武勇伝ではないかもしれないが自分的にはスーッとしたので書いてみようかと。
ダラダラと長い話&自分語り、ウザイでしょうが平にご容赦。
夫のウワキが発覚→離婚成立までの話です。
わくてか
当時私は気の弱い人間だったので浮気を問い詰めるどころか給料明細を見せてとも言えず、
生活費のほとんどは私持ち(共働き)。新車を買うときも私の意見は無視、自分の好きな車を買うことに。
もちろん購入費用は折半。
夫の携帯にはラリラリメールが盛りだくさん。相手は会社の部下。
浮気を疑うことを言えば「上司と部下なんだから飲み会や打ち合わせは当たり前!つまらない詮索するな!」と逆切れ。
殴られたこともある。我慢を重ねていた私は精神的に参ってしまってガリガリに痩せた。
「そんなヤツ見切りをつけて戻って来い。」との家族の言葉に涙。
私自身自分勝手な夫に対して愛が残っているわけではなく
離婚=負けだという考えが自分をがんじがらめにしていると思い離婚を決断。
だが離婚するならバカ夫とプリンちゃんにキッチリ落とし前をつけていただこうと決意。
不倫の証拠を集める、興信所を頼む、弁護士をたてる。これらは全部自分ひとりでやると宣言。
家族は手助けをするといいましたが、離婚交渉に関しては自分の力でやる方が後悔もないだろうと
後方支援だけお願いした。
戦う決意をした妹に格闘技マニアの兄が一言
「やるなら中途半端はだめだぞ。やるならヒクソンが船木に完全勝利したくらいでやれ。」
ヒクソングレイシーの名前は知っていたけど試合を見たことがない。
のでビデオを見せてもらいました。
…すごいなあヒクソン。人が目を見開いたまま失神するの初めてみたよ。
これを私にやれというかお兄ちゃん…。
PCにもあったので当然保存。
大好きな車でデートが多かったのでGPSも設置。
証拠集めと同時に興信所と弁護士探し、これが思いのほか大変だった。
タウンページででかでかと載っている興信所に連絡して調査員(女)と喫茶店で
会う事にしたんだけど、こいつが煽ること煽ること。必要ないプリンちゃんの家族構成を
調べようとか余分なオプションつけて調査費用を上げる上げる。
挙句の果てにローンを組むから今すぐハンコ持ってきてくださいなんて言われた。
結局断ったよ。みんなも気をつけてね。
その後PCで調べて料金表示してあった興信所と連絡して事務所に出向いて契約。
GPSつけていたから動きは分かっていたし、相手の住所名前も知っていたから最小限の調
査期間で済んだ。デートの様子からラブホの出入りまでバッチリ撮影してもらった。
興信所の所長に「あなたがプロ顔負けの下地をつくっていたから楽に調査出来たよ。」
って褒められますた。喜ぶべきか?
しかしめげずにチャレンジ、有料相談に応じた何件かのうち私の意向を汲んでくれる
先生にお願いすることに。
開き直ったせいか、夫とプリンちゃんがメールしようがデートしようが全然気にならなくなった。
ご飯も食べられるようになったし生きる気力も湧いてきた。
不思議なもので、私が平然と(内心ハラワタ煮えくりまくっていたが)生活するようになると
夫からご機嫌を取るようになった。でももう遅い。私に気を使わず今までどおり好き勝手にやってくれれば良い。
そうしなきゃ有責カウンターがまわらないだろうがこのバカチンが!
まあ結局本能に勝てないお二人さんは打ち合わせの名のもとにデートに出かけました。
「いってらっしゃ~い。」とお見送りした妻は実家へ帰る荷造りに取り掛かりましたとさ
夫の愛車(半分は私に権利があるのだが)にしかけたGPSの回収。
夕方検索してみると、お気に入りのラブホ駐車場に車を停めているようなので兄と回収しに行く。
訪れたラブホでテンション上がりまくりの兄。
私一人じゃおちついて行動できないからとの配慮だったはずだがまずはオマイがもちつけ。
そして駐車場に夫の車ハケーン、無事GPS回収。
「この車、私が半分費用持ったのに全然運転できなかった。助手席にもプリンがほとんど
乗っていたんだよね。」なんてボソッと言ったのを兄が激しく反応。
「今運転しろ。」「え?」「今生の別れなんだからお前がここで運転してやれ。」
「えええ!下手に運転してぶつけたら嫌だよ。」
…結局少しだけ運転しますた。イタヅラ心もあったので駐車場内限定、
最初停めていたところとは別スペースに移動。
しかもペーパードライバーなのでラインどおりに停められず思いっきりナナメに曲がっています。
でも兄がナナメ上等だと言うのでしっかりキーロックしてから帰還。
兄いわく「ああやっておけば後から来たカップルの会話が『なんだよこいつら、まっすぐ停められ
ないほどガマン出来なかったのか?』なんつって盛り上がるだろ~。」だって。
数時間後夫から私の携帯に電話が頻繁にかかってくる。もちろん放置。
そりゃラブラブ気分でホテルから出たら車が移動されているわ家に帰ったら
妻がいないわじゃあせるわな。
「とりあえず実家に滞在します」と書き置きがあるんだから心配スンナ。
しかしあくまでも私の携帯に電話しまくり、実家の家電にはかかってこない。ヘタレめ。
送ってくるメールも「俺は仕事で大変なのにお前は勝手にどこ行ってるんだ」の俺様仕様なので
倍返しにしようと新たな決意を固めた次第。
私が本気だと知ったとたん「軽い気持ちだった」とか「許してください」とか
その他言い訳が留守電にいっぱい入ってた。弁護士に委任した意味がないと思って
先生に連絡。早速弁護士から夫へ教育的指導。お陰でようやく静かになった。
かねてから弁護士と打ち合わせしていたとおりお馬鹿二人に内容証明を送付。
プリンちゃんには慰謝料請求を単品で、夫には離婚、慰謝料請求、財産分与のお得な三点セットで。
実家住まいのプリンちゃん宅に弁護士名の内容証明が届いた時、慌てて夫に泣きついたらしい。
何日か音沙汰無しだった夫から「彼女は無実だ。」なんてヘンテコメールが来ていたし。
夫とプリンはまだ繋がっているよって事がバレバレの反応。
もちろん弁護士から厳重注意。「(私)さんとの接触はだめだと言っているでしょう。
守られないようならしかるべきところに通報します。」また静かになりますた。
容姿については触れません。人はそれぞれの好みというものがありますので。
プリンちゃんは上司である夫に無理やり関係を迫られていたのだと主張。
何年も関係していたのになあ、今更そんな他人行儀な。
でも普通に抗議するのもつまらないので
「まあそれは大変、あなたも被害者というわけね。私が付き添いますので今からでも
警察へ行きましょう!あなただけでなく他の女性のためにも被害届を出してください。」と言いました。
プリンちゃん何も言えなくなっちゃったよ。青い顔してブルブル震え始める。
白目むいて失神するまであと一歩か?
興信所の報告書も有るっていったら石のように固まってしまった。
そりゃあ、今まで温泉だのグアムだのさんざん行っておいて「セクハラ」ですと???
それなんていうプレイですか?
親の目には触れなかったらしい)私の請求額は300万でしたが150万で合意。即日支払い。
正直プリンちゃんの親にばらしたいという気持ちもあった、夫とのメールのやり取りでも
私のことをかなり悪く言って盛り上がっていたし、夫もプリンちゃんに相当貢いでいた。
ねばって300万支払ってもらっても良かったが、今後の夫との交渉が長くなるので早々と決着。
プリンちゃんとは一応の決着がついて次は夫の番。
私は離婚する、慰謝料で今まで負担していた分だけでもとにかく取り戻したい。
夫は離婚しない、慰謝料を払いたくないで平行線。
夫はとにかく私と会って話をしたいの一点張りなので、頑張って会ってみることに。
メールの盗み見や興信所頼むなんてどんな了見だ!なんて相変わらずチクチクネチネチ
攻める夫。
不倫の事実>>>越えられない壁>>>メールの盗み見
不倫してなきゃ興信所つけられてもあせる必要なし、ですが何か?
謝罪の一言でもあれば手加減してやっていいと思ったけれど駄目だこりゃ。
私は離婚調停を申し出るつもり、それでも駄目なら裁判も辞さないと主張。
今まで集めた暴言暴力浮気の証拠書類は電話帳並みに厚くなっている。
興信所所長や弁護士にも太鼓判を押されるほどの証拠の数々、負ける気はいたしません。
夫の横暴にビクビクしていたかつての自分が信じられないくらいだった。
「あれだけ自分はエラいスゴいなんて自画自賛しているけどとんでもない。
プリンさんの方が器が大きいよ。上司に無理やり関係を迫られたんだって泣いていたよ。
あの子も被害者なのに訴えないばかりかきちんと謝罪もして慰謝料もポーンと払ったよ。
あまりにも潔いから私も慰謝料半分でいいよ、って値下げしてあげたから。」
それまで口に泡を飛ばしてしゃべくりまくっていた夫が絶句、ゆでダコのように顔が真っ赤になる。
弁護士への挨拶もそこそこにあわてて帰っていった。
思ったより長くなるなあ、家庭裁判所でKOするしかないか~と考える私に弁護士が一言。
「…あの様子だと旦那さん、確実にプリンさんと揉めますね…。」
確かに、あの夫の性格からして彼女に苦情電話するか突撃する可能性大。
嫌みったらしく皮肉の一つも言ってやれと思って口にしただけなんだけど、
思いがけない効果が出そうな予感がした。
調停→裁判は職場バレに繋がる、それだけは避けたかったらしい。
かくして離婚成立、希望額満額(計800万)とはいきませんが300万を即時、
200万は分割で支払ってもらうことに。支払い滞ったら給与天引き差し押さえをする条件付。
今後一切の関わりを断つことも盛り込む。
今回のことで私はやると決めたら必ずやる恐ろしいヤツだということがよくわかったらしく、分割が滞ることはなかった。
その後、プリンちゃんから弁護士に連絡が入る。
私の予想通り元夫から彼女への口撃がすごかったらしい。同じ職場ということもあり表立っては
動かないが、裏からネチネチやってるらしい。家族にも相談できずにどうしたらいいかわからず
こちらに相談してきた。
そんなプリンちゃんに弁護士は「元夫さんを避ける方法ならいくらでも考えられるでしょう?
(退職するとか家族に相談して防波堤になってもらうなど)これはあなたと元夫さんの問題です。
私は(私)さんの代理人です。(私)さんはご自分の足で私の事務所まで来て依頼をされた。あなたも他に
弁護士を探して相談された方がいい。」と返答。
結局耐えられなくなったプリンちゃんが自分で親にばらしてしまった。
相当叱られた後、退職させられたようだ。プリン親から弁護士に「奥さんに謝罪します。」と申し出があったけど、
プリンちゃんとは決着がついているのでお断り申し上げました。
30になる娘の不始末なんて私が親でも嫌だし。
プリン退職、親が出てきてはさすがにネチネチ攻撃もできず。
ここに及んでようやく自分を冷静に見つめなおし始めたのか、電話ごしでも
いつもの勢いは無かったらしい。
「自分の浮気が招いた結果の恐ろしさを痛感している。」
「できることなら(私)ともう一度やり直したいがもうかなわないのが辛い…。」
などなど、先生が私との仲を取り持ってくれると期待している様子。
もっとも弁護士は「数多くの離婚を扱ってきましたが、(私)さんほど離婚に迷いの
ない人はいませんよ。まず復縁はありえませんね。」と返答したらしいですが。
せっかくお互い独身に戻ったんだから好きに恋愛すりゃいいじゃじゃないか!
私は他にいい人探すよ。それともあの人、不倫じゃないと燃えないのかな?
兄に「私、ヒクソンに近づけた?」と聞いたら、
「妹はヒクソン、嫁はミルコ…ぐあああああ。」だそうな。
義姉さん頼もしいからね。
だがそれがいいってノロケているからいいや。
今はのびのびと生活できる。仕事も集中できるし食事も美味しい。
ガリガリだったのがあっという間に戻ったよ。
一時は屍みたいだったけど、地獄をくぐりぬけてきた人間は強い。間違いなし。
自分語りしたらスッキリした。 長々とへばりついてゴメンネ。
修羅場スレとこちらとどっちにカキコしようかと悩んだけど
私にとって修羅場は離婚決断の忍従生活、離婚に向けての行動は結構楽しさ半分で
やっていたのでこちらにしました
おわりです。おそまつ
全文書いてから投下するのも完璧だ。
なのになぜ最初の書き込みでsageの場所を間違えているのか。
ちょっぴりおっちょこちょいか。それもまたいい。
すげー・・・二時間ドラマになりそう。
主演坂井真紀あたりで。
これくらいやれば元夫が後にストーカー化するなんてしないんだろうな・・・
お疲れ!!
しっかし元ダンナ、いまだに反省の色が無さそうなのがムカつくな。
とことん地獄に突き落せば良かっただろうに、あんた優し過ぎるよ。
文才あるねえ。乙ですた。
色々大変でしたでしょうが、ここまでスカッとやれるあなたなら、
これからも前向きな人生を楽しめると思います。
よくがんばった!!