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:名も無き被検体774号+ 2012/01/15(日) 07:50:19.68 ID:JcQzMMZC0桜のイラストが淡く描かれた便箋だ。
俺の高校の卒業式は大学の前期試験の結果発表の3日後だった。
2次試験は、学部を変えたとはいえ同じ大学なので傾向は過去問の勉強が使えた。
俺の結果は合格だった。
その日、タカからメールがきた
「俺は落ちた。でもミレイは受かったぞ!」
タカの優しさに涙が出た
しかし、普通の高校生が恋文なんて書いたことがあるはずない。
俺はVIP+にスレを立てた
「ラブレターの書き方教えてください」
と。
しかし、優しい人が数人いた。
俺のラブレターについて、構成や気持ちの言葉への仕方など、たくさんのアドバイスをくれた。
中にはラブレターで交際をはじめ、今は家庭もちの人もいた。
2日かけて、校正やアドバイスをもらい、俺はついにラブレターを書き上げた
無事予行も終わり、その日の学校は終了。
俺はトイレに行ったすきにミレイの靴箱にラブレターを入れた。
中に、明日、○○時(卒業式の前)に屋上前に来てください、と書いた。
(屋上は鍵がかかっており、その前の踊り場しか使えない。そこは人気が無く告白スポットだった)
家に帰っても、心臓がバクバクしていた。
その日は、ちゃんと読んでくれただろうか・・・、答えはどうなのだろうか・・・と思い、寝られなかった
そして卒業式当日。俺は心臓が破裂しそうになりながら登校した。
約束の時間が刻々と迫ってくる。
階段を上る一般生徒の足音でさえいちいちドキドキした
約束の5分前、まだこない。
3分前、まだこない。
1分前、まだこない。
5、4、3、2、1、・・・0
彼女は来なかった。
トシいつの間にwwwww
トシの彼女のおかげで、生徒会の腐女子3人は俺の理解者になってくれたんだw
話の腰折ってすまんかった
トシは浪人したから許してやってくれw
10分過ぎた。
15分過ぎ、予鈴が鳴った。高校生活最後のHRまであと5分。
そして、本鈴が鳴った・・・。
俺は教室に戻った。
そこには、楽しそうにユリエと話をするミレイの姿があった。
俺は目を合わせないように、タカトシとの談笑に混じった
担任は泣きながら最後の講和をしてくれた。
2年生で担任が変わったので、1年次の担任も来て話をしてくれた。泣いていた。
タカからの言葉もあった。アイツも泣いていた。
俺も泣いていた。すべてを失い、泣いていた。
終わり???
早く帰りたかった。タカトシと早く打ち上げのカラオケに行きたかった。
今思えば、タカもトシも前期落ちてたのに、あんなに楽しく話してくれたのは俺を気遣ってだったのかもしれないな・・・
卒業式が終わり、解散になった。1年の委員長だったAは同じクラスのKに告白し、成功していた。
校門を通り、さあいざカラオケに!というところで、タカに肩を叩かれた。
俺「ん?どうした?」
タカ「ミレイが呼んでるぞ」
振り返ると、ミレイが下を向いて少しはなれたところに立っていた
過度の期待はしないでくださいね。
もう少し続きます。
俺「・・・」
正直待ち合わせに来なかった時点で俺は期待していなかった。実際もう無視してカラオケに行きたかった。
俺「・・・・・・」
タカ「おい俺。最後なんだろ。ケジメつけろって!な!」
トシ「先に行って歌っとくからな!w」
そういって二人は俺の背中を叩き、押した。
ミレイにつれられて行ったのは多目的室。
俺「今更・・・なんなんだよ・・・」
ミレイ「どうしても言わなきゃいけないことがあるの・・・俺くんには絶対に私から伝えなきゃいけないの・・・」
沈黙。
ミレイ「私ね・・・手紙貰った時すごくうれしかったの・・・何かいてあるんだろうって・・・」
ミレイ「でもね、その時隣にユリエちゃんがいたの・・・」
タカ「えっ」
タカトシは2人で先にカラオケに行ったぞw
ミレイとユリエは同じ大学、同じ学部、同じ学科。
ミレイは教えたくなかったけど、ユリエがミレイの親に聞いたらしい。
幼馴染だけあって、すぐしゃべったらしい。
学力も同じくらいで、担任からのOKも出ていた。
結果は2人とも合格だった。
タカがそのことを俺に教えなかったのはヤツの優しさだろう・・・
ミレイ「ごめんね・・・私、俺くんとは付き合えない・・・」
俺「そうか・・・」
ミレイ「私の秘密も俺くんには言うね。私・・・片方の耳が殆ど聞こえないの・・・」
いきなりの暴露だった。
ミレイ「幼稚園の頃にね・・・日本脳炎にかかって、右の耳がダメになっちゃったの。今はまだ聞こえるけど、当時は殆ど聞こえなくて・・・」
ミレイ「それでコミュニケーションがとれずに、引きこもりみたいになりそうだったの・・・」
ミレイ「そんな時にユリエちゃんが私を誘って輪の中につれてってくれたの・・・」
確かに、ミレイは相槌を打つ際にフフッと笑うことが多かった。今思えば、耳が悪くて聞き取れない時はそうしていたのだろう。
ミレイ「私の行く学科、人数少ないからユリエちゃんに秘密言われちゃうと・・・多分友達できなくなっちゃうの・・・」
確かに、女子はおしゃべり好きだ。俺のケースは特異で、ユリエなしでは彼女には友達は多分できないだろう。
俺「でも一つだけ言いたいことがある・・・」
ミレイ「・・・何?」
俺「せめて待ち合わせ場所でそれを伝えて欲しかったよ・・・」
ミレイ「ごめんなさい・・・」
俺「じゃあな・・・3年間ありがとう・・・」
立ち去ろうとすると、
ミレイ「待って!!」
振り向くと、抱きつかれ、キスをされた
ミレイ「これくらいなら・・・許してくれるよね・・・いいよね・・・神様・・・」
ミレイ「バイバイ・・・俺くん・・・」
彼女はそういうと走り去っていった。
終わり
おかげで胸がスッキリしました。
質問等ありましたらどうぞ~
あ、ちなみにミレイはキリスト教徒です。
そんな大げさなw
来るのだろうか?
後悔するくらいの気持ちがあるならミレイを説得したいところではあるが、
聞く耳持たないのかね。
ミレイとの関係についてですが、学校での立場上連絡先を交換することもできず、絶縁状態です。
もうすぐ一年がたちます。
現状俺はもうあきらめてます。彼女がユリエから自立できた時、機会があればお付き合いでもしたいと考えてます。
タカトシの進路について書いてなかったですね。
タカは前期落ちたけど、後期で受かった大学に通ってます。
トシは前期落ちて、後期受かったけど、夢をあきらめず浪人してます。
おまけ
俺:地方駅弁大
タカ:教師になるべく教育大学へ
トシ:旧帝目指して浪人中
ミレイ、ユリエ:旧帝
です
理不尽すぎる
そもそもユリエの彼氏がコスプレでやらかしただけなのに、 br /> なんで>>1が女子に総スカンくらったりするんだよー
ユリエは、自分の彼氏がオタ仲間にコスプレの話をしてたとか考えて、
生徒会のオタ全員に恨みもったのかな
なんにせよ、ミレイの秘密ばらすって脅しとか、
擁護できる余地ないわー
大学出て会社までミレイとユリエが同じって事はなさそうだし、
そこまで>>1とミレイの関係を細々とでも続けていってもらいたいなあ
どうでしょうね。
ユリエもあんなのになってしまいましたが、その前は色々気を利かせてくれたり、一番に俺の気持ちに気付いて支えてくれた人でもあるんですよ。
だからただユリエを憎むってのも自分的には落ち合いがつかないんです。
同 窓 会 ど う し よ う
ですねww
まぁ行かずにタカトシと2次会でもいいんですけどねー
まあ行かないでもいいし、何度もあるもんだから、
とりあえず最初の一回行って、雰囲気悪かったら次回から不参加とか
タカトシは大事にしてやれよw
人の気持ちって
コロコロ変わっちゃうんだよな~
1には幸せに
なってほしいな~
そうですね、人の心は移ろい行くもの。
昔からそういわれています。
俺は一年で区切りつけようと思っているので、2ヶ月早いですが、スレ投稿させていただきました。
タカとはヤツが地元に帰ってきた時に時々食事したり、遊んだりします。
トシとか、腐女子のかたがたとは時々スカイプつないで天和やってますwww
そして決断はキッパリと。
もし俺が一年の文化祭で告白して、ミレイと付き合ってたらユリエの反応も変わっていたかもしれませんからね。
腐女子の人たちは本当にいい人たちですよwww
彼女達も学校社会では迫害される側ですからねー
まぁ時々俺×トシとかタカ×俺とか聞こえてくるのは残念ですがwww
コスプレがんばるわ
どういうことですか?w
もしかして女性だったりします?
あたしがミレイよ!
うそですおっさんです
なんという釣りww
大学で、すばらしい出会いを求めて!w
午後からタカと食事する予定ですので、もう寝ますねーw
おやすみなさい(`・ω・´)ノシバーイ
一人暮らしとか車があったら色々と捗る
女友達の多い男友達とつるむと、さらに捗る
じゃあ、おつかれさま。