男女合同で英語教師の担任が説明していたことから保健の授業ではなく、
総合か何かの時間だったと思う。
担任は本の引用と思われる、誰かの中絶体験をプリントにして配った。
その女性は当時高校生で妻子持ちの先生のことが好きだったが
アプローチしてもスルーされていた。
赤ちゃんが生まれたばかりの先生は奥さんとレスに違いないと考えて、
誰もいない教室に先生を呼び出してハダカ(下着姿?)で待機。
先生は女性を見ると驚いて服を着ろというが、
「抱いてくれなきゃ先生に襲われたと大声を出す」と脅されて関係を持ってしまう。
それ以来弱みを握る形で女性と先生は不倫関係になった。
妊娠が分かった時「これで先生と結婚できる!」と喜んで先生に報告するも
「俺、妻も子供もいるし…。」と微妙な反応。
先生は結局、妻子を選んで責任をとってくれなかった、
一人で育てる自信がなかったから中絶したという内容だった。
最後の方は未成年を妊娠させて責任をとらなかった先生は最低だと
先生への恨み節が書かれていた。
担任は「世の中にはこんな最低な男もいるんだよ。」
「女性が可哀想。まだ10代なのに先生に弄ばれて…。」と涙ぐみながら語った。
するとお調子者の男子が
「これ、女が怖すぎるでしょ。」
「奥さんいる男になんでハダカで迫るの?」と大声で言った。
担任は「これだから男子は…」とため息をつくと、
女子生徒を指名して「●●さんどう思う?」と聞いた。
指名された女子生徒は「女性に同情できません。
奥さんいる男を誘惑して妊娠して離婚を迫るなんて最低です。
奥さんと子供が可哀想です。
先生の対応も良くないのは分かるけど元凶はこの女性ですよね?」と言って
担任はプルプル震え出した。
最終的に、「男子は女の子の体を大切にしよう」「中絶は心も体も傷つける」ということで
締めくくられたが、みんなのモヤモヤは消えなかった。
女子生徒は、担任の実体験だったりしてとしばらく噂していた。
中絶して体や心にどのような変化があったか、中絶手術がどのようなものであったかなど
書いてあれば感想も違っただろうが、
中絶した私可哀想、先生に捨てられた、としか書かれていなくて
感想文に何を書いていいのか分からなかった。
その後、感想文を提出したが男女ともに大多数の生徒が女性の批判を書いたので
感想文は再提出させられた。
分別の有無で言えば、思春期の不安定なメンタルで暴走する子供を
いい年した大人が諭すべきところを
己のセイ欲に負けて誘惑にのったのが一番問題とされるところだよな
しかも職業が教師ならその時期の子供に対して社会性を教育する
エキスパートのはずだから職権的に言ってもアウト
行為の相手の年齢もアウト
公立校の教員なら地方公務員が法に抵触したっていう最大級のアウトでもある
現在の450はその辺の分別がつくようにはなってるよな?
それは分かるんですが、担任が先生にだけ非があって
女性が完全な被害者としてしか見ていないことにみんな違和感があったんです。
担任も「責任とって奥さんと別れて女性と結婚するべきだったよね?」と
何度も言ったせいで議論になりました。
もちろん経緯がどうであれ、年齢的にも関係的にも先生がしたことは
許されないことなのは分かっています。
言葉にできないモヤモヤがみんなの中に残って微妙な気持ちになりました。
私は先生やその女性のことには一切触れずに
中絶は体と心を傷つけるという内容で書きましたが、担任には、その感想文の最後に
「先生は奥さんと別れるべきだったと思います。」と付け足して再提出させられました。
女性を少しでも批判した子は新しい紙が配られて書き直しさせられました。
どう考えても中高生には難しいテーマだったと思います。
それ以前にその状況下ならその先生が救急車もしくは警察を呼ぶべきだと思った
女子生徒は馬鹿でその教師はもっと馬鹿だな…という案件
その担任にとっては、何の罪もない奥さんは気の毒と思える存在じゃあなかったんだねぇ
やっぱ不倫する側の自己紹介・自己満足授業だったんだろうな