長いです。フェイクもあります。
夫の実家は自営業で夫は長男。
義父がやってた頃ははっきりいって無茶苦茶だった。
夫が言うには義祖父の遺産を食いつぶした会社だったそうだ。
その義父が交通事故であっけなく他界した時、夫は会社を継ぎたいと言った。
夫には、今はもう借金しかないけど
ちゃんとやれば普通に回る業種だってことはわかってたみたい。
それと夫は義祖父を尊敬していたから、このまま潰すのは嫌だって。
幸いというか私たちには子供はいなかったから
夫婦ふたりならなんとか生きていけるって思ったのと
私は商業高校出身だったから事務の方で一緒にやっていけるしって。
夫には弟がいて、結婚して遠方に住んでたけど夫の決心には大賛成で
義父の会社の借金を相殺すれば大した現金は残らなかったこともあり相続を放棄した。
そして会社は夫が相続し、残った現金は義母が相続。
同居が始まり、義母には家事をお願いした。
最初の2年は夫は義父の知人の同業会社に事情を話して修行させてもらい
私はもう一度簿記を習い直しながら、土日には夫と一緒に事務所と倉庫を整理。
そして15年。それなりに軌道にも乗り、人を雇うほどに忙しくもなってきた。
義母にも友達と海外旅行してもらえるぐらいになって
私たちも老後の支度が出来る程度には儲かるようになった。
そんな矢先に夫が心筋梗塞で急死。
うちには跡取りとなる男の孫もふたりいる。
どう考えてもうちが引き継ぐのが良策であると主張。
義弟嫁からも「義姉さんもどうせひとりじゃやっていけないんだし、
実家にもどって再婚すれば?」と言われた。
そして夫の遺産相続問題・・・。
義母にはしっかり3分の1を持っていかれた。
会社経営に必死なあまり、まさかこんなふうに急に死ぬことなど考えてもいなかったので
相続のことなんて何の対策もしていなかった。失敗。
会社のことはよくわかってるし、夫がいなくてもやっていけないわけではない。
でもその次の代のことを出されると反論のしようもなかった。
いずれ義弟の子供が跡を継いでくれればという話は夫ともした事があったが、
それは段階を踏んでの話だった。
結局夫を亡くしたショックもあって判断力がなくなってる間に放り出された。
今は、昔夫が修行させてもらった会社の社長夫妻が同情してくれて
即戦力になるからと有難いお言葉をいただき、そこで働かせてもらっている。
最初の頃、会社のことで義弟嫁からガンガン電話があった時期があった。
○○はどこにあるのか、××はどうすればいいのか、みたいなこと。
そういう事、私たちも何も分からない状態からスタートしたんだから
あなたも覚悟の上でしょって一切答えなかった。
会社実印を入れてある金庫のナンバーも「ショックで忘れちゃった」とだけ。
金庫壊すなり、実印変更なり、お金と面倒はかかるけどできないことじゃないんだから
自分で調べてどうにかすればいいと思った。どうにかしたみたいだけど。
これが私の“復讐とまではいかないちょっとした仕返し”。
今、会社がどうなってるか知らないし知りたくもない。
亡きご主人の冥福を祈ります。
辛いかもしれないけど、法人関係の事はどうなっているか覚えていますか?
書面上役員になっていると、役員報酬はもらえますが、義弟夫婦の様子だと全くないようですね。
その場合でも、負債を抱えての倒産とかになると書面上の役員にも債務が回ってくる可能性があります。
今お勤めの会社の社長さん夫婦と相談の上、弁護士などを雇って、その辺りの確認をした方が良いと思います。
その辺りの手を既に打っているなら良いとは思いますが、下手をすると、義母や義弟家族がすがってくる可能性もあるし、婚姻終了届も出した方が良いかも。