従兄の結婚式に出席したら、お嫁さん側のお祖父さんが料理を喉に詰めてぶっ倒れた
従兄側は親である伯父夫婦と従兄の兄一家、従兄の伯父一家に当たる我が家、祖父母が参加
従兄弟のお嫁さん側もご両親と叔父一家と祖父母を呼んで参加
こじんまりとほのぼのした雰囲気で進行してた
指輪交換の後の披露宴の時に、従兄嫁のお祖父さんとうちの祖父の席が近くなった
祖父たちは偶然にも同い年で話があったらしく、仲良さげにお互い孫をよろしくと挨拶していてほのぼの
ご飯もそれなりに美味しくていい式だねとみんなニコニコ
しかし事件はメインディッシュで起こった
お料理は柔らかいステーキだったのだけど、うちの祖父はフォークでちょっと突ついてから食べるのを拒否
祖母が食べなよ、残すのは失礼よ、と説得しても母が細かくお肉を切り分けてあげてもダメ
従兄嫁のお祖父さんは祖父に「肉はお嫌いですかな?」と呆れた感じで苦笑
しかし祖父は涼しい顔で「ええ、胃もたれでして、孫(隣に座ってた私)に食べてもらいます」としか言わない
田舎っぺな事言って恥ずかしいな…という空気が私たちのテーブルに流れたその数秒後、従兄嫁のお祖父さんが倒れて胸を掻き毟り出した
従兄嫁のお祖母さんが慌てて呼び掛けても反応無しで苦しそうに呻いてる
明らかにお肉を喉に詰めてた
会場、一瞬で阿鼻叫喚
唯一冷静だったのは元救急救命士のうちの祖父だけの有様
祖父に指示されて看護師の父と妹が救命措置を開始したけど修羅場は継続
従兄嫁のご両親は取り乱し、叔父たちは泡食って会場スタッフと救急車やらの手配に奔走、従兄嫁と従兄嫁のお祖母さんはワンワン泣きまくりと大変だった
結局従兄嫁のお祖父さんは、お肉で窒息しかけたのだけは早い処置で助かった
けど、その後にうまく回復できずにお亡くなりになった
従兄の結婚式で不幸な事故が起きたのも修羅場だったけど、祖母も母も私もあの時祖父に無理矢理ステーキを食べさせていたらと想像してゾッとしたのも修羅場
生死の分かれ目がこんな身近にあるとは思いもしなくて、祖父の食事には細心の注意を払うようになりました
お嫁さんは「何でステーキなんて選んじゃったんだろう」と自分を責めてそうだね
年寄りが結婚式というコース料理の席で
肉を食べないくらいで田舎っぺとかちょっとびっくりした
うん。
年取ったら胃も歯も弱るし好みだってあるし、
メインまできたら腹が一杯なんて全然おかしい事じゃないよね
ごめんなさい、言葉足らずでした
田舎っぺというかマナー違反ですね
食べなかったことではなくて、祖父の自分が手をつけた料理を人に食べさせるという発言に対しての感想なんです
外食で一応少しでも手をつけた物を他人に回すのは、ダメなんではないかと思ったのです
あと祖父の胃もたれは方便でした
柔らかすぎる肉は食べると危ないと思ったけど、そのまま言うと失礼になると思って自分のせいにしたそうです
ホテルに帰ってすぐ、肉巻きおにぎりとお持ち帰りになったウェディングケーキを二つ食べながら言ってました
そのまま残すよりは、誰かに食べてもらったほうが、作ってくれた人や新郎新婦にも失礼にあたらないと思うけどなぁ…
自分がずれているのだろうか
じいちゃんに非はない気がする
アレルギーとかなら別だけど。
今回はある意味命掛かってたから結果オーライだったね
マナーってなんのためだっけみたいな
「年寄りに餅は危険」程度の知識はあっても
「食いつけない柔らかい肉」までは危険とは全く思わないで
新郎新婦もそのメニューにしたんだろうし
周囲の親族もそんなとこまで思い至らずに勧めちゃったんでしょう。
みんなあくまで「無知な善意」からの話。
亡くなっちゃった方が出たのだけが残念だね。
言葉が足らないせいですみません
残すと~というのは祖母個人の意見でした
戦争を生き抜いた世代なのでお残しに抵抗感があるようです
祖母自身は完食していたので、私に食べられるなら貴方だって大丈夫ですよ、せっかく孫が用意してくれたのに、と言っていました
祖母以外は食べる気がないのなら残すしかないなというスタンスでした
ただお皿を回すのだけはいただけないなと思っただけです