ありがとう
見てくれる人いてくれるなら書きます
俺 当時高3 フツメン 175cm 55kg
相手 同じく高3、同じクラス 165cmくらい 顔は桐谷美玲似
俺の通っていた高校は服装に結構厳しくて、入学式の前に新入生の制服のサイズや着こなしチェックがあり、
そのために入学前に登校日があったんだ
30分ほどの待ち時間が出来た
当然ほぼ全員初対面なので、友達作りがそこらで始まった
とりあえず俺は近くの2人に声をかけ、仲良くなった(以下タカ、トシ)
タカは試験の日の面接で見たことがあった
トシは初対面
こうして一応2人の男友達をGET
俺は女友達も欲しいなーと思って女子を見渡した
だいたい合ってます
タカ 170cmくらい、やや太り気味 後の委員長
トシ 160cm無い、チビ やや太り気味 後の生徒会長
役職でお分かりだと思うが、2人ともかなり賢かった
女子は10か11人だったが、3つくらいのグループに分かれてた
板野友美似の女子を中心とするグループ
ミレイともう1人
その他
見たいな感じだ
見回すと他の男子が早速女子に声をかけていた
しかし、女子は女同士のけん制のやり合い?みたいなのに忙しくて男子は軽くあしらわれてた
それを見たチキンな俺は無理だな、と思ってその日は帰った
ちなみにミレイといた女子はミレイの幼馴染で顔は今井悠理枝似
男子は2グループが出来て、タカトシを中心とするグループとAを中心とするグループ
タカトシのグループはヲタク系が集り、Aの方はリア充が集まった
俺はその中間でどちらにも友達がいた
ちなみに俺は中学時代はヲタクで、休み時間はラノベを読んでた
最初はリア充グループにいる時間が長かったのだが、もともとヲタな俺は段々とタカトシグループに引き寄せられていった
このときミレイとその幼馴染(以下ユリエ)とは普通のクラスメイト的な関係だった
ここまでで何か質問とかある?
部活とか学力については
俺 帰宅部 学力はクラスでまんなかくらい
ミレイ 吹奏楽部 学力はタカトシレベル
俺とミレイの関係が少し変わったのは1年の体育祭
まぁ俗に言う運動会だ
運動会のシメに全校生徒でフォークダンスを踊るんだが、このとき偶々俺とミレイが最初のペアになった
ミレイは運動が苦手でフォークダンスもヘタクソだった
なのでペアの俺が教えることに
あ、俺は帰宅部だったけど幼稚園から武道習ってたからか運動神経はよかったです
ダンスを教えながらや、休憩時間にミレイと話をするようになった
このときに生まれて初めて女友達と呼べる存在が出来た
体育祭が終わっても時々ミレイと2人で話をするようにもなった
それを察知したのかミレイは時々
「なんでそんなに緊張してんのww」
みたいな感じで笑ってた
ある日、ミレイと話をしていると、ユリエが近づいてきた
ミレイ「あ、俺くん。紹介するねこの子ユリエちゃん」
俺「クラスメイトだから名前くらい知ってるよw」
ミレイ「ユリエちゃんは私の幼馴染なんだーw」
俺「そうなんだ。ユリエ、よろしく」
ユリエ「よろしくね!」
女友達がなぜか2人に増えた
ちなみにミレイは結構物静かなタイプで、ユリエは活発なタイプ。ちなみに吹奏楽部。
ちょっと減速するけどゴメンネ
ありがとう。見ている人がいてくれるとどうしても焦っちゃうんだ
しっかり文章にしていくよ
会話するメンツは
俺+ミレイ・・・A
A+ユリエ・・・B
B+タカ・・・C
みたいな感じだった
Cの時は音楽トーク
Bの時はテレビとか学校行事の話
2人のときはお互いの趣味の読書の話をしていた
俺はヲタだったが濫読家だったのでいろんなジャンルを本を読んでいた
ミレイは非ヲタなので、近代小説や推理小説の話が主で、
好きな作家は伊坂だ東野だなんて話をしてた
タカは学校に無断でバイトして70万くらいのマイ楽器を買うくらいの男だった
なんか怖い
話していて分かったことが
・ミレイは物静かで友達が少ない
・だからいつもユリエの友達から友達を作ってた
・男友達は今までいなかった
・俺と俺についてきたタカが始めての男友達
ということ。
ユリエに「俺くんミレイに気があるんじゃないの~?w」とかも言われた
その時は「そんなことね~よwナンパかよww」
みたいな感じで軽く流したが、その一言を言われたことで徐々にミレイのことを異性として意識し始めた
3人ともケータイは当時持ってなかったので、メアド交換とかは出来なかった
そういえばこのスレ何人くらい見てくれてるんだろう(´・ω・`)
またひとつき程経ち、文化祭のシーズンになった
出し物はオバケ屋敷で、俺は案内係、ミレイは受付だった
案内係ってのは、オバケ屋敷に入る人に諸注意をして道具(懐中電灯)を渡す役だ。
また、回って返って来た人に声をかけ安心させ、最後の最後ににトシがその人を全速力で追いかけるという役でもあった。
オバケ屋敷といっても所詮高校生の出し物。
波が去ってひと段落すれば暇になった
俺はその時に勇気を振り絞って言った。
「ミレイ・・・。よかったら今日最後、踊らない?」
俺の高校は祭りの最後はダンスで締める風習らしく、
文化祭の最後にも生徒会主催のフォークダンスがあった
それにミレイを誘ったのだ
ミレイは
「でも俺くんは体育祭知ってると思うけど、ヘタだよ?それでもいいの?」
俺はそれでもいい、と言った。
ミレイは少し赤くなって「分かった」と言った。
だから参加するのはほとんどカップルで、人数稼ぎに生徒会+先生が加わるみたいな感じだ
俺の高校のフォークダンスはオリジナルで、連続回転や特殊なステップがあって結構難しい
少しでもミレイを楽しく踊らせてあげようと、俺は一生懸命彼女をリードした
踊っていて俺はふと気がついた
ミレイが体育祭の時よりもダンスが上手になっていたのだ
ダンスが終わり、ベンチで休憩している時にそのことを聞くと、
「実は、どうせ来年も踊るんだからって、ユリエちゃんと練習したの・・・」
ユリエGJ!!と心の中でガッツポーズをした
今思えば、俺の気持ちにユリエは気がついていたのかもしれない
会話の最後に告白しようと思ったが、タイミング悪く吹奏楽部の先輩が来て
閉会式のミーティングがあると言ってミレイを連れて行った
閉会式の最後に吹奏楽部の演奏会があって、結構ノリノリな感じで行われる
それで盛り上がりが最骨頂になって、終わり!みたいな感じなんだ
あ、さっきフォークダンスがシメって言ったけど、それは出し物のシメってことなんだ
ややこしくてスマソ
ミーティングに向かうタカに聞いたが、吹奏楽部は閉会式の後打ち上げがあって遅くなるらしい
俺は仕方なく文化祭が終わって閑散とした学校を去った
おお見てくれる人いた!
そうだね、ageるか
なんとなくタイミングを逃したタキンな俺は、改めてミレイに告白する勇気も無く、そのまま2年生になった
2年生になり、委員長がタカに変わった。副委員長にはタカが俺を指名した
タカが委員長するなら、と俺も快諾した
また、生徒会選挙が行われトシが生徒会長になった
トシに誘われ、俺も生徒会の役員になった
ちなみに当時の状況を説明しとくと
俺:ほぼヲタグループの一員
タカ:俺がヲタと知っているが女子の前では隠してくれていた。彼女はマイ楽器(名前とかつけてた)。
トシ:生徒会長。東方ヲタ。生徒会はヲタの巣窟だった
ミレイ:俺がオヲタとは知らない。
ユリエ:同上。2年になってから他のクラスの男子と付き合っている
こんな感じだ
帰宅部だからとはいえ、予備校にも通っていた俺は毎日ヘトヘト
それでもチャンスを待つためにミレイやユリエとはできる限り話をする時間を作った
そして夏休みが来た
俺は毎日予備校に通っていたが、予備校は高校の目と鼻の先にあるので、休み時間には学校に行ってミレイたちと話をした
ユリエが時々それとなく気を利かせて2人きりにしてくれるんだが、チキンな俺は結局ミレイに告白できなかった
そして夏休みが終わった
朝ごはん食べてきます
ミルクティー飲むために湯沸かしてたら時間かかっちゃったorz
ここである事件が起こる
ユリエが彼氏と別れたのだ
ユリエが言うには、彼氏が実は重度のヲタで、行為するときにコスプレを強制させられたらしい
ちなみにユリエは経験済み、ミレイは未体験
自分をキャラに当てはめられてるだけに思えて嫌になったらしい
そしてこの事件はユリエのココロにトラウマと思い込みを植えつけた
ヲタはみんな人間として最低だ、と
しかしマズい事になったな
なんかユリエも最初はノリノリだったんだが、彼氏が思わずそのキャラの名前を夢中で呟いちゃったらしい・・・w
それで喧嘩になったみたい
そうだねww乙女心は難しいよね(゛・ω・`)
俺がヲタだとばれたら、絶交されるかもしれない
そうしたらミレイとも・・・
ビクビクしながら生活した
後で知ったがユリエの彼氏は生徒会副会長だった
前にも書いたが、生徒会はヲタの巣窟
時々副会長が「彼女にコスプレしてもらってるんだw」と言っていたのはユリエのことだった
幸い、生徒会メンバー以外に生徒会がヲタの巣窟であることを知るものはいなかった
俺は休み時間はミレイと話し、放課後は生徒会室で仕事をしながらヲタトークというのが日常だった
半月ほど経ってユリエも落ち着き、なんとか元の関係にもどりつつあった
そのころ、2年目の文化祭をするに当たって、開校100か110周年を記念して学校誌を出すことになった
役員の俺は会長と共に編集者に選ばれ、毎日部活生や先生が書いたエッセイを受け取り、PCに打ち込んでいっていた
俺チキン乙
体育祭終わって1ヶ月くらいしてユリエと副会長は分かれました
ここから多分流れ早いです
とある日、俺はいつものようにエッセイをPCに打ち込みながら会長とヲタトークをしていた
話が盛り上がり、結構な大きさの声で話してたと思う
水泳部のエッセイを打ち込み終わって、次はどこだと作成要領を見ようとした瞬間
バァァァァァン!!!!
ドアがすさまじい音を立てて開かれた
「最っっっっっ低っ!!!!!!」
そこに立っていたのは、号泣したユリエだった
俺はいきなりのことに呆然としていた
ユリエは手に持っていた原稿用紙を机に叩きつけ、走り去っていった
そう、水泳部の次のエッセイは『吹奏楽部』だった
そしてユリエは吹奏楽部の部長だった
でも一度始めたら最後までがんばります!
がんばれ
俺は焦った。尋常じゃないくらい焦った。
しかしどうすることもできなかった
後でタカに聞いたんだが、
ユリエは号泣したまま部室へダッシュ
何事かと部員に聞かれ、俺がヲタであることを暴露
当時部長のユリエの影響で吹奏楽部全体が反ヲタみたいな雰囲気だったらしい
当然部室には練習中のミレイもいた
これも後でタカに聞いたんだが、ミレイは
「ヲタクの人が皆最低なわけじゃないよ。ユリエも俺くんがいい人なのは知ってるでしょ?」
とその時はかばってくれてたらしい
ユリエがあることないことを吹き込んだらしい
なんとなく無視されているような感じだった
それでも俺は一縷の望みを持ってミレイに話しかけた
俺「おっす。おはよう」
ミレイ「・・・おはよう。ゴメン・・・」
そういってミレイはこっそり俺に紙切れを渡した
そこには「放課後に多目的室で待ってる」とだけ書いてあった
当時ミレイは放課後の自主練習で多目的室を使っていた
クラスにはミレイとユリエのほかにも吹奏楽部の女子がいるから、多分2人きりで話したかったんだと思う
コチラに気付いたようで、少し悲しそうな目をしていた
俺「なんの話?・・・まぁ大体想像はつくけどね・・・」
ミレイ「うん・・・」
沈黙。
ミレイ「私はね、大丈夫なんだけど・・・みんながね、俺くんとはもうかかわるなって・・・」
ミレイは泣いていた。
俺はミレイの手を握って、
「そか・・・でも俺はミレイに信じて欲しい・・・みんなにもヲタクがみんな酷いヤツじゃないんだってわかって欲しい・・・」
ミレイ「2人で一緒にがんばれば、ユリエもわかってくれるかな・・・?」
俺「きっとわかってくれるよ」
その日はミレイを慰めて、予備校をサボって家に帰った。
熱がある。関節が痛い。喉が痛い。
熱を測ってみると、39℃あった。
病院にいき、検査をしたところインフルエンザだった
俺は学校から1週間の出席停止をくらった
ヤツは最悪のタイミングでやってきますから。
ミレイはどうなってるんだろうか・・・大丈夫なんだろうか・・・
一週間後、無事俺は登校した
まわりの態度はさらにあからさまになっていた
彼女は涙目になって下を向いた
どうなっているんだ
俺は何も分からずただ呆然と一日を過ごした
タカ「おい、俺ー」
俺「・・・なんだタカ?」
タカ「委員長として・・・いや、友達として俺にはこの一週間何があったかお前に言う義務があると思ってな・・・」
タカは部活をサボって俺を近くの喫茶店に連れて行った
タカ「最初に言っておく。今回のことでミレイを責めるんじゃないぞ」
俺「・・・。なにがあったんだよ・・・」
タカ「いいか、俺。ミレイはな、この一週間ずっと1人でお前をかばおうとし続けたんだ」
驚愕した。彼女はたったひとりで動いてくれていたのだ。
タカ「でもな、相手はあのユリエだ・・・。話は悪いほうへとどんどん進んでいったんだよ」
吹奏楽部は俺の高校で一番規模の大きい部活だった。全校生徒の約2割が吹奏楽部なのだ
そしてユリエはその部長・・・。
反ヲタの主張は次第に俺個人に対する批判に変わっていった
俺がインフルエンザで休んだのも、逃げた、と捉えられたらしい
タカ「流石にミレイも全校の女子相手にするのは無理だったんだ・・・」
タカ「知り合いの男子にはちゃんと話をしてある。男子はお前を嫌ってはいないんだ」
俺は泣きそうになった。いや、おそらく泣いていたんだろう
ありがとう、とだけタカに伝えて俺は家路に着いた
昨日タカが部活をサボって俺と話しをしていたのがバレていたらしい
ユリエがそれを気に入らず、女子達にけしかけたようだ
ミレイもこの日から目さえあわせてくれなくなった
女子で数少ない俺の理解者は、生徒会役員の腐女子3人だけになった
・タカが女子に告白されるも、「俺の嫁はコイツ(楽器)だから」と低調にバッサリお断り
・トシと街に遊びに行った時、俺がトイレに行っている間にトシが小学生と間違われ警官に補導されそうになった
・気付いたら俺×トシのBL小説が腐女子3人の間で完成していた。俺は攻めだった
面白いのにな~この語り
がんばって書き上げますね!
気がつけばもう3年生の終わり。
受験ということもあり、ケータイを親からかって貰った。
2次試験を間近に控えた3月のある日。
俺はセンターに失敗し自己ワーストを記録。泣く泣く志望学部を代えることになった。
ひと段落が着き、ぼーとしているとメールがきた。タカからだった
「16時に喫茶店に来い」
というものだった
喫茶店につくと、タカがいた。
タカ「おう。久しぶり。勉強どうよ」←2月から自由登校で1ヶ月会ってなかった
俺「志望学部変えちまったよ・・・」
みたいな話を1時間くらいした
タカ「ところで、だ」
俺「ん?」
タカ「お前、再来週卒業式だぞ。このままでいいのか?」
俺「どういうことだよ・・・」
タカ「ミレイに気持ちを伝えないのかってことだよ」
俺「もう無理だろ・・・」
タカ「でも好きなんだろ?これで最後なんだぜ・・・?」
タカにも俺の気持ちはバレていた。まぁあれだけ知ってれば当然か・・・
タカ「まぁ考えとけよ・・・本当に、最後なんだからな」
俺「ああ・・・考えとくよ」
そういって俺はタカと別れ家に帰った。
一生の友人になるかもな
楽しみにしてる
俺はチャリを全速力でこいで泣きながら家に帰った・
母親に「受験勉強のし過ぎでついに頭もおかしくなったの!?」って言われた
自分の部屋に入り、ベッドに転がって考えた
どうすればミレイに気持ちを伝えられるのか、と。
そして思いついたのがラブレターだった。