Aは地元に帰り再就職。そこで出会った人と結婚することになったとのことで、同僚3人と飛行機と電車を乗り継ぎ結婚式に行った。
受付を済ませ、挙式待ちをしていると同僚の1人が「席次表もらった?」と聞いてきた。
そういえば、みんな席次表もらっていない。受付の方に、その旨を伝えると気まずそうに「席次表はないんです…あれが席次表です。」と待合スペースの端っこに掲示してあったA3の紙を指差した。
能天気な私たちは、ここの地域はこういう文化なんだね。と何も疑ずにその紙を見た。が、覚えられないので写メして記録。
そろそろ挙式の時間だね。とチャペルに向かおうとしたら、式場の人に「御友人の方の挙式の参列はお断りしています」と言われる。
え?!と思いつつ、やっぱり能天気な私たちはここの地域はこういう文化なんだねー。と素直に受け入れた。
披露宴会場に入り、新郎新婦の入場をwktkしながら待っていた私たち。
ドーーーンと入場してきた新郎、そして新婦…の腕の中には乳児。首が座ってるか微妙なレベルの乳児。
私たち全員ポカーン。え?子供産んでたの?
てゆーか、よく見るとA家族親族が1人も出席してないじゃん!
写メした席次表を確認しても新婦家族親族の席がない。
Aおめでとうって気持ちより、あの赤子はどしたの?家族は?あの仲良かったご両親とお姉ちゃんは?と疑問だらけ。
しかも新郎家族親族からは有り余るDQN臭が…。
場末のキャバ嬢と田舎のドンキにいそうなヤンキーみたいなのばかり。
食事も貧相だし、ドリンクはセルフだし…。
同じテーブルについた、Aの中高の同級生たちも渋い顔してる。
そして、宴も終盤。
なんと!なんと!花嫁の手紙!
誰に読むんだよ…と心の中で突っ込む私たち。
司会の「ここにはいませんが、Aさんの大切な人たちに向けてのお手紙です。」ってなんだよそれ。
「いまは許してもらえないけど、夫と子供と頑張りますので、いつかまた昔のように仲良くしていきたい」と涙ながらに読むA。
うんうん、と頷く新郎。
なんか色々察した私たち。
続きます
披露宴が終わり、異常に疲れた私たち。
どっかで茶でも…と見知らぬ土地をさまよっていたら披露宴で同じテーブルになった中高の同級生たちと遭遇。
一緒に喫茶店に入ることになった。
同級生グループから、「新郎は中卒バツイチ子持ち」「親は某新興宗教の熱心な信者」「ふたりが付き合い始めたとき、新郎は結婚していた」「A親は当然ふたりの交際を大反対」「そんななかA妊娠。そして新郎離婚。」
想像以上の状況に私たちドン引き。
結婚式はA親へのアピールのために行ったとのこと。A家族も招待したけど、当然欠席。
ちなみに離婚の慰謝料、結婚式の費用はAが全額支払ったとか。
良家のお嬢さんで、顔も頭も性格も良く仕事も出来たA。
東京にいた頃は、某大手商社のイケメソと付き合ってキラキラしてたのに。
ご実家の事業を継ぐために地元に帰り関連企業で修行しているはずだったのに、どーしてこんな風になったのか。
あんなDQNブサバツイチ。
そんな不幸結婚式エピソードです。
ちなみに、帰りの飛行機内で、そういえば車代やホテル代を一切もらえなかったことに気づいたときが私たちの修羅場。
10万くらいぶっ飛んだ…
終わりです
披露宴の席次表です。
普段は受付のときにいただくので、あれ?って思いました。
追記
披露宴中、授乳のため新婦一時退席というのがありました。
赤子同席の披露宴だと普通なの?
揚げ足の方じゃネーよ
でも信仰宗教って知ってたら行くのためらうわ
嫁の友人・元同僚ポジションでもガツガツ勧誘するかもしれないし
> ご実家の事業を継ぐために地元に帰り関連企業で修行しているはずだったのに、どーしてこんな風になったのか。
そのまま東京にいればよかったんだろうね。
親の言う事聞いて田舎にかえってきたばっかりに…
田舎を捨ててハイスペック相手と結婚して親に勘当されるか
田舎に帰りDQNと結婚して親に勘当されるかの違いか
ハイスペック旦那がそのうち家を継いでくれることだってよく聞く話なのにな
後日、結婚式のことを上司に話したら「Aが退職するときに、もう少し東京で勉強したら?と引き留めた。こんなことになるんだったら、もっと強く引き留めるべきだった」と後悔している様子でした。
ちなみにハイスペック旦那がA家業を継ぐことは、ほぼ不可能だと思われます。大学卒業資格&国家資格が必要な職種なので。
A姉は生まれつき歩行出来ない病気のため家業を継ぐことは出来ないので、跡継ぎのいないA実家。悲惨…。
何の希望もない生活の中で突然訪れた王子様との出会い!これは運命なの!
両親もいつかわかってくれるよね、私がんばるから!
…なんて思っていたとしたら気の毒に
A子は親のせいでおかしなことになったとしか
家業を継げないA姉の身代わりに生まれた子っぽいし