早朝にあった修羅場で、近所の人から、
「おたくのおじいちゃん、血だらけで歩道を歩っているよ!」って
連絡が来たこと。
痴呆は入っていたが、初めての展開で修羅場でした。
落ち着いたのでよければ聞いてください。
今、お世話になった近所の方に御礼と謝罪に行ってきました。
じーちゃん認知症で、どうやら前住んでた家に向かってたらしい。
それで行く途中に数回転んだみたいで、右手のひらをざっくりと切って、
顔も擦り傷、打撲、口の中も切ったみたいでちょっとスプラッタでした(・_・;)
交通事故に合わないでホント良かったよ。
じーちゃん92歳で、家の中も歩くのやっとなのに、よく1キロくらい
歩けたなー、とも思ってしまいました。
じーちゃん若いころ大工だったから、前住んでた家(自分で建てた家兼大工事務所)
に帰ろうとしたのか、見に行きたかったのか・・・
そっちも書いていい?
会社との折衝とか事情聴取とかいろいろ大変だった。
おじいちゃんが無事で何よりです!
御自分で建てたお家に愛着があったんでしょうね…
ではそのついでの方もkwsk!
聞いてくれる人いたwありがとうw
初カキコで書き溜めないから遅いのは勘弁でしてください。
今俺、20代後半で大学4年の卒業直前の話。
親父は一級土木、測量、発破、重機取扱とか土木の仕事をやってたのね。
バブル時代は高速とかゴルフ場作りとかやってたみたい。
常に単身赴任で、俺は中学まで「世の中の父親はみんな出稼ぎで頑張るもんだ」と
思ってたくらいだったわ。
んで、バブル崩壊からちょっとしたくらいに、勤めてた大手会社が倒産。
その後、地方の中小土木会社を転々としてたんです。
お金のことでけっこーギクシャクした家庭でした。夫婦ゲンカもしばしば。
でも、今思うと文句も言わず、頑張ってた親父は偉いなーと思います。
親父も職人で、新しく就職した地方の土木会社の社長とかとケンカしたり職を転々としてたん
ですよ。給料不払いとかもあったし。
でも、俺が大学4年の時、親父が「真面目で頑張りやな良い社長の会社に入った」
って言ってたの覚えてます。事故の半年くらい前かな。
消防「俺氏さんのおたくですか?」
俺 「はい、そうですが。」
消防「落ち着いて聞いてください。俺親父さんが病院に救急搬送されました
ご家族の方、急いで○○病院に来てください」
俺 「・・・!?わかりました。急いで行きます!ちなみに親父の具合というか
どんな怪我なのですか?」
消防「………残念ながらお亡くなりになりました。」
俺 「・・・は?」
ここで俺、フジコフジコになり、一度向こうから電話を切られました。
数分後、消防から再度電話がかかってきて、詳しい病院の住所とか聞きました。
家には妹が帰ってて、シャワーを浴びてました。考えが至らず、
妹がシャワー浴びてるにもかかわらず風呂場のドアを開け、
俺「落ち着いて聞け!お父さんが死んだって!すぐ病院行くぞ」
妹「は?・・・・」(そっからすごい大声で泣く)
母親にも連絡して、パートからすぐ帰って来てもらいました。この時点で
母親も大泣きです。
じーちゃんがまた外に出てった。また夜に続き書きます。
腰の骨を折っただけで命に別状なかった(後遺症なし)からよかったけど、母親から死ぬかもって慌てふためいた連絡貰った時は焦ったから、191さんには及ばないけど少しだけ気持ち分かるかも。
支援
204さん支援ありです。命に別状なくてさいわいですね。
電話での連絡は焦りますよね。もう二度と経験はしたくないですね。
続き書きます。
事故から一ヶ月ぐらいした時、会社の社長さんとスーツの男性(たぶん弁護士)が来ました。
社長は、ほぼ毎日仕事終わりに焼香に来てくれてたんですけど、その日はなぜかあらたまってました。
社長「今日は大事な話があります。こちらを持ってきました。確認してもらって印鑑が欲しいのですが」
と、紙袋と書類を提示されました。
俺 「・・・」
札束数個と示談書ですね。
内容は「俺家に対する賠償金を~~円支払うかわりに、今後会社を訴えないものとする」(詳細は覚えてないけどこんな内容だった気がする)
札束にかなりビビりながらも、
俺 「俺たち(俺と母親)では決められないし、今ここで印鑑は押せません」
社長「そうですよね。急いではないので、親族の方と相談してください。」
社長もその場で印鑑をもらう気はなく、誠意を見せたかったとのことでした。
金額が妥当かどうか、裁判になった場合のあれこれ等を相談しました。
結果、金額は妥当ということでしたので、親族同伴のもと判を押しました。
正直、ただの大学4年生でここまでの流れはすんごい大変でしたよ。
アニキいるけど、仕事忙しくて、当時は年に1回帰省できるかどうかの状況で、全部俺と母親でした。
社長はすごいいい人でしたね。ぶっちゃけ、親父も現場を甘く見ていたミスもありましたし、事故が起こった時のその現場の対応もあまりよかったとは言えないので、今考えると責任はどっちもどっちだったとは思っています。
数年たった今でも社長は命日にお墓に花をあげてくれてますね。
多少フェイクも入っていますのでご了承ください。
その賠償金と生命保険で贅沢しなければ母親の老後の生活は安心できる状態です。
今ではちゃんと母ちゃん孝行してます。じーちゃんとばーちゃんにもやさしくしてます。
みなさん、親と家族は大事にしてください。親孝行しようと思った時にしておかないとあとで後悔します。
不思議な話だけど、事故の前日、なぜか酒買ってきて親父と乾杯したんです。親父は酒好きだったんで、ホントはもっと一緒に飲みたかったんですけどね。
とりあえず、俺の人生最大の修羅場でした。
なんか一人語りになってるぉ。
最初と最後いらないかなw
何か質問あれば受け付けますん。
賠償金いくら?
社長が任意の労災保険にも入っていて、そのお金だって説明していたわ。
学生で諸々の対応は大変でしたね…
どちらかを庇うわけではないですが、十数年前までは現場の職人さんは安全対策が不十分だったり、会社も監督不行届だったりもしましたからね。
それを考えると、しっかり賠償金を払ってくれた会社側は良かったのかなと…
今後の205さん御家族が幸せに暮らせますように…