私「冗談」
マッドロンB「ってかさー 『アイ・アム・レジェンド』ってつまんなかったよねwww」
大体初対面の人が挙げた物をつまらないというのは失礼でしょう。
吹いたwww
原作の偉大さ、伝えたかったこと、
特典映像のエンディングが本来のエンディングであること。
価値観という概念の重要性。
気づいたらテンツクが恍惚な目で私を見つめていました。
これはしくじりました。
これはいけません。
普通ならドン引き確定なのに流石テンツク。一味違います。
テンツク「>>1君って頭いいんだね~」
私「騙されやすいバカだよ」
テンツク「け・ん・きょ~wwww」
しかしテンツクは私の想像の斜め上を行きました。
テンツク「このメガネかけてみて~www」
マッドロンB「似合いそうww」
やめてください 死んでしまいます。
私は緊急回避のためにトイレへと旅立ちました。
ラーミアに乗った勇者のごとく私はテーブルの情況を見渡しました。
こんな感じでした。
さらばバンドマン
さすが医学部。頭の回転が早いようです。
トーテムキラー、マッドロンなどかしこさが低い魔物たちには
付いてこれない話題のオンパレードなのでしょう。
その反面バンドマンは無防備です。威嚇するとさかのような彼の髪型も、
もはや魔物たちの餌でしかありません。
よって、魔物をスルーしつつ女神へのダイレクトアタックが可能な位置です。
無論、悪魔神官がそんなこと許すはずもありません。
バンドマンは犠牲になったのだ。犠牲の犠牲にな。
ふつふつと怒りがこみあげてきました。
いきなり合コンに呼ばれた時点で引き立て役、
という可能性は想像していましたが、まさか
魔族討伐のクエストになるとは思いませんでした。
しかも自腹です。王様はひのきのぼうさえくれません。
なぜなら彼は悪魔神官だからです。
堀北真希をたぶらかすのにいっぱいいっぱいだからです。
同時にこの鏡がラーの鏡だったら良かったのに、とも思いました。
あの腹黒の正体を堀北真希の前でばらしてしまいたい。
一分がとてつもなく長く感じられるトイレを出て、
私は再び戦場へと向かいました。
トーテムキラーが本来ならあらぬはずの手で手招きをしている。
テニサーにやられました。私がいなくなった時点で
マッドロンB、テンツクに一番近いのはテニサー。
テニサーはそれを見越してなんと堀北真希に
ダイレクトアタックをかけに行ったのです。
テニサーが消えたので医学部はすかさずバンドマンへと
会話相手の対象を変えたのです。
そしてなぜかトーテムキラーが空いていた私の席へ。
鼻がとても大きいです。
私「そうかな、マッドロンAさんとかテンツクさんの方が愉快だよ
(見た目的に考えて)」
トーテムキラー「愉快ってwwww」
マッドロンA「テンツクちゃんヲタク~www」
テンツク「ニコ動で見てるだけだよwwww」
なるほど、なるほど。ニコ厨でしたか。
よし潰せ
あんまり関係ありませんが。
テンツクにニコ厨などという要らぬ属性がついてしまい、私はもう苦笑い。
トーテムキラー「ってかこの後カラオケ行かない?」
テンツク「いくいくーwww」
マッドロンB「いっちょ歌うかーwwww」
テンツク「>>1も行くでしょ?ww」
やめてください 本当に死んでしまいます。
というかいつから下の名前で呼ぶ仲になったんですか。
マッドロンBにいたってはいつからおっさんに変身したのですか?
黙々と手羽先食ってる時点でなんとなく分かったいましたが。
私だけテンツク、マッドロンB、トーテムキラーによる
集中攻撃を受けています。
頼れる男性陣はいません。なぜなら自分たちを救うのに
精一杯だからです。
そう、私は生贄に捧げられたのです。
このままでは私だけ魔物達の血沸き肉踊る
ニコ歌披露会へと連れ去られてしまう。
私はここで賭けに出ました。
私「皆さん、この後カラオケいきませんかー?」
テンツク「はーいwww」
マッドロンB「デュフwwww」
マッドロンA「堀北真希も行こうwww」
悪魔神官「え、ちょ」
堀北真希「久しぶりにいこっかー」
バンドマン、テニサー、医学部がここぞと逃げ出そうとしましたが、
勿論そんなことは悪魔神官が許さず。
かくして皆でカラオケに行くことになりました。
テニサー:賢者
医学部:賢者
バンドマン:賢者
>>1:賢者
このパーティバランス悪すぎじゃね?
だからこんなモンスター集団も倒せなかったんだよ
新たなる戦場でございます。
もちろん策が必要なのでしたが、魔物三匹相手から逃れたのに
満足していた私は割と無策でした。
やはり攻撃こそ最大の防御であります。
ボカロ曲などを歌えなどと迫られたら、
それこそたまったもんじゃありません。
先手必勝です。私は持ち曲を入れました。
そう、私が選んだのはTOKIOの宙船です。
なぜかって言うと歌詞が私たちの置かれている境遇に適切だと考えたからです。
私「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールをまかせるな」
歌う最中悪魔神官をじっと見つめてやりました。
するとなんだか不思議とやる気が出てきました。
私たちはこの地獄から生き残るんだと。
振り返るとテンツクが拍手をしていました。
テニサーの選曲はコブクロの桜。
定番であると同時にあまり無駄な恋愛感が出てない曲ですね。
普通はデュエットで歌うといいんですが、
メンツがメンツだったので彼は一人で歌っていました。
一人で歌い終え、高得点を出し、無言でガッツポーズ。
まさに「これでは一人カラオケと変わらないじゃないですか」、という状態です。
で、問題の三曲目。
これからがマッドロンAとトーテムキラーのターンでございます。
最初からボカロ曲。
さすがニコ厨です。期待を裏切りません。
医学部が笑っていました。
傷口から漏れ出す液を「愛」と形容してみた」
トーテムキラー「思いやりの欠如と形だけの交尾は
腐れ縁のキミとアタシによく似ている」
マッドロンから吹き出ている液体はなんと愛だったようです。
ドラクエ全作をやっている私ですが初めて知りました。
顔だけのトーテムキラーの後尾とはどのようなものなのかは
想像できません。
歌詞きめええええええええ
私はドン引きでございます。
トーテムキラー「愛したっていうのですか?
しがみついて藻掻くことを
殺したっていいじゃないか
キミが嫌うアタシなんて」
メガンテはやめていただきたい。
予想以上の破壊力、魔物たちのドヤ顔に我々4人は唖然としていました。
すると今度は悪魔神官が徐に立ち上がりました。
テレビを見ると
「有心論 RADWIMPS」
私は吹き出してしまいました。
どっちが多いか怪しくなって 探すのやめた」
この状況でこの選曲。舐めているとしか思えません。
しかもマッドロンAとトーテムキラーの歌った曲をも超える
厨二歌詞のオンパレードでございます。
やっとこさ君のクローンが成功した時にでも
だって君は世界初の肉眼で確認できる愛
地上で唯一出会える神様」
堀北真希が神様に昇格しました。
私はまさか現実でこの曲をカラオケで歌う者と会えるとは思っていなかったので
感無量でした。
そんな君はもういない いない いない いないけど」
堀北真希を見つめながらとんだ歌詞を歌っている悪魔神官を見て、
私は不覚にも笑ってしまいました。
気づいたら医学部もまたにやけていました。
ドヤ顔で歌っている悪魔神官をさておき、私は次が誰なのかを見ました。
「ハレ晴れユカイ」
大体想像ができました。
テンツク「マッドロンBちゃんも!www」
マッドロンB「キターwwww」
医学部「ハレ晴れキター(小声)」
こいつは頼れないと思いました。
やはりテンツクはテンツクでした。
誘う踊りでございます。
しかもマッドロンB付きです。
妖艶ならぬ妖怪の盆踊りが始まりました。
の16秒あたりの手をあげる仕草
だと思われる振り付けをテンツクがする度に私はにやけてしまいました。
だって、どう見てもテンツクです。本当にありがとうございました。
私の方向をチラチラと見るテンツク。
この二つの符号が意味するものはひとつ。
テンツク「次は>>1も一緒に踊ろwww」
だが断る。後できれば苗字、そして君付けで呼んでいただきたい。
踊れんの?>ハレ晴れ
踊れるわけないです。
ちなみにマッドロンというのは通常沼の中にいるので
グラフィックの中でも下半身は見えません。
だが私の目の前のマッドロンBは立ち上がり、歌っている。
しかも軽快なリズムに合わせてその腰を振っている。
私にはその光景がシュールでたまりませんでした。
(マホカンタ:自分に向けられた呪文を跳ね返す)
医学部「俺のターン!」
大してたっていない割には永遠に感じられるこの空間。
そして医学部の番です。
「エアーマンが倒せない」
なるほど。本性を出してきましたか。
支援
私は仲間が暗黒面に落ちるのを見て悲しみにくれました。
いや、彼は隠れニコ厨だったのでありましょう。
しかしこの劣悪な環境に参り、自暴自棄になったのでしょう。
私がもう頼れるのは黙々と唐揚げを食べているテニサー、
そしてさっきから携帯をいじっているだけのバンドマンしかいません。
これで医学部が避雷針となってくれるでしょう。
彼を失ったのは悲しいですが私だって自分が一番大事です。
このダンジョンから無事抜けだすことができれば幸せなのです。
いや、いまの君になら倒せるよ。
だって今の君には、
テンツク、マッドロンx2、トーテムキラーという頼もしい仲間がいるじゃないか。
そんなことをしみじみと考えている間、曲は終わっていました。
♀たちがバンドマンを見逃すわけがありません。
マッドロンA「ぁたしバンドマンさんが歌うの聞きたいな~wwww」
マッドロンB「たいな~ww」
無駄な双子芸が入りました。
さすがテンツクです。すぐしゃしゃり出てきます。
だいたいバンドマン=ボーカルという訳ではないのにとんだ無茶ぶりです。
地上で唯一出会える神様「聞きたいかもw」
神の言葉には逆らえません。
なんというマッドロン。流石ザキを覚える魔物です。
バンドマン「・・・」
どんどん勝手にハードルが上がってきます。
南無三。
洋楽 英語 とはしゃぐマッドロン。
最近の魔物は国際的なようです。
バンドマンは少し嫌な顔をしていましたが
やれやれといった感じでカタログを開きました。
バンドマンが選んでる間にニコ厨がまたボカロ曲を披露。
ボーカルでもないのに無理やり歌わされ、しかも洋楽縛り。
私は慈愛の目で彼を見つめました。
バンドマン「Dani California」
すいませんでした。上手いです。
正直私、舐めてました。Dani Californiaとか普通に歌えると思ってませんでした。
ただのトサカ野郎だと思ってました。
マッドロン「おぅおおおーー」
気持ち悪いです。
バンドマン「そ? ありがと」
マッドロンA「かっこよすぎぃwwww」
悪魔神官は明らかに面白くなさそうです。
悪魔神官「英語とかwww何言ってるか分からんww」
小物臭が凄まじいです。
勝手にバンドマンに対してライバル心が芽生えた
悪魔神官が二曲連続歌うなどという
誰得な醜態を晒しました。
しかも二曲めが確かSMAPの「ライオンハート」でした。
第三者からすれば必死過ぎて笑えません。
(ザラキ:みんなしぬ)
地上で唯一出会える神様への
もはやプロポーズに聞こえるような曲を聞かねばなりませんでした。
私はいつこんな罰を受けなければいけないことをしたのでしょうか。
気づいたら左にトーテムキラー、右にテンツクがよりかかっていました。
テンツク「ライオンハートとかなんかロマンチックだねwww」
酔いが回っている魔物たち。いきなり言いたい放題でございます。
テンツク「なんか>>1も歌ってよww」
案の定の無茶ぶり。 無理です。
というか触らないでください。毒になったらどうするんですか。
私「すごい男らしいっていうかさ、やる時はやるっていう」
私「普段もいいやつだしね」
トーテムキラー「ふーん」
テンツク「私のタイプじゃないな~」
たしかに悪魔神官は虫系ではないですからね。
言わないでください 死んでしまいます。
医学部「ねぇねぇ 次これ一緒に歌おうよwww」
テンツク「なーに?」
トーテムキラー「いいよーwww」
医学部。あなたの恩は決して忘れません。
私は華麗に魔物達のアプローチをかわしつつ、
勝手に自爆してくれる偉大な仲間たちへと受け流していました。
テニサーはいつの間にかトイレに行っており、ずいぶんたっても帰って来ていませんでした。
悪魔神官は必死に堀北真希にしもふり肉を与えていましたが、
あまり堀北真希はなついていないようでした。
実際いくらたっても彼はトイレから帰って来ません。
こうしていると必然的に私にも歌う機会が
数十分に一回の割合で来てしまいます。
私は毎回一人で歌うか、バンドマン・医学部と一緒に歌うという方法を取って
魔物とのデュエットという絶対あってはならない情況を回避してきました。
しかしこれでは時間の問題です。
カラオケは安いので半永久的にいられます。
誰かこの私を救ってください。
私はまだ死にたくないんです。
まだ、こんなところで食われたくはないんです。
悪魔神官の策略で死ぬなんてまっぴらです。
テニサー「あ、もう こんな時間じゃんw」
王の帰還です。
「もうこんな時間じゃんww」等と言うのは
とんでもなく図々しい奴だなと思いましたが、
そんな文句は言ってられません。
私「そろそろ出ようか」
バンドマン「だな」
医学部「そうだね」
何様なんでしょうこいつは。
酔っ払って白いはずの顔が真っ赤なくせに、堀北真希を独り占めする気満々です。
男性陣の露骨な退陣準備に魔物たちも戸惑いながら反応します。
テンツク「そっかーそろそろ帰ろっか」
トーテムキラー「うーん 確かに時間もちょうどいいしww」
マッドロンA「堀北真希ちゃんも帰ろっ」
マッドロンA 良くやった。
悪魔神官は焦った!
悪魔神官「え」
私・医学部・テニサー・バンドマン「じゃ、お開きにしましょう(ざまぁ)」
一人勝ち逃げなど許されないのです。
私の背後から忍び寄る影。
トーテムキラー「ねぇ
ちょっと手伝ってよ」
マッドロンBが倒れてました。
私のシャツの裾をなぜか掴んでいるトーテムキラー。
数秒間微動にもしない私。
医学部「どうしたの?」
これだからお人好しは駄目なんです。
医学部ドンマイ
あなたに全てを託します。
私はとっさにしのびあしを唱えました。
マッドロンBをテンツクと一緒に持ち上げる医学部。
会計も無事済ませ、そしてそのままカラオケを出る。
医学部、あなたは最高に輝いています。
医学部「え、うわっ」
マッドロンの口からドロドロが医学部の服にドロン。
全然フォローになってません。
医学部。正直あなたはかわいそうだと思いました。
マッドロンBは恥ずかしくてか、泣いてました。涙と嗚咽が交わる音が道に響きました。
医学部も半べそでした。
なぜかトーテムキラーも泣いていました。
悪魔神官は堀北真希といちゃついていました。
テンツクもバンドマンといちゃついていました。
同時に私はこれは逃げる最高のチャンスだと思いました。
私の頭の中はすでに様々な事に対する「どうしてこうなった」
「やめろぉおおお」でいっぱいだったのです。
だいたいテニサーはもうとっくに消えていましたし。
(ピオラ:素早くなる)
テニサーはドサクサに紛れて逃走したのです。
ふと見たらもういませんでした。
ならば私も、です。
さらば魔物たち。
さらば戦友。
そして悪魔神官、貴様にはいつか笑顔で復讐してやる。
トーテムキラー「私も帰る(小声)」
ここで私は悪魔の選択に至りました。
トーテムキラーとのタイマンは避け、ここに留まるべきか。
それともトーテムキラーと共に帰るべきか。
私はこのまま長居しても事態が悪化する可能性が高いと思い、帰ることにしました。
トーテムキラーは確かに危険ですが、
私にとってはテンツクから逃れることが最優先です。
こうして私はトーテムキラーと一緒に駅へ向かうことにしました。
トーテムキラー「今日は楽しかったね」
私「・・・ うん、色々と」
気まずい沈黙が流れます。
私はスマホをいじることぐらいしかできません。
駅が遠いことを呪いました。
私「それはよかったね(棒)」
この時点で底しれぬ嫌な予感がしました。
何かがおかしい。
何か盛大な勘違いを私はしている、と。
トーテムキラー「実はぁたしが悪魔神官に>>1君を誘ってって頼んだの」
ああ・・・私は重大なミスを犯していたのです。
私は混乱しました。
あまりに混乱してつい口から本音がでてしまいました。
そう、私に気があったというのはテンツクではなく、まさかのトーテムキラーだったのです。
いきなり隣に座って馴れ馴れしかったからてっきりテンツクかと考えていて私。
なんという失態。なんという浅はかな考えだったのでしょう。
そう、現にテンツクはバンドマンといちゃついています。
気づいたらトーテムキラーが泣いていました。
私「え?」
トーテムキラー「どうせ私がブサイクだから嫌なんでしょ!」
私「ちょ」
トーテムキラー
「居酒屋でだってマッドロンBちゃんとは楽しく話してたのに私は無視してたしぃ!」
なんというプレイミス。
あのテンツク警戒用のマッドロン攻略がまさかの裏目にでました。
トーテムキラー「マッドロンAちゃんはかわいくて私がブサイクだからぁあ?」
いやいやいやいやいやいや ゾンビ系は範囲外です。
堀北真希(腹黒)から聞いたらしい。
トーテムキラーは咽び泣いた。
私はなにをしていいのか分からなかった。
大体いつトーテムキラーが
私にアプローチをしかけていたのかが分からなかった。
トーテムキラー「カラオケだって他に振るばっかりで
全然一緒に歌ってくれなかったしぃいい」
トーテムキラーの立派な鼻から液体が流れ落ちる。
なんということだ。
私は気づかぬうちにトーテムキラーの攻撃を華麗に受け流していたのだ。
そんなのどう考えても無理ゲーです。本当にありがとうございました。
道の真中で泣き続けるトーテムキラー。それはバンシーに似ていました。
私はもう脳内アストロン状態でした。
(アストロン:鉄化する呪文)
何を言ってもバッドエンドになるような気がしました。
無論、トーテムキラーとのグッドエンドなど見たくもありません。
もう疲れ果てた私は
「ごめん」
とだけ言って、駅へとそそくさと向かいました。
合コンという儀式の恐ろしさ、
そして自分の未熟さを思い知りました。
しかし私は無事生き残ったのです。
家に帰り、私は「ムドーやギガントドラゴンが来なかっただけでまし」等と考えながら
眠りにつきました。
トーテムキラーとはもう今後二度と会わないでしょう。
と思ったのですが二日後、携帯に見知らぬ番号からメールが来ました。
「どこのどいつだが知らんが妹を泣かせたようだな。
ちょっと寄るから顔出せ」的な要件が書いてありました。
逃げてー
リアル仲間呼ばれてんのかよwwwww
うぜえwww
もうキラートーテムは結構です。というか私が被害者ですよね。
そんな思いも虚しく、その日の夕方になりました。
外から声が聞こえてくるので窓からみると、
いました。
バルザックです。
ジゴスパーク撃ってきたら勝てる気がしません。
(ジゴスパーク:地獄から呼び出す雷)
私は腹をくくりました。
話しあおうと。
ドアを開ける私。
睨みつけるバルザック。
バルザックの隣にいるずしおうまる。
あー やっぱり 単体じゃないですね。髪の毛が馬のようです。
よく見たら道のはじっこにバイクに乗っているシルバーデビルもいました。
バルザック「覚悟できてんだろな」
ずしおうまる「wwwwww」
私「
かくして私は文字通りフルボッコにされました。
何も面白いことがおきるわけでもなく、単純にボコボコにされました。
幸いバルザックたちは暴力だけにしか興味がないようで
金などは奪われませんでした。
今回得た教訓
物質系は強い。
おわり
えええええええ
結局付き合うまではいきませんでした。
しもふり肉をいくら与えても仲間にならない種族がいます。
そう、魔王です。
トーテムキラーに私の番号を渡した、
よって間接的にバルザックに私の番号を渡したのも堀北真希です。
悪魔神官・堀北真希。両者もう二度と関わりたくありません。