香水の臭いがすげぇ・・・。
りょうにその旨伝えたら、もちろん不機嫌になった。
俺は思いっきり酔った・・・。
そしてミスる。
俺「この信号を左曲がって・・・その先の左の建物・・・」
りょう「ねぇ、大丈夫??わたしまったく分からないよ??」
俺「うん、ちょっと外でりゃ大丈夫だと思う・・・。あぁ・・・」
りょう「ん!?どうしたの?」
俺「・・・まちがえた」
りょう「えええ!!!もぉぉぉ!!!」
俺「ごめん・・・。」
りょうがイライラ・・・。
軽自動車だったのに陸運局に来てしまったよ・・・。
隣だからよかったけど・・・。
俺「ごめんその垣根の向こうの建物の方だった・・・」
りょう「意外と頼りないね・・・」
俺「ごめんなさい・・・今日は反論できません・・・」
俺は車酔いする事が少ないんだけど、酔った場合はこうやって直す。
書類関係は全部俺が回り、りょうにはその間検査ラインを見ていてもらった。
書類確認などなど終わり、りょうのところに戻った。
りょう「ねぇねぇ?これ俺君が自分でやるの?」
俺「そうだよ?」
りょう「私でもできる?やってみた〜い!!!」
知らないおっちゃんA「お!姉ちゃん、簡単だからやってみろよ」
知らないおっちゃんB「兄ちゃん、やらせてみろよ〜」
俺「えっ、じゃあすいませんがもしよろしければ、ライン通す工程見させてあげてもいいですか?」
知らないおっちゃんA「おうおう、そっちの通路でみてな」
りょう「わ!ありがとうございます!」
りょうの好奇心にはホントびっくりする。
そういえばこの生活を提案したときも「おもしろそ〜!」だったな・・・。
こういう所、真面目なんだよな〜。
りょうのいいところだと思う。
まあ、用語に困ってましたけど。
「ハイビームって??遠目?なんですか〜?」
ラインの横に通路があり、そこを歩きながら実際に説明を受ける。
おっちゃんA&Bの2台分の車を見れたので、ちょっと自信ついたみたい。
俺はその間に自販機で飲み物2本買い、おっちゃん達にお礼した。
おっちゃんに「にいちゃん、こんなところでデートしないでどっか行けよ!」
って言われてしまった。これ、デートなの????
俺は通路側からアドバイス。
ペースはゆっくりながらも、順調にこなした。
最後の下回りの点検で、リフトに乗せられたまま車と一緒に持ち上げられると
やけにはしゃいでいた。
「高い〜!すごーい!」
俺と検査員、やや苦笑い・・・
りょう「ごめんね。お金出してもらってるのに怒っちゃって・・・。」
俺「だからいつも言ってるけど気にしないでって。」
りょう「ホントいつもありがとう。でもおもしろかったぁ」
俺「なありょう、さっきのおっちゃん達に言われたんだけど・・・」
りょう「うん?」
俺「これってデートか?(笑)」
りょう「うーん、デートだと思ったらデートかなぁ(笑)俺君はどう思うの?」
俺「うーん、俺は・・・仕事かなぁ?でも、女の子連れてきたのは初めてだしなぁ。デートかなぁ?」
りょう「じゃあ初デートってことで!」
初デートは、軽協会でした・・・
じゃあ行ってきます!
でも、この様子だと今も彼氏彼女の関係じゃなさそうだよなぁ
えと・・・これ先に答え書いたほうがいい感じ?
最後に分かるほうがいいな
ちなみに書き溜めてないので、今日は挨拶だけにしときます。ごめんなさい。
とりあえず・・・寝ます!
おやす〜
少しだけすすめる?
バレンタインデーに、りょうはチョコをくれた。
一緒にくれたものがある。
Gパン。
俺、中学生のころから脚の長さが変わってなくて、そのころのGパンまだはいてたんだ。
ぼろぼろだったけど、いい感じのダメージだった。
さすがに冬は寒かったから、あまりはいてなかったんだが。
「大事なGパンだろうけど、私のはこれから同じように長くはいてくれたらうれしい」
と言われて、すごく喜んだ。
ちなみにお金は、お正月に余ったあのお金をとっていたらしい。
本当はそのときに余ったお金全額を使うくらいのプレゼントを考えてたが、
そんなことをしたら俺が怒ると思って、すごく悩んだらしい。
りょうの給料日の翌日。俺達にとって特別な日になった。
この日の支払いでりょうの借り入れ額が0円となった。
毎回支払い後に振込みの控えをりょうに見せているんだが、
今回は金額が少ない。
俺「りょう、これ(振込み明細)。これで完全に払い終わったな」
りょう「ありがとう!本当にありがとう!」
俺「よかったな!ほんとよかった・・・」
りょうと俺は抱き合って喜んだ。
りょう「あとは俺君に返しておしまいだね」
俺「ん?何を?」
りょう「もしかして忘れてる?(笑)」
りょうが引越ししてきたときに立て替えた費用を返してもらうことになってた。
俺、すっかり忘れてた。
支払金額が最後で少ないから(といっても、りょうの手取りの約半分)残った金額から、りょうがお礼にご飯を奢ると言っていた。
前々から行きたかったイタリアンのお店を予約してあって、夜に行くことになっていた。
あ、その前に昼間にあった出来事書かなきゃな…
続きは明日にします。
休憩が遅くなった…
支払いが終わって、そのあと夕飯を奢ってもらうまでの間、部屋で2人で話をしていた。
ありがとう!→いやいやよく頑張った
のやりとりは何回したか分からない。
そして、
りょう「約束さ、もう意味なくなっちゃうね。」
俺「そうだな。これからは全く気にしなくていいよ。」
りょう「うーん、それなんだけど…」
俺「ん?」
りょう「まだしばらく俺君にお世話になりたい。せめて引っ越し出来るお金が貯まるまで。」
俺「まあ、それはそうだな。」
りょう「本当は一人でやってても、貯金できる自信がないの。俺君に協力して欲しいの。」
俺「俺に出来ることなら協力するよ。帰るところがないのは俺にも責任があると思うしね。」
で、新しい約束を決めることになった。
あわわ、休憩終わる…(泣)
泣きたいのはこっちだよw
りょう「わたし、これからは生活費もちゃんと出したい。」
俺「ありがとう。でも、りょうが引っ越した後、この部屋の家賃とか水道光熱費は俺一人で払っていくもんだから、この辺は俺だけで払っときたいから、食費2万ぐらいかな?」
りょう「えー!それじゃだめだよ!今までと変わらないよ。10万円渡す!」
俺「えええええ!そんなに要らないって。」
りょう「だって、わたしが住んでから俺君貯金とかできてないでしょ?余ったら俺君のでいいから」
俺「・・・りょうは俺の心配しないで、自分の心配しなさいよ・・・」
りょう「うぅ・・・でも2万じゃだめ!!!せめて7万!!」
なにがせめてなのかよく分からないまま押し切られて7万円毎月預かる事になった。
家賃、水道光熱費や雑費、食費の一部。
携帯は元々この生活が終わった後名義変更する予定だったが、
それよりはりょうが出て行くときに新規契約したほうが安いかもって事になって、
俺の名義のままで使うと言う事になった。この7万円の中から出すことにした。
俺「自分で管理しなさいよ・・・。そういうの人任せにするといかんって。一人暮らしになったら反動きちゃうよ?」
りょう「じゃあ、カードは自分で管理するけど・・・通帳は持ってて」
俺「それって俺管理って事にならない??」
りょう「んー、監視かな?(笑)ときどき記帳して、おかしいなと思ったら怒っていいから」
俺「んー、じゃあそれなら・・・」
と言うわけで、1日800円のおこずかい制はおしまい。
貯金する口座は、元々借金返済の引き落とし口座として使用していた物を使うことにした。
この門限は元々、仕事終わってからパチ*コに行かないように、無駄にお金を使う時間を減らす為にかなり厳しく設定したつもり。
俺「門限って、もういらないよね?」
りょう「うーん、んー、いらないって言われたらいらないけど・・・」
俺「・・・けど?」
りょうがちょっと考え込んで、少し苛立った感じで話し始めた。
りょう「・・・・・・・・・・・俺君、わたしの気持ち分かってるよね?」
俺「・・・うん」
りょう「私、夕飯は俺君となるべく一緒に食べたい。同じ時間を過ごせてるのがうれしいの。だから門限がなくなっても早く帰ってくるよ?」
俺「うん。ありがとう。俺もそうしたい。」
りょう「うん。じゃあ門限はいらないけど、一緒にご飯食べるって事でいいよね?」
俺はここで決意した。
りょう「ん?」
俺「クリスマスのことから、りょうをきちんと見るっていったの覚えてる?」
りょう「うん・・・。」
俺「それから2ヶ月ぐらいだけど、りょうの事、きちんと考えた。この2ヶ月、りょうには本当に感心した。」
りょう「感心?」
俺「うん。この生活、かなり苦しいはずなのに毎日毎日がんばってた。ご飯も毎日一緒に作って、普通の夫婦や同棲しているカップルでもやらないと思うんだ。」
りょう「ん〜。」
俺「まあ、俺達は借金を返すって縛りがあったからそうなのかもしれないけど、それでもりょうはがんばってたし、弱音も吐いたことはあったけど、最後までやりとげたよ。」
りょう「うん・・・。」
俺「そんなりょうを見て、早くこの生活から抜け出させてあげたいって思った。ずっと俺といたら、ずっと苦しいままになるって。俺と一緒にいちゃ本当はダメなんだろうなって思った。」
りょうの目に涙が見えた。
俺「でもね」
りょうは首を横に振る。
俺「それにりょうの好奇心旺盛なところを何度も見て、りょうにはホント驚かされた。車検のこととか。生き生きしてみえるりょうに・・・うーんと」
りょうがこっちを見た。
俺「・・・俺、なにいってんだかな(笑)」
俺「だからこそ、りょうにはもう一度独り暮らしをして、さらにりょうの生き生きしてる、友達と楽しそうにしてる、そんなりょうを知りたいんだ」
りょう「そっか・・・・」
俺「りょうのこれから、この束縛のない生活を見てみたいのに・・・このタイミングでほんとうは駄目なのかもしれないとも思う。でも・・・」
俺「りょう・・・。俺、りょうのことが好きだ」
・・・
・・・
りょう「うぇぇ〜ん!」
思いを伝えた。
俺「これから何にも縛られず、ニコニコして暮らすりょうを見ていきたい。」
りょう「ありがとう!ありがとう!うわぁぁん!」
俺「こちらこそありがとうだよ。っていうか、いつもりょうから言わせてゴメンなっ」
りょう「ううん…真剣に見てくれてありがとう。わたし、俺君に嫌われたくなかった!俺君にずっと見ててもらいたい!大好きだもん!」
俺「ありがとう!俺も大好きだ」
りょう「俺君がわたしの独り暮らしを見たいと言うなら、わたし、これからもがんばる!だから独り暮らしになっても一緒にいてね!」
俺「もちろんだって!りょうは俺にとって大切な人だから」
俺文章力ないから、詳しく書けないな…
このあとどう落ち着いたのか分からない。また約束の話に戻ったんだが、経緯を全く覚えてない…
そしてご想像のとおり、約束から「セイ的行為禁止」の項目はなくなった・・・
続きはまた明日にします。
色々話し合った結果。
最終的な約束は、
りょうの約束
毎月7万円を生活費にあて、それ以外は貯金と普段の小遣い。俺に変な使い方していないか監視してもらう。
8月末までに貯金し、9月には引っ越しを行えるように準備すること。
俺の約束
りょうから貰った7万円はなるべく節約。余れば返す。
2人の約束
喧嘩したら解決するまで話し合う事。
家族は呼ばない。友達はなるべく外で会うように。
前からの約束にもあったが家族は呼ばないってのは、この生活が説明できるか?理解してもらえるか?考えた結果だったのでそのまま残した。
普通、どちらの両親も理解出来ないだろうから。
初めてりょうに食事をおごって貰った。
ご飯のあと、りょうが物足りなさそうにしていた。
俺「りょう、どこか行きたい?」
りょう「うん、少しブラブラしたいけど、何もないからね…」
俺「んじゃほんの少しだけお勧めの所まで行ってみる?ここから30分ぐらいなんだけど」
そして車を山奥に走らせた。
そこには展望台があって、ちょっとした夜景と、星空かが見られる。
夜景は田舎だからそんなでもないが、星空はかなり綺麗なところ。周りに電気のつくような施設がないから。
りょうと車の外に出て星空を眺めた。
俺とりょうは冬のすんだ空気もあって、あまりの星空の綺麗さに感動していた。
やることやりました。
コン*ームはもちろんクリスマスにもらってくれなかったアレ。
これから帰宅します。