20歳の誕生日の日が土曜日だった。
なのに、
父:出張(それは仕方ない、一生懸命働いてくれているので私が大学に通えるのは百も承知)
母:同窓会旅行(30年ぶり。恩師が定年退職されるので、母の出身地で開催されるらしい。
母が家族旅行以外で旅行するのは結婚以来初めてというので、納得)
兄:彼女とデート(これは超納得。私も彼氏に妹の誕生日優先されたら気が悪い)
幼馴染:みんな用事(まぁ、突然言われても無理よね)
と、寂しい誕生日確定だった。
この間の誕生日にな
一人でグランドキャニオン行った
俺の20の誕生日は試験の真っ最中だった。
ていうか大学時代ずっと試験中だった。
友人がくれた過去問のコピーが最大のそして唯一の誕生日プレゼントだった。
バイト行ってました
続きです
当日、「晩御飯に(私)が好きな○○作っておいていくから、食べてね~。早く帰ってくるのよ~」
と母は朝から浮かれていた。
旅行に出るのが楽しみなんだな、と思って私はバイトに出かけた。
夕方、誕生日と知った店長が早く上がらせてくれた。
「20歳の誕生日なんて特別だから盛大に祝ってもらうんだろ。おめでとう」
と・・・・・・。
なんか、どっと疲れて寂しくなって、帰り道、缶コーヒー買って、近所の公園でぼーっと座ってた。
地味~に泣きそうになってた。
そしたら、小さいころに可愛がってくれてた近所のお姉さんが偶然通りがかったんだ。
私だとはじめはわかんなかったらしいけど(なんせ、会うのが10年ぶりぐらい?お嫁に行ってたまたま実家に帰ってきてたらしい)
声かけたら私で、あまりに悲しそうだったので隣に座っていろいろ話をしてくれた。
今考えたら恥ずかしくなるようなことをグダグダ言ったんだよ。
みんな忙しいのはわかるけど、みんな私より大事なものがあるんだ、私は誰からも2番目以下なんだ、とか。
泣いてしまったのもある。
2時間以上(気候のいい頃だったので)付き合ってくれた。
帰ろうか、ってなった時には真っ暗になってた。
家に帰っても誰もいないし、って知ってたから、近くのコンビニでなんか買って二人でおいわいしましょう、とか、
20歳になるんだからお酒が飲めるから、一口飲んでみましょう、とか。
それもいいか、と私もちょっと浮かれてた。
中からはびっくりするぐらい人が出てきた。
父(昼前に出張から帰宅)、母、兄彼女(現義姉)、彼氏、幼馴染数人……・
「あんたはみんな待たせてどこほっつき歩いてるの?!」
と怒鳴ったときも私の頭の中は「?????」だった。
私あれ大嫌い
誰が決めたんだ(涙)
そんな誕生日の方はほとんどないぞ。
「あんたの誕生日、驚かせようと思ってみんな呼んで支度して待ってたのに!!!!」
と怒鳴りつけられたところでお姉さんが切れた。
「私ちゃん、今日は一人ぼっちの誕生日だって公園で泣いてましたよ。なんですか、それを怒鳴って!」
みんなテンションが一気に下がる。
サプライズパーティーだぜ、ひゃっほう!
私ちゃんにばれないように誘われても断ってね、と父母は根回しは完璧だったが、私には一切のフォローがなかった。
朝の状態なら、今夜は一人だと思っても当然だろう。
お姉さんは本気で怒っていた。
私は茫然としていた。
誰もいないと思った家から人がいっぱい出てきた時が一番修羅場だった。
自分の頭がおかしくなったのか、異次元に迷い込んだのかと本気で思った。
修羅場の追い討ちはついさっき。
来月、上記の彼と結婚予定なのだが、母がまたサプライズを企てていたらしい。
義姉が「私ちゃんとサプライズは相性が悪いみたいだし、やめたほうがいいですよ」
と母に釘を刺しといたから、と教えてくれた。
それであきらめてくれる母かどうか、よくわからないので、当日まで自分の心中が修羅場 orz
なんかママ友が出来なかったら大騒ぎするタイプなんだろうなぁ
うらやましいくらいだけどなー
そして甘え上手になりたかった
誘導要員を付けておかないと本人の行動なんていつもどうりなんて確証ないだろ。