友達の紹介で知り合い、一年ほど交際していた男性が、なんと既婚だった。
当然別れ話をしたが、「妻とは別れるから」と散々つきまとわれた。
実際、夫婦仲は壊れかけてるらしく、奥さんから「お前を恨む」みたいな電話
が掛ってくるようになった。
よね、絶対別れない、別れるなら殺す」みたいなことを、会社の外や一人暮らしのアパート
に現れては言われた。
職場でも不倫の噂をたてられ、アパートの大家にもやんわり「出ていけ」と言われ、
警察に相談しても「何か起きたら来て(死んだら来てってこと?)」で、紹介した友人
は音信不通で、とにかく八方塞がりで、毎日泣いて暮らしていた。
共働きでワーカホリックな両親とは昔からやや疎遠だったが、同居してた祖父(当時はもうボケてた)
だけは大好きで、その祖父の誕生祝を渡すためだった。
もうボケが進んで、口数が少なくなってた祖父と実家の庭を眺めてると、
祖父が急に「困ってるんだろう」と言った。
私が「え?」と聞き返すと、
「お前のことは、わかるよ。困ってるんだろう。弱ってるんだろう。
おじいちゃんはね、わかるよ。
おじいちゃんは、昔、外国でいっぱい、いっぱい人を殺した。
だから、どうせ、極楽にはいけないんだ。
おじいちゃんを、お前の家に連れて行って、その困らせてる者を、呼びなさい。
おじいちゃんは、必ず、上手くやるからね。昔も、とっても上手くやったんだ。
だから、お前はもう安心して、いいんだよ。
もうどうか、泣かないでくれな」
と言った。
祖父の手はいつもより震えてた。
そこで私は、やっと奴らへの怒りが沸点に達し、祖父に別れを言って、玄関にあった金属バットを
カバンに入れて実家を飛び出した足で、奴らのマンションに押しかけて、大暴れした。
幸い、家宅侵入や器物破損(玄関扉も家具も窓も色々壊した)や傷害(二人ともボコった)の
被害届は何故か出されず(警察呼んだら今度は絶対殺す、とは言ったが)、引っ越すと
ストーキングは止み、仕事は転職したが落ち着いた。
祖父はその年に病死したが、戦後にも人を殺させるところだったのが、今でも思い出すと心臓が痛む。
自分の犯罪には全然痛まない。
犯罪自慢なんて叩かれるから嫌ですw
今は家庭も持てましたし、数々の犯罪も公訴時効からだいぶ過ぎましたので、
天国の祖父を泣かせないよう大人しく暮らしてます。
御祖父さんの孫への洞察力凄いなあ
>>836は大事に御祖父さんに思われていたんだね
ご家族を大切にどうぞお幸せに
> 祖父はその年に病死したが、戦後にも人を殺させるところだったのが、
待って!待ってまって…
> おじいちゃんは、必ず、上手くやるからね。
ここ、相手を説き伏せてやるゼ、くらいのイミかと思ってたorz
にしても、
> おじいちゃんは、昔、外国でいっぱい、いっぱい人を殺した。
> だから、どうせ、極楽にはいけないんだ。
切ないなぁ (´Д⊂ヽ