに富沢父のひと声にはシビれた
大人っていうのは、こういうもんなんだな
彼女「いつもわたしがばかなこと言ってたけどw」
彼女の持ち前の明るさやアホなところはそこに由来するのかなあと思った。
彼女「だからね、わたしこんなにゲーセンが好きなんだー。
なんて言ったらいいか分からないけど。」
彼女は笑いながら話す。
今まで彼女がどうしてここまでゲーセンに入れ込むのか不思議に思うこともあった。
それが解けた気がした。
夢を持つことが出来て、美大に進学したんだよ。大袈裟かな?w」
俺「そんなことないよ。すごいと思う。ゲーセンっていいとこだしねぇ。」
彼女「富澤もいたしなあw」
彼女は凄く照れくさそうに、ぽろっとそんなことをこぼした。
何でなんだお(´・ω・`)
彼女「ゲーセン減らないでほしい。どんどん減ってる。
わたし、いろんな人が楽しめるアーケードゲームを作るのが夢だった。」
それを語る彼女は、いつにも増して真剣そのものだった。
凛とした視線で、かっこいいとさえ思った。
彼女「ゲーセンでしか味わえないドキドキがあるんだよ。
富澤はどんな時にそう思う?」「わたしはね」
彼女はまっすぐだった。まっすぐすぎて、胸が痛くなるくらいだった。
普段アホなことをけっこう言うくせに、まっすぐで、ひたむきで…
夢を語る彼女に憧れた。
だんだんくったく無く夢を語る彼女を見ているのが辛くなった。
夢があって、それを追いかけてるってだけで人は眩しく見える。
でも、彼女が置かれている状況を思い出すと、俺はもうダメだった。
俺は夢を語る彼女の前で泣いてしまった。
「すごい…すごいよ…」と言ってボロボロ泣いてしまった。
彼女の前で、泣いてしまった。
彼女「ありゃりゃ、わたしそんな泣くほど感動するほど凄いこと言ったか…?」
と彼女は動揺した。
俺「絶対叶えようね、その夢…」って言いながら俺は泣いてた。
そうすると彼女もぼろぼろ泣き出して、
二人してわんわん泣いてしまった。
この時ばかりは俺も運命という言葉を信じた。
あの日、たまたまゲーセンに行って、偶然彼女を見つけて、
柄にも無く、自分から話しかけた。
あの日、まっすぐ家に帰っていたらどうなっていた?
俺はこの時彼女を一生守ろうと心に決めた。
これからどんなことが待っていようと、決心した。
それと同時に俺の中で、彼女にしてあげたいことが一つ増えた。
彼女のお父さんと一杯やった。
彼女がビールをついでくれて、なんだか新婚にでもなった気分だった。
そのあと、なんとなく居間のソファで寝ることにした。
彼女といられる日常の時間が、少しでも多く続いて欲しかった。
俺は一つのことに気付いた。
最も大切なのは卒業することじゃない、愛だ。
彼女はお父さんとお母さんと買い物に行くようで、
ついていったけど俺はなるべく家族水入らずを邪魔しないように徹していた。
荷物持ちとかしつつ、会話を聞く役目に徹していた。
俺はもう、十分彼女との日常を満喫した。
お父さんとお母さんだって、娘と過ごしたいに決まってる。
俺は流石に、空気を読んで最終日までいるのは避けた。
4日目の夜に、家に帰ることにした。
彼女とお母さんが作ってくれた晩御飯を食べて、俺は彼女宅を出ることにした。
くっそおおおおおおおおおおおお
俺は、その次の朝に会いに行く約束をした。
俺「じゃあ、家族団らんを楽しんでね。」
彼女「もっといてもいいのに。」
俺「いや、明日で最後だし、お父さんとお母さんも俺がいたら色々やりづらいこともあるでしょ。」
彼女「次に会うのは、また病室だね。」
俺は黙った。
彼女「絶対、会いに来てね。待ってるから。」
あれ、俺の日常って、こんなに何もなかったか?
と思うほどに電車の中でも、家に帰ってからも無気力になり、何もかも手につかなくなった。
無理もなかった。今まで不可能だった、彼女と普通の日常を送る、
ということが俺にとって楽しすぎて、本当に心地良かったからだ。
色々思い描いた。彼女が完治して、もう一度普通の生活をして、
一生、平凡に暮らしていくのを想像した。
早く、会いたかった。
俺は花を持っていった。
彼女の好きなトルコキキョウ。
病院にもどってすぐ花ってのもどうかと思ったが、少しでも彼女の気が紛れるなら、と思った。
病室に着くと、彼女に「ようこそ」と言われた。
彼女「なんでだろう、やっぱり変に落ち着くねw」
また、籠の中に戻されてしまったような気しか、俺にはしなかった。
でも、俺は残された時間が迫ってきているのを感じていた。
病室で彼女に会えない時間が、苦しくて仕方なくなってた。
頻繁に病院に泊まるようになった。
いつのまにか、大学はまったく行かなくなっていた。
もう・・・・画面がみえねぇ